
SNSやブログで長谷川ろくさん(@hasegawa_roku)が配信しているショート漫画「こねこのドレイ」。2匹の兄妹猫、ジョナくんとサンちゃんの日常を描いていて、その愛らしい姿にメロメロになる読者が続出している。ウォーカープラスでは同シリーズをパワーアップさせ、新連載として配信。ボリュームアップした描き下ろしの新作を隔週でお届け。
今回のテーマは「怖体験」。長谷川さんは出勤中に怪談を聞いたり、お風呂で心霊動画を見たり、大のホラー好き。ただ、今までホラー体験はほとんどなく、どちらかというと怖がりだと言う。恐怖を掻き立てる夜は、ジョナくんやサンちゃんに驚かされることもあるようで…。ホラーと猫2匹が彩る長谷川さんの日常を、当時の思いを聞きつつ紹介する。
■猫×ホラーは“怖かわいい”
――今回は、猫の行動に「これはもしや霊的な…」と驚かされるも、結果かわいくて癒やされるという“怖かわいい”体験が出てきました。漫画にあるもの以外で、ジョナくんとサンちゃんに霊的な意味でビビらされたことはありますか?
「怖い動画を見ていて、ジョナがぬらっと足元を通り抜けた時に、黒い獣系のお化けと思って叫んだことがあります。すぐさま謝りました」
――長谷川さんが怖い作品を見て怯えている時、ジョナくんやサンちゃんはどのような様子ですか?
「遊びたくて寄ってくることはありますが、一緒に見てくれることはないですね…。私が怖いから、一方的に『ちょっとこっち来て』と頼むばかりです…」
――ジョナくんとサンちゃんが、同じところをじっと見つめることはよくありますか?
「あります‼すごいあります‼その時の心境といえば…『はいおしまい!それおしまい‼』って言って、必死に何も見せない感じにしています(笑)」
夜寝ている時、ふと「なんか足を引っ張られそう…」と考えたことがある人も多いのでは。そんな時、猫がいてくれたら心強いが、何もないところをじーっと見つめたり、誰もいないところに向けて鳴いたりする姿を見ると、どうしても「この世のものではない何かが見えているのでは…」と恐怖心を煽られるのも事実。猫のかわいらしさがホラーの怖さを上回ることを期待したいが、長谷川さんのように“何もない”と自分に言い聞かせることも必要なのかもしれない。
取材・文=重藤歩美