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元AKB48横山由依がミュージカルに初出演「自分にとっては念願の挑戦」

  • 2022年7月25日
  • Walkerplus

2022年8月11日(祝)から東京公演が始まるミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』にAKB48の元メンバー、横山由依が出演する。本作は、1980年に出版されたフランク・W・アバグネイル・Jr著の自伝小説「世界をだました男」を基にしたミュージカルで、2002年にはスティーヴン・スピルバーグ監督による同名映画も大ヒットした作品だ。横山は岩本照(Snow Man)が演じる主人公の恋人・ブレンダを演じる。トニー賞を受賞した本格的なミュージカルに初挑戦する横山に、本作への意気込みなど話を聞いた。

■お芝居をやりたいと思ってAKB48を卒業した
――まずは本作に出演が決まったときの気持ちを聞かせてください。

【横山由依】ずっとミュージカルに挑戦してみたいと思っていたので、出演が決まったときはすごく嬉しかったです。映画を観たり、ブロードウェイ版の音楽を聴いたりするなかで、こんなに素晴らしい作品に出演できるんだという喜びもどんどん大きくなっていきましたし、上田一豪さんの演出も一度受けてみたかったので、そこも嬉しい挑戦だなと思いました。

――ミュージカルに挑戦したいと思ったきっかけは?

【横山由依】以前、番組でロンドンに行った時に現地で『マンマ・ミーア!』を観たんです。全編英語だったので、言葉の面では理解できないところもあったんですけど、目まぐるしく変わる演出や衣裳、そしてなんといっても歌、音楽の力。こんなにも華やかで楽しい世界があるんだと思って、そこからいつかミュージカルに挑戦したいなと思うようになりました。「すごい!」って一瞬で心を掴まれたんですよね。

そのあと、日本でもいろいろとミュージカルを観に行くようになったんですけど、もともと歌も好きだし、お芝居をやりたいと思ってAKB48を卒業したので、歌とお芝居、その両方が合わさっているエンターテインメントはミュージカルだなと。なので、自分にとっては念願の挑戦でもありますね。

――演じるブレンダ・ストロングは、どんな役どころでしょうか。

【横山由依】主人公のフランクは詐欺師で、いろいろな職業になりすますんですけど、医者になりすましているときに出会う女の子。ブレンダ自身はまじめな子なのかなぁ。一生懸命に働いているんですけど、ブレンダにも事情があって、フランクと出会うことによってブレンダ自身も成長していくような物語になっています。

――自分と似ているところを教えてください。

【横山由依】まっすぐに仕事に取り組む、というところは似ているのかなと思っています。

――確かに、横山さんにはそういうイメージがありますね。

【横山由依】ありますか?あ、よかった~!自分で勝手に思っているだけかなと不安だったんですけど(笑)。そう思ってもらえてるならホッとしました!

――逆にここは自分と違うな、という部分は?

【横山由依】ブレンダはナースなので、やっぱり大きな愛を持っているところがあって。卒業してから特になんですけど、私はまだ自分のことでいっぱいになってしまっているので、大きな愛、母性のような部分はブレンダからもらいたいなと思っています。

――そんなブレンダ役をどんな風に演じようと思っていますか。

【横山由依】まっすぐに仕事に向き合う部分は、普段の自分から気持ちを近づけることが出来ると思うんですけど、フランクと恋に落ちて……というところは自分のなかの感覚よりもブレンダとして育てていきたいと思っています。ブレンダとフランクのように、人との出会いで変わってきた経験は今までの自分の人生でもありましたけど、それは恋愛においてではなく、夢を叶えていくなかで、というものだったので、そういうところをリンクさせながら、フランクとの出会いで変わっていくブレンダを表現していきたいです。

■また新しいことを吸収できるという感じで、本当に毎日が楽しい
――横山さんにとっては初のブロードウェイミュージカル作品ですが、歌の部分はいかがでしょうか。AKB48時代とはまた違った歌唱スタイルになりますよね。

【横山由依】今は日々、壁にぶち当たりながらお稽古しています。でも、すんなり出来ないところも楽しいんです。歌唱指導の先生が優しく、厳しく丁寧に教えてくださるので、初めてのミュージカルでこの先生に出会えて本当によかったと感じています。まだまだ作っている段階なので、落ち込んだり、悔しい思いを感じたりすることが多いんですけど、今は観てくださった方に「いいミュージカルだったね」と思ってもらえるようにしたい、という気持ちでいっぱいなので、とにかく当たって砕けてを繰り返して、本番に挑みたいと思っています。

――初挑戦のことばかり、といった感じですね。

【横山由依】そうなんです。今まで、グループで12年間活動してきたなかで、なんとなくこれをやったら次はこれ、といった感じで自分のなかでリズムが出来ていたんですけど、ミュージカルはそれとは全く違うジャンルだから、もう初めて尽くしです。でも、今までの活動が無駄だったというわけではなく、また新しいことを吸収できるという感じで、本当に毎日が楽しいです。悔しくて出来ない自分が嫌だなと思うときもありますし、いろんな感情が沸き上がってくるのも面白いです。とはいえ、課題はいろいろあるので、一つずつ丁寧にクリアしていきたいです。

――公式サイトなどではキービジュアルも公開されていますね。

【横山由依】ビジュアル撮影はめちゃくちゃテンションが上がりました!60年代のお話なので、衣裳さんが当時のワンピースや小物を集めてくださっていて、その時代を肌で感じることが出来て嬉しかったです。ナースの衣裳も映画のブレンダからイメージしてくださったと聞きました。

――お稽古も徐々に始まったとお聞きしましたが、主人公のフランクを演じる岩本照(Snow Man)さんの印象は?

【横山由依】岩本くんは素直というか、飾らない性格だなという印象があります。すごくお忙しいと思うんですけど、稽古場でもすごくナチュラル。初めて歌声を合わせたときも声に安心感があって。座長として引っ張っていってくれている感覚があります。

――そんな岩本さんのフランクと横山さんのブレンダ。ステージでの掛け合いも見どころの一つかと思いますが、横山さんが思う本作の見どころはどんなところですか。

【横山由依】人生には誰しもいろんな人との出会いがあると思うんですけど、その出会いによって人生が豊かになったり、その逆になったり。でも、それって出会ったときには分からないことじゃないですか。この作品のフランクもいろいろな出会いがあって、挫折したり、いい方向に進んでいったり。いろいろなことがあるんですけど、私は個人的に最後の結末にすごくびっくりしたんですね。人との出会いにこんな意味があったんだと感じたので、人生って無駄なことはないのかなと。そう思ってもらえる作品なのかなと思っています。

■グループにいたときも楽しかったけど、今もめちゃくちゃ楽しい
――4月にもパルコ・プロデュース「三十郎大活劇」に出演。今年は本作が2本目の舞台となりますが、横山さんにとって舞台の魅力とは?

【横山由依】お客さまと同じ時間を共有しているところに魅力を感じています。生なので、緊張感もありますけど同じ時間を共有して、物語をシェアしていくことがすごく楽しいですね。それを楽しむために稽古で自分といっぱい戦いながら作り上げていくんですけど、ステージで楽しい!と思う瞬間が特別で。もっともっといろんな作品に出てみたいなと思います。

やっぱり私はAKB48劇場でデビューしているので、生のステージとかライブでお客様と一緒の時間を過ごす、というのがベースにあるんですよね。だから、同じ時間を過ごすことに一番の魅力を感じるのかもしれません。あとは、共演者やスタッフの皆さんと一つのものを真剣にじっくりと作っていくところにも舞台の楽しさを感じます。

――AKB48を卒業して約半年。今の率直な気持ちを聞かせてください。

【横山由依】グループにいたときも楽しかったけど、今もめちゃくちゃ楽しいです。自由な時間が増えたので、フットワークが軽くなりました。あとは、ピラティスを始めたんですけど、自分の心を整えるといったような部分でも時間を使えるようにもなりました。

今まではAKB48だから、総監督だったから、という思いがいつもどこかにあったんですけど、それがなくなった結果、改めて自分ってこんな人間だったんだなと感じることもあります。こんなに緊張しぃだったんだとか、悔しい気持ちこんなに表に出すんだとか。再確認じゃないですが、そういったことを実感することが多いです。自分のなかでは赤ちゃんみたいな気持ちです(笑)。

でも、後輩たちの活躍をテレビで見たりして、自分ももっと頑張らなくちゃと刺激を受けることもたくさんあるんですよ。だから、今もAKB48には常に感謝の気持ちでいっぱいです。

――では、最後に改めてメッセージをお願いします。

【横山由依】今まで経験してきたことを活かしながら、この役でしか経験できないことを掛け合わせて、自分にしか出来ないブレンダを演じていきたいと思っています。明日からも頑張ろうと思ってもらえる、活力になる活動をすることが私の目標なので、この作品を観てくださった方の明日がワクワクして、幸せなものになるように頑張ります!

撮影・取材=野木原晃一 文=yoshimi ヘアメイク=熊谷美奈子 スタイリスト=TAKAYUKI HAYASHI

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