サイト内
ウェブ

【パンダWalker】グッズもスイーツもパンダづくし!パンダ専門店「大阪ぱんだ」に突撃!

  • 2022年9月27日
  • Walkerplus

全国のパンダファンが注目するパンダ専門店が大阪にある。その名も「大阪ぱんだ」。グッズはもちろん、パンダの顔をかたどったアイスやサクサクしたパンダ焼きなど、小さなお店の中はパンダだらけ!なぜパンダ専門店を作ったの?なぜパンダだったの?あれこれ突撃取材!

■パンダの聖地は、大阪は日本橋の小さな商店街の一角に
「大阪ぱんだ」があるのは、大阪の地下鉄・南海の各難波駅から徒歩10分ほどのところにある日本橋商店会。細い路地の中に見えるパンダの看板が目印だ。

そこに店を構えるのが、この店のオーナーである永田佐和子さん。「パンダは本当に素敵な生き物!かわいいし、時には予測不能な動きをして飽きることがありません」とパンダへの思いをさっそく話してくれた。

■パンダ専門店を作ったきっかけは?
全国からパンダファンが足を運ぶ「大阪ぱんだ」。いったいどんなきっかけでお店を構えることになったのだろう。

「最初は兄が『たい焼き屋さんをやりたい』と言い出したんです。当時私は塾の講師で、小学生や中学生に英語と国語を教えていたのですが、たい焼きを出すなら、ぜひパンダの型で作ったパンダ焼きをやってほしい!と兄にリクエストしたんです。以前からパンダの型があることを知っていたので、パンダ焼き屋さんをやってほしい、そうしたら私も休みの日には手伝うよ、と。すると兄も『面白い!』とのってくれた。それがそもそものきっかけなんです」という永田さん。

家には小学生時代から集めたパンダグッズがたくさんあった。「そのパンダ焼き屋さんにグッズを展示してくれたら私はそれで充分、と思ってました」と振り返る。

その後、お兄さんは店舗を借りた。「3坪くらいでいいと思っていたのに、兄はなぜか2階建ての店舗を借りてきて驚きました。パンダ焼きのテイクアウトだけだともったいないから、2階を飲食スペースにしてコーヒーでも出す?ということから店が始まったんです」

こうして2015(平成27)年「大阪ぱんだ」はオープンした。「店舗を借りたのが2014(平成26)年12月、オープンしたのが翌年の3月で、あっという間に完成しました」

パンダ焼きの店としてスタートした「大阪ぱんだ」。当時は現在の場所ではなく、大阪のシンボル、通天閣にほど近い場所にあった。

「大阪ぱんだ」が生まれるきっかけともいうべき「パンダ焼き」(1個350円~)は、お兄さんのアイデアで生地をパイ生地にした。中にカスタードクリームや餡を入れて丁寧に焼き上げる。サクサクした歯ごたえがたまらない看板商品だ。

「オープンしてからは、塾の講師をしながら週末に店の手伝いをしていました。そのころすでに私はオリジナルのパンダ雑貨も作っていて、グッズも商品化されていたんです。そのきっかけとなったのが、以前、勤めていたカフェ。そこで大きな転機があったんです」

そのカフェは、大阪府堺市の文化や観光地をテーマにして紙雑貨やおみやげを制作する企業が母体の店だった。ある日、消しゴム版画で作った自身のパンダキャラクター「ぱんだこふん」を店の仲間にお披露目。すると社内で評判になり、その店で1人の作家として扱ってもらえるようになったのだ。

「私は堺市出身で、しかも古墳のすぐ側で育ったので古墳はとても身近な存在だったんです。小さいころから絵を描くのは大好きで。だからこんなに光栄なことはなかったですね。でも、『なんでパンダなん??』と何回も聞かれました(笑)。この店で、カフェのノウハウも勉強できたし、パンダ作家としてもスタート。いろいろなことがどんどん叶って、驚きの連続でした」

こうして「大阪ぱんだ」は、お兄さんが飲食部門担当、永田さんが雑貨部門担当として年々ファンを獲得。パンダ好きの集まる場所として知られていった。

■2017年10月に日本橋に移転。永田さんがひとり店主に
人気のパンダスポットになった「大阪ぱんだ」は、お兄さんが別の事業に専念することになり、2017(平成29)年に現在のところに移転した。そこから永田さんが一人で店を切り盛りすることになった。

店のサイズは小さくなったが、パンダグッズは増えたそうだ。お店の中にはパンダがいっぱい。玄関のマットや注意書きにまでパンダの姿が!

イートインは2席のみ。テーブルには、オープン当初から店にある大きなパンダのぬいぐるみが座っている。名前は「パンダ君」。お客さんにも大人気なのだそう。

■小学生から集め出したパンダグッズ。いまもまだ収集は止まらない!
店の中には永田さんが集めたもののほか、お客さんが持ち寄ったパンダ関連グッズがぎっしり。壁にはお客さんが撮影してきたジャイアントパンダの写真も飾られている。

それにしても、永田さんは、いつからパンダ好きになったのだろう。パンダグッズを集め出したのは小学生時代からだと永田さん。「それまではおさるさんや『けろけろけろっぴ』グッズを集めていたのですが、小学生時代に『パンダラー』というキャラクターに出会って、パンダグッズを集めるようになったんです。その後『たれぱんだ』にはまっていき、パンダグッズ全般をひたすら集めていきました」と振り返る。

■初めて実物のジャイアントパンダと出会ったのは?
パンダグッズを収集しながらも、実物のジャイアントパンダを観たのは高校生だったそうだ。「私は遅かったんですよね。ちょうどアドベンチャーワールドにもジャイアントパンダがやってきたころだったと思うのですが、初めての対面は神戸市立王子動物園のタンタンとコウコウでした」。その時の気持ちは?と聞くと「わっ、ぬいぐるみと一緒!こんなにかわいいんや!やっぱりかわいいんや!と思いました」と満面の笑みで答える永田さん。それ以来、ジャイアントパンダのファンになり、ますますハマってしまったそうだ。

「王子動物園に通い始め、帰りには元町の中華街・南京町へ立ち寄り、何万円分もパンダグッズを買うようになって。当時、南京町にはたくさんの中国雑貨店があって、おこづかいを貯めては買ってましたね」

集めた雑貨は今もしっかり保存してあり、お店のなかにも一部並んでいる。時代とともに色あせてくるけれど「それも愛おしいんです。私はへんてこりんな顔や風貌のパンダグッズが大好きで、よごれていても、かわいいわぁ~って思ってしまう」のだそう。

動かなくなってしまった時計や古いマトリョーシカなども、当時買い集めたもののひとつ。どれも味わいのあるものばかりだ。中にはお客さんがプレゼントしてくれたものやお手製のパンダグッズも豊富。「親しくしていただいている家具屋さんが、木工細工のパンダのオブジェを手作りして持ってきてくれたんです。本当に味があって、たまらなく愛おしいです」とにっこり。

アンティーク雑貨の店で出会った海外の古い「パンダ柄の切手」や、パンダの目鼻に自分の顔を合わせるとパンダに変身できる「パンダミラー」、支援学校のバザーで買ったパンダの羊毛フェルトアートまであり「どこに遊びにでかけても、いつもパンダグッズを探してしまうんです。バザーで出会った毛糸アートは、私が購入すると、作った人とスタッフさんが『売れたよ~、よかったね~』と涙を流しながら喜んでくれて。グッズには当時の思い出も詰まっています」と永田さん。

■パンダブームを肌で実感したのは「シャンシャン」の誕生
2015年から続く「大阪ぱんだ」だが、その間で、パンダブームを実感した瞬間はありましたか?と聞くと、永田さんはこう答えた。

「今でもよく覚えています。上野動物園でシャンシャンが生まれたときですね。そのころから急にお客さんのタイプが変わった気がします」

シャンシャンが生まれたのは2017年6月12日。移転が同年10月で、シャンシャンのお披露目が12月19日だった。北海道から沖縄まで日本中からお客さんが来店し、数もグンと増えたそうだ。

「私、みなさんがパンダにハマったきっかけを知りたくて、よく質問するんです。すると、シャンシャンがきっかけだった人が多くて」と話す。

「誕生した時、大きなニュースになって『パンダってかわいいんや!』と思った人が多かったんだと思います。そして、毎日ニュースやネットで成長する姿を眺めては、かわいさを実感する。だから、シャンシャンが好きになって、アイドル的、推し的存在でパンダを追いかけるファンが増えたような気がしますね。ここで、パンダ好きというものがごろっと変わったと思います」

また、関西にはもともとパンダファンが多いと言い、「小さい頃から遠足や家族のおでかけでアドベンチャーワールドや王子動物園に行くでしょ。ジャイアントパンダを見る機会も豊富なので、パンダが刷り込まれていると思うんです(笑)。店としても、シャンシャンのお披露目とリニューアルオープンが重なって、雑誌やテレビの取材がぐんと増えた年でもありました」と話す。

コロナ禍になると自宅にいることが増えて「YouTubeなどの動画でパンダのかわいさにハマった人も増えた」と永田さん。「パンダ歴は浅いんです、とおっしゃるお客さまも来店されるんですが、話を聞くと、日々更新される動物園の動画で大きくなっていく赤ちゃんパンダを見て、ハマってしまったという人も多い」そうだ。

■永田さん自身も赤ちゃんパンダの名づけ親!
そんな永田さんは、アドベンチャーワールド生まれの「優浜(ゆうひん)」と「永浜(えいひん)」の名付け親でもある。「優浜」は2012(平成24)年8月10日生まれのメスで、2017(平成29)年6月に中国へ返還。「永浜」は2008(平成20)年9月13日生まれのオスで、2013(平成25)年2月に中国へ返還されている。

「この2頭には思い入れがあります。名付け親になれてめっちゃうれしかったですね。『永浜』は、永田の永でもあるので迷わず応募しました。名付け親になると、私の時は名付け親カードと、1日入場無料券がもらえて、バックヤードにも入れたんです。『優浜』の時は本当に間近で会うことができて、もう大興奮!まだ木の箱に入っている赤ちゃんでしたから本当にぬいぐるみのようでした」と振り返った。

名前の募集が始まると、お店でもその話題で持ちきりになるそうだ。

「私は毎回応募していますが、お客さまもやっぱり同じ。店での会話も『名前何にします?』が増えますね。でも、お互いに本命の名前はなかなか口には出しません。内緒なんです(笑)」

■今後は、グッズの展示イベントができたらうれしい!
パンダ愛いっぱいの店「大阪ぱんだ」。今後はどんな店になっていく?

「パンダがたくさんいる関西でパンダ専門店ができているのは、とても幸せなことだと実感しています。もし叶うなら、これまで集めたパンダグッズを展示する博物館みたいなイベントをやりたいです!段ボールにしまっておくのはグッズがかわいそう。お客さまからもたくさんいただいているので、短期間でもいいから展示したいです」と、夢を語ってくれた。

パンダ好きに誘われてお店にやってくる人も多いそうだが、パンダスイーツを食べて、パンダグッズに包まれていると、パンダのかわいさに魅せられて帰っていくそうだ。どんな人でも大歓迎、そんなパンダの聖地へぜひ足を運んでほしい!

取材・文=田村のりこ
撮影=福羅広幸

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2022 KADOKAWA. All Rights Reserved.