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“発想が変態”と話題沸騰!2カ月かけ10万回以上押印することもある「スーパーハンコアート」

  • 2022年5月8日
  • Walkerplus

「スーパーハンコアート」をご存じだろうか?これはハンコを無数に押して描くアートのことで、その創始者が安東和之さんだ。どのようにして発想し、今に至るのか。また、スーパーハンコアートのおもしろさや難しさとは? 安東さん自身のこれまでと、これからについても教えてもらった。

■もともと言葉遊びが好きで文字×アートを発明
――安東さんのプロフィールを教えてください。

【安東】大分県出身で、東京都在住。フリーのアーティストとして活動しています。ハンコをたくさん押して絵を描く、スーパーハンコアートを創案し数多く制作してきました。個展やグループ展、イベントに加えて、TV(「ヒルナンデス!」「スッキリ」など)をはじめ、メディアにも多く取り上げていただいています。また、スーパーハンコアート以外にもボードゲーム制作や指サック似顔絵なども手掛けています。

――スーパーハンコアートを始めたきっかけは?

【安東】もともと言葉で遊ぶこと、大喜利や4コマ漫画などが好きで、ハンコに着目しました。スーパーハンコアートはただの絵ではなく、近寄って観た時のハンコの文字によって、また違った意味を持たせられておもしろいんじゃないかと。そういった動機で始めて、今に至ります。

――スーパーハンコアートと、ほかのアートとの違いは?

【安東】まず、ハンコを画材として使っている点は珍しいと思います。遠くから観るとひとつの絵ですが、近くで観るとハンコで描かれているという驚きがあり、そのハンコの文字によってまたもうひとつの意味を持たせられます。

あと、愚痴や文句など、なかなか声に出して言いづらいことも、その驚きでごまかされ、割とポップに表現できます。以上のような特徴はあると思いますが、ほかのアートとの違いかどうかはわかりません。ハンコを使った作品は別でもあるでしょうし、改めて違いを考えると、ちょっと難しいですね。

――スーパーハンコアートならではのおもしろさや難しさは?

【安東】観覧者の視点でいうと、やはりまず「ハンコで絵が描かれている!」という驚きがあると思います。ひとつの作品で何万回と押すこともあるので、「根性がすごい」とか「思いついても誰もやらない」とか「発想が変態」とかよく褒められます。

作り手の目線でいうと、ひとつの作品が完成した時の達成感がすごいです。大きな作品が多いのですが、何カ月も毎日ハンコを押して完成した巨大な作品を見た時の気分は、これ以上ないぐらいの快感です。あと非常にわかりづらい仕掛け(ある部分だけハンコの文字が違う、色が違う、など)を考えるのも楽しいです。そういう意味では変態的かもしれません。

難しさという点では、ハンコを正確に押す(角度や色の濃さなど)ことに意外と技術が要ります。始めたばかりの頃はそれに苦戦していました。
■複雑な作品であればあるほど面倒だがスゴい
――スーパーハンコアートで得意、または好きなジャンルは?

【安東】「得意」というより「すごい」という意味では、毛が多い動物はすごいです。「これをハンコで描いたの!?」というすごさと驚きがあるかなと。描くのは非常に面倒なのですが。

人の顔(髪の毛、髭、目)も結構すごいです。複雑なものであればあるほど、面倒ですがすごいと思います。そして好きなカテゴリーは、老人の顔や好きな有名人の顔とかですね。

――顔に○○な特徴があると描きやすい、みたいなことはありますか?

【安東】全顔タトゥーやモヒカンの人など、個性的な特徴がある対象物は描きやすいと思います。

――ひとつの作品を作るまでどれくらい時間がかかりますか?

【安東】A4サイズの場合、2日程度だと思います。今までで最大のサイズは、ヨコ約10メートル×タテ約2メートル。2カ月ほどかかった大作でした。

ただこれは、あくまでハンコで描く時間を換算したものです。まずは設計図のようなものを作りますし、ハンコを作る時間もありますから、トータルの制作時間で考えると、もっとかかりますね。

――各方面での反響をご自身はどう捉えていますか?

【安東】僕のような人間を、こうして取り上げていただけることは、めちゃくちゃありがたいですしうれしいです。僕は自己評価も低く引っ込み思案なのですが、承認欲求の強い目立ちたがり屋なので、InstagramやTwitterでフォローしてくださる方が増えたり展示を観に来てくれたりすると、幸せな気持ちになります。

■TVでの活躍を増やし地方で展示やワークショップをやりたい
――ターニングポイントは?生活に変化はありましたか?

【安東】スーパーハンコアートを思いついたのが2008年。以来ずっとやっているので、そこは人生における大きなターニングポイントだと思います。その時の展示で、作家仲間やお客さんからたくさん褒められて自信がついたことで、漠然と「自分はアーティストなんだ」という認識を持ちました。

あと、2014年に初めてTVに出させていただいた機会も大きな転換点でした。ちっちゃい頃からTVに出る人になることが夢だったので、メディアにはもっと出ていきたいです。

――最も気に入っている作品は?

【安東】こういう答えはありがちかもしれませんが、全部です。無数に押印することで、とんでもなく愛着が湧きます。個人的な作品も、依頼いただいた制作物も、すべてが超大好きですね。

――最も反響が大きかった作品は?

【安東】2009年に作った「絶望の契約」です。今までで一番メディア露出が多い、うちのエースです。

――今後の目標を教えてください。

【安東】今までは写実的な作品が多かったのですが、昨年からドローイング作品(スーパーハンコドローイング)も始めたので、もっと作っていきたいです。あと僕は出張したことがほとんどないので、地元(憧れの凱旋)や地方に行って、展示やワークショップをやってみたいです。

そして一般の方や企業に国など、規模や大きさに限らずいろいろな依頼を受けさせていただき、いっぱい儲けていいところに住んでおいしいものを食べて、旅行したり脱毛したり整形したりしたいです。

――この記事を読んでいる人にメッセージをお願いします。

【安東】スーパーハンコアートは生で観るのが一番楽しいので、展示会やイベントにお気軽に遊びに来てください。活動の情報はSNSをチェックしていただけたらと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました!

企業広告などのご依頼はもちろん、贈り物などの個人的なご依頼も承っておりますので(A4サイズ1万円〜)、お気軽にお問い合わせください。ご連絡は公式サイトからの問い合わせやInstagram、TwitterのDMでも。

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