SNSを中心に野鳥にまつわる短編漫画を描いているpiro piro piccolo(@iirotorii)さん。スズメやメジロなど身近な野鳥をリアルに描き、野鳥の生態や習慣などを知ることができる。今回はX(旧Twitter)にて4.1万を超えるいいねを獲得した「住宅難のツバメたち」などツバメが登場する漫画を紹介するとともに、本作を描くようになったきっかけや裏話などについて、piro piro piccoloさんにインタビューした。
――piro piro piccoloさんが漫画を描くようになったきっかけを教えてください。
野鳥を見たときの感動的なシーンやおもしろいシーンを残したいと思い、描き始めたことがきっかけです。
――「住宅難のツバメたち」はどのようにして誕生しましたか?
「ここは流石に大丈夫では?」と思った道の駅でもツバメの巣作りを拒否されていたので、事実を伝えたいという点でも本作を描きました。
――ツバメの描写が素晴らしいですね。piro piro piccoloさん自身、日頃から野鳥の観察をされているのでしょうか?
はい、日頃から野鳥の観察はしています。バードウォッチングが趣味なので、よく観察しながら野鳥の絵を描いています。
――本作以外にツバメに関する余談があれば、お聞かせください。
ある日海岸で鳥を観察していたら、(おそらく南の方から)海を越えて渡ってきたツバメが現れたときは本当に感動しました!労いたい気持ちでいっぱいでした。
――piro piro piccoloさんは数多くの野鳥に関する短編漫画を描いていますが、その中でお気に入りの作品を教えてください。
雨をシャワーに水浴びするキジバトの漫画です。嫌いな雨の日でもこんなキジバトが見られるかもと思い、ポジティブに捉えられるようになりました。
――最後に、読者の方々にメッセージをお願いします。
人間の身近なところで観察できる生き物の中では「野鳥」は種類も多く、一生懸命な姿を観察しやすいと思います。 気づけるようになると、少しの外出でも景色が変わって見え楽しいので、是非野鳥を意識してみてください。私の漫画が少しでも参考になればうれしいです。
渡り鳥であるツバメは、春になると南の国から日本にやって来て繁殖をする。しかし、最近ではツバメの巣作りに最適な場所が見当たらず、スピーカーの上に巣を作ることもあるようだ。X(旧Twitter)では「まさに近所にありました」「監視カメラの上にも」などの共感コメントがいくつも寄せられ、発見者が写真や動画などを投稿している。野鳥について興味がある人は、piro piro piccoloさんの短編漫画をぜひ読んでみてほしい!
取材協力:piro piro piccolo(@iirotorii)