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【漫画】職場で唯一心を開いていた先輩が産休。連日上司に怒られる私は腫れ物扱いか…/うつ逃げ

  • 2022年7月6日
  • Walkerplus

SNSでメンタルや生きづらさを題材にしたイラストと言葉を発信しているなおにゃんさん(@naonyan_naonyan)。うつ病と適応障害で会社を休職した経験があり、当時は「うつになって恥ずかしい。逃げるようで情けない」と感じていたものの、今では「休職して本当に良かった」と心から思っているそう。

コミックエッセイ「うつ逃げ~うつになったので全力で逃げてみた話~」は、そんななおにゃんさんの実体験をベースに描いた作品。病気から、会社から、果ては日本からも全力で逃げた1年間を、お届けする。


今回は、連日上司から理不尽と思えるような「教育」を受けるなか、職場の人たちとも気まずくなっていたなおにゃんさん。ある日、唯一話を聞いてくれていた先輩が産休に入ることを知り、おめでたいとは思いつつも寂しさを募らせる…。

■逃げるのは悪いこと?逃げた先に何がある?10年考えてきた自分の気持ちを漫画に
産休に入った先輩について、「上司にいろいろと言われた時にいい意味で愚痴れるというか、話を聞いてくれる存在でした」と教えてくれたなおにゃんさん。部署の中で他に話せる人がいなかったため、先輩の存在はとてもありがたかったと振り返る。

職場には先輩以外に心を開くことができなかったが、家族や友人に上司の話や相談をすることはあったのだろうか。

「家族には相談できませんでしたが、友達や同期に話を聞いてもらうことはありました。でも、彼らも自分の仕事で大変だろうと気を遣ってしまい、だんだん相談できなくなってしまいましたね」

なおにゃんさんは当時、上司のキツい言葉に対して「いちいち傷ついちゃう自分も悪いのかも」と思っていたそう。自身の性格について聞いたところ、「傷つきやすい性格だと思います」と答えてくれた。

「子供の頃から『小さなことを気にしすぎる性格』だと、周りの人からもたくさん言われてきました。小学生の時、担任の先生に『そんなに小さなことでいちいち傷ついていたらこれから先、生きていけないよ』と注意されたこともあるくらいです(笑)」

当時の辛かった職場や上司の言葉を思い出しながら漫画を描くことは、心をより傷つけそうに思う。だがなおにゃんさんは辛さよりも、表現を通じて自分の中の思いを昇華させたいという。

「どうして自分はあんな状態になったのか?弱いから?弱いことはダメなのか?逃げることはダメなのか?逃げた先には何があるのか?こんなことを実は10年、ずっと考えてきたんです。自分の経験と気持ちをずっと表現したかったし、表現することで自分の中の思いを昇華したかったので、この場所は本当にありがたいです。だから、辛さもありますが、ありがたいなという気持ちの方が強いです。いろんな意見もあるかと思いますが、自分の気持ちをこれからもまっすぐ描いていけたらと思います」

休職している人や休職しようと考えている人に向けて、自分の経験が少しでも役に立てばと描き始めた漫画「うつ逃げ」。創作活動を通じて辛かった当時のなおにゃんさん自身も、救われることを願わずにはいられない。

取材・文=石川知京

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