
X(旧:Twitter) などのSNSに漫画を公開している甘井さん( @amai_taiyaki )の作品「呪いのビデオと呪いが効かないおじいちゃんの話」が話題だ。一見ホラー漫画のような導入だが、おじいさんの優しさが“呪いのビデオ”から現れた女性だけでなく、多くの読者も温かな気持ちにさせる作品だ。本作が誕生したきっかけや裏話などについて、作者の甘井さんに話を伺った。
■「呪いが効かない理由も含め楽しく読んでいただけたら」(甘井さん)
本作を描いた経緯について、甘井さんは「映画が好きでホラー映画もよく観るのですが、幽霊は孤独なことが多いので、ふと『もし驚かれなかったらどうなるんだろうか?』と思ったのが始まりです」とのこと。
本作を描く際に意識したことを尋ねると、「幽霊を描くのが初めてだったので、髪や肌の表現をどのようにすると作品の雰囲気に合っているかを模索しました。幽霊もお年寄りもこれまでのその人の人生が現れた魅力的な外見をしていると思うので、それを表現できるようにこれからも精進していきたいです」と明かした。
ホラー漫画のような導入ながら非常にほっこりする作品となっているが、「そう仰っていただけてうれしいです。ホラーの描写はありますが、どちらかというと二人の交流を主軸に描いています。この漫画はこれからも続きを描いていきますので、呪いが効かない理由は後に明らかになります。おじいちゃんと幽霊が今後どのように過ごしていくのか、呪いが効かない理由も含め楽しく読んでいただけたらうれしいです!」と、今後の展開についても語ってくれた。
取材協力:甘井(@amai_taiyaki)