猫は狩猟本能を持っていて、生まれながらのハンターである。もともと小動物を捕食して暮らしていたので動きがすばやく、運動神経が高い。室内飼育の猫にもその本能は備わっているため、動くおもちゃなどで遊ばせることは狩りの欲求を満たしてストレス解消につながるといわれている。
19匹の猫たちと暮らすもちこ(@mogutchecho)さんは、そんな猫のハンター力を垣間見る機会があった。それは、もちこさん宅に招かざる客(=虫)が侵入してきたときのこと。その場にいた猫たちは飛び回る侵入者を息をのんでじっと見つめていた。
そんな中、満を持して短足猫のグリちゃんが立ち上がった(文字通り本当に立ち上がった)!侵入者を追い詰めていくグリちゃんだったが、その動きがちょっと変わっていて…!?こういう動きをする猫はほかにもいるのだろうか?イメージする狩猟方法とは異なる姿だったが結果やいかに?もちこさんに話を聞いてみた。
――グリちゃんはどんな猫ですか?
ミヌエットの短足で、クリーム色の長毛の6歳の男の子です。お茶目な性格で、少しいじめっ子な面もあるかも!おやつを欲しがるときに後ろ足で立ってアピールしてくる姿がとてもかわいいです。
――後ろ足で立つのはかわいいですね。今回はグリちゃんのハンター力に焦点が当てられていましたが、19匹も猫がいれば、それぞれのハンター力に違いはありますか?
あるかもしれません。ミヌエット(短足・長毛)のアン(メス・6歳)やウイ(メス・3歳)は小さい虫を狩ろうとはせず、様子を見たり短い脚でそっと触ったりしています(笑)。ミヌエット(脚長・長毛)のロッシュ(オス・6歳)やグラ(オス・6歳)は網戸にとまったハエを上手に狩っていましたが、最近は、最年少で1歳のアルトスとノアルがみんなを押しのけて狩ってます。2匹ともミヌエットの脚長で体格がいい男の子なのでほかの子が追いかける間もなく狩ってしまいます。特にノアルは飛んでるハエをジャンプして捕まえたりします。
――19匹のなかで一番ハンティング上手は誰ですか?
一番上手なのはミックス猫のタリサだと思います。今は16歳くらいのおばあちゃん猫ですが、若いときは外猫だったので、たくさんハンティングしては家に持ち帰ってました(笑)。
今回紹介したエピソード以外にも、もちこさんのX(旧Twitter)やpixivには猫好きにはたまらないかわいいエピソードが満載。現在「アルファポリス」にて「猫まみれ主婦の日常」を連載中のもちこさんだが、実際に19匹の猫と暮らしている。漫画にもさまざまなタイプの猫のエピソードが登場するので、そこもお楽しみに!
取材協力:もちこ(@mogutchecho)