アパレル業界に約10年いた際の実体験をもとに漫画化しているゆき蔵(@yuki_zo_08)さん。今回は迷惑客についてのエピソードを紹介する。信じられないが、さまざまなお客様が日々来店し、こういうお客様も一定数いるようだ。
ある日ゆき蔵さんが店頭に立っていると、お客様から声をかけられた。どうやら先日、2個セットのマニキュアをご購入いただいたお客様のようだった。
お客様はゴソゴソとバッグからおもむろに、2個セット売りだったマニキュアの1本を取り出し、返品を希望した。「一色は気に入って使ってるんですけど、もう一色が気に入らないので返品してください」と言う。驚くゆき蔵さんだったが、お客様はいたって普通の顔色で、悪びれる様子もない。ゆき蔵さんはどのように対応したのか!?この件について話を聞いてみた。
――お客様が購入されたマニキュアはどんな商品だったのでしょう?
バラ売りではなく、2個を1セットにまとめて1つの商品として販売していたものでした。その分バラ売りよりもお安くしてますので、バラで2個買ったのとは意味が違います!
――2個とも返品ではなく、1個だけ返品したいと…?
はい。2個セットで返品ならまだ対応できますが、片方はすでに使用済みで気に入ってる…、もう1個が気に入らないから返品したいという、自由すぎるお客様でした。
――お客様は納得されましたか?
いえ。ご説明はしましたが、最後の帰り際に一言、「無駄になっちゃうのに…」とつぶやいて帰られました。“知るかーっ!”って感じです。すべてがフリーダムすぎます!
ゆき蔵さんのブログ「ゆき蔵さんぽ。」には、実話をベースに描いたエピソードが満載!華やかなアパレル業界の裏に渦巻く闇の部分を覗けるとあって人気だ。基本的に毎日20時30分、多いときは1日に2回(12時、20時30分)更新しているので、ぜひ読んでみて!
取材協力:ゆき蔵(@yuki_zo_08)