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うつ&適応障害発症、2度の休職…「自分を変えたい」ともがいた1年間を描いた漫画が心に刺さる【作者に聞く】

  • 2023年7月4日
  • Walkerplus

SNSでメンタルや生きづらさを題材としたイラストと言葉を発信しているなおにゃんさん(@naonyan_naonyan)は、かつてうつと適応障害から会社を休職。当初はそんな自身について「恥ずかしい、情けない」と感じていたが、今では「休職して良かった」と思っているそう。

コミックエッセイ「うつ逃げ~うつになったので全力で逃げてみた話~」は、そんななおにゃんさんの実体験をベースにした作品。病気から、会社から、果ては日本からも全力で逃げた1年間を赤裸々に描く。

なおにゃんさんに執筆への思いや当時の心境などを聞いてみた。

はじめまして。なおにゃんと申します。昼寝と猫が好きな30代の引きこもりです。実は長い漫画を描くのは初めてでしたが、とにかく誰か一人でも伝わればいいなという気持ちで、正直に描きました。

自分がうつになり休職した時は、とにかく毎日不安で、何をすればいいのかわかりませんでした。でも、休職中の過ごし方に関する情報を調べようとしても、そもそも休職することに後ろめたさを感じてしまう人が多いせいか、情報自体がとても少なかったのです。そして、それが余計に不安でした。だから、もし休職している人、もしくはこれから休職しようと考えている人がいたら、自分の経験が少しでもお役に立てたらいいなと思い、このテーマで描こうと決めました。

こんなことを言うと怒られそうなのですが、自分は休職して本当に良かったと思う経験をしたので、もし休職したことに後ろめたさや恥ずかしさを感じてしまっている人がいたら、『休職って悪いことじゃないよ』ということを一番伝えたいです。また、世の中的には『休む』ことを否定的に捉えてしまう風潮があると思うので、休むことをもっと肯定できるような社会になってほしいし、それを少しでも伝えられたらなと思います。

休職期間中になおにゃんさんはどう変わったのか?休職して良かったと感じる理由は何なのか?時には逃げて、ゆっくり休んでもいいのではと教えてくれる漫画「うつ逃げ」を、これから楽しみにしてほしい。

取材・文=石川知京

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