三日坊主な30代女子。夢中になれる趣味が見つからず、だらだらと休日を過ごす日々…。そんな私がついに出合った“運命の趣味”は、乗馬でした!
乗馬や競馬など馬全般が大好きで、馬を描いたイラストやコミックエッセイをSNSで発信している小村ことみ(@komurakot)さん。ウォーカープラスでは「ゆるっと乗馬生活のススメ~馬の背中はあたたかい~」と題し、三日坊主で無趣味だったという小村さんが乗馬にドハマりしていく様子を描いた実録漫画を、乗馬初心者に役立つ知識が満載のコラムとともに連載形式でお届けする。
「趣味が欲しい」「運動不足が気になる」「動物が大好き!」そんなあなたも、“ゆるっと乗馬”を始めてみませんか?
今回は、乗馬に興味を持ったきっかけについて。
――なかなか趣味が長続きしなかったという小村さんですが、これまでどのようなものに取り組んだことがありますか?
ランニング、テニス、キックボクシング、ボルダリング、筋トレ、カメラ、羊毛フェルト、ギター…などいろいろです!友人の趣味などにも影響されやすく、興味を持ったものはなんでも手を出していました。漫画を読んだりゲームをしたり、アイドルを応援したり…ということも好きですが、楽しさを受け取るだけではなく「自分にはこれができるぞ!」という趣味がほしいとずっと思っていました。
教室などに通う習い事系の趣味は、初回は楽しめても「これから毎週通うのか…」と義務感のようなもので気が重くなってやめてしまうことが多かったです。かといって、ひとりでコツコツ打ち込む系はモチベーションが続かずにいました。どうしようもなさすぎる…(笑)。
――乗馬を始める前は、乗馬に対してどのようなイメージを持っていましたか?
お金持ちの趣味で、自分とは無縁のものというイメージでした。おもしろそうだとは思っていましたが、自分が乗るとしたら観光牧場などで一回きりの乗馬体験だろうなと思っていました。
――作中では馬に関わる競技として「馬術」も紹介されていましたが、「乗馬」と「馬術」の違いについて教えてください。
「乗馬」は、馬に乗ること全般を指しています。乗馬クラブでのレッスンだけではなく、森や山で馬に乗る外乗(がいじょう)なども含みます。私のイメージとしては、人も馬も気軽に楽しめるもの。
「馬術」は、乗り手の指示を馬に伝え、正確な動きをしてもらう技術を指します。その技術の高さを競うのが「馬術競技」です。こちらは、楽しみつつもコツコツ努力を重ねていく必要があります。
また、必ずしも乗馬を始めたら馬術競技をやらなければいけない、というわけではありません。「馬にゆったり揺られて歩きたい」「いつか将軍のように浜辺を走りたい」「オリンピックで観たような障害飛越に挑戦したい」…など目的や目標は人それぞれなので、自分が一番楽しめる乗り方、馬との関わり方を探すのが大切です!
――この連載を通して読者の皆様へ伝えたいことや、意気込みをお願いします!
私自身、乗馬という趣味はハードルが高いイメージでしたし、ましてや続けることなんて…と思っていました。ですが、気づけば毎週のように馬に会いに行き、こうして漫画を描くようになっていました。
「馬ってこんな行動するんだ!?」というような驚きや癒し、乗馬のおもしろさ、馬と触れ合う楽しさなど、たくさん伝えていきたいと思っています。そしてぜひ、乗馬に挑戦したいと思ってもらえたらうれしいです!どうぞよろしくお願いします。