「君の膵臓をたべたい」(山内桜良役)、「私に天使が舞い降りた!」(松本香子役)、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」(ミオリネ・レンブラン役)など、声優として華々しい経歴を持つLynn(りん)は、実は競馬好き、ラーメン好きといった異色のキーワードで多くのファンを魅了。Twitterでも21万人のフォロワー数を誇る人気声優だ。
現在、自身のニコニコ動画チャンネル「Lynnのうまい!もう一杯は辞めておきます(´;ω;`)」にて絶賛ラーメン愛を配信中。今回のインタビューでは「それだけで旨い究極の麺」について話を聞いた。
■上京して、Lynnが絶叫したラーメンの麺って!?
――ラーメンパートの中でも、麺について語るのって少し難しいですよね?
そうですね、わたしも最初は何を話そうか悩みましたが、まず麺のソースを探ってみたんです。で、やっぱり故郷新潟で人気の「中太ちぢれ麺」がわたしのベースでもあり好みだし、いろんな思い入れがあることに気づきました。
――やっぱり、ラーメンソースは新潟にあるんですね!
そんな子供の頃から「ラーメン=中太ちぢれ麺」っていうイメージが強い中、上京して初めてストレート麺を食べたときに衝撃を受けたことを今でも覚えてます。とくに、「一蘭」の麺はわたし的には衝撃で、あの「味集中カウンター」で唸ってました!「おいし~」って。
――ラーメン愛の強いLynnさんが一蘭で絶叫してる姿が目に浮かびます。麺注文の際に、こだわりありますか?
わたしは、お団子とかおもちとか、固めのモチモチした食感が好きなので、麺もコシがある方が好みですね。なので、だいたい硬め設定です。
■こんな麺あり?Lynnが選ぶ「究極にして至高麺」
――そんなラーメン人生の中で、カコイチだった「至高の麺」との出会いは?
最近、ビックリしたのは「MENクライ」っていうお店で、「もはや、これは麺なのか?」と自問自答しながら食べた圧倒的な超極太麺には、驚愕しかなかったです。うどんみたいに太い手打ちの麺、鶏と豚の動物系に、魚介系も合わさった甘みのあるスープで麺との相性もピッタリで、浜松町のビジネスマンに紛れて堪能してきました。私が知っている醤油ラーメンの中では、一番強い麺ですね。
――そんな強めラーメンがお好きとのことですが、他にも思い出の「強ラーメン」ってありますか?
相模原にある「NAGAHAMAらーめん」ていうお店で、ここは豚骨ベースにカツオ粉を入れた特徴的な混合スープと細麺というコンビネーションがなんとも言えない味を作り出してるんです。最初に訪れたのは上京したての頃で、当時自転車に乗って「美味しいラーメン屋探し」をしながら、走り回ってた時代ですね。これもまたすごく思い出深いですね。
――ラーメンのために東奔西走されるLynnさんですが、自分でラーメンを作るという人におすすめの麺はありますか?
カレーを作るときに、必ずスーパーで購入するのが「北海道発 札幌 生ラーメン(4食入り)」です。カレーは1日で食べきれず、2日目はカレーラーメンとして食べたい派。ベースのスープを麺つゆとお湯で割って和風にして、この札幌生ラーメンで美味しくいただいてます。
■ラーメンじゃなく、「アレ」が食べたくなる。
――カップラーメンもいろいろな種類の麺がありますが、お気に入りはありますか?
日清食品のカップヌードル!!唯一無二だと思ってて、 カップヌードルでしか味わえない味ってありますよね。不思議な感覚になるんですが、ラーメンが食べたいからカップヌードルを選ぶんじゃなくて、カップヌードルだからこそ食べたくなる!っていう魔力を持ってます。あのちりちり感のある特徴的な麺とスープのコラボは、もはや国民食だと思ってます。どこの家にも必ずストックがあるくらい人気なんじゃないでしょうか?
――それほどのラーメン愛があるなら、もしやご自身で麺を作るとか?
お蕎麦は自分で打ったことありますよ。隣の長野県は「蕎麦打ち体験」が盛んで、新潟を含め近県から地元民まで、小さい頃はみんな経験すると思います。学校行事に組み込まれてる場合もあるので。ご近所さんが打って「どうぞ!」みたいなのもあるし、麺打ちに関しては身近な原体験がありますね。
――最後のラーメンファンの皆さんに一言お願いします!
お店によって、それぞれ違う麺を使っていて、さらに茹で方でも違いが出る繊細なパートだと思ってます。で、深いところではそんな感じですが、わたしはシンプルに麺をすすることが好きなので、いろんな麺を楽しみたいです。昨今では、麺をすすれない人もいると聞くので、みなさん豪快に喰らってラーメンを楽しみましょう!