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【漫画】「事故物件だった!?」エレベーターに女の幽霊…深夜の自室では男の幽霊に襲われ…!!実は2つの事件の現場だった!

  • 2022年4月23日
  • Walkerplus

子供のころから文字や絵で補足しながら会話を楽しみ、やがて伝えたいことを頭の中で反芻するうちにそれを漫画として描くようになったという、キタハタエミ(@emi_kitahata)さん。Instagramにて、趣味で描くエッセイ漫画を公開している。


今回は、キタハタエミさんが2019年から投稿している「夫の見た幽霊」シリーズから、「夫の見た幽霊 エレベーター/吹聴」を紹介。こちらは、猫の姿で描かれた“幽霊が見える夫”の不思議体験を題材にしたエッセイ漫画の3作目だ。本作の見どころや裏話などを、作者のキタハタエミさんに伺った。

――「夫の見た幽霊」のネタは、すべてノンフィクションですか?

「基本的にノンフィクションですが、漫画を読んだ夫から『違うよ。本当はここに4人いたんだよ』『ポーズはこんな感じじゃない』と指摘されることがたまにあります。だったら最初に言って欲しいとも思うのですが、人に話すと追体験の感覚になるようで、こちらから尋ねない限りあまり詳細を話してくれません。なので、夫からすると事実と異なる部分があるのかもしれません」

――旦那さんは霊感がもともと強いのでしょうか?

「夫は普通のサラリーマンです。幽霊が見えることを、周りの人や幽霊にも気付かれないようそっと生きています。見える理由は霊感なのかもしれないし、感受性が強いだけなのかもしれないし、危険回避能力が高いだけなのかもしれないし。本人は暗示のように『自分には霊感なんかない』と言っています。なぜ見えるのかは、自分でもよく分からないみたいです」

――今回紹介している「夫の見た幽霊3 エレベーター/吹聴」は、マンションに一人暮らししている人には特に怖いと感じる作品かもしれません。作中に描ききれなかった余談、後日談などがあれば教えてください。

「某事故物件サイトでそのマンションを調べると炎マークが2つあり、夫の住んでいた部屋とは別の階の部屋で2つ事件が起こっていたみたいです。その後は学生時代の友達の家に居候していたようですが、街に閉塞感を感じ、またすぐに引っ越したと聞いています。あとで調べてみると、その街は遊郭があったエリアだったそうなので、もしかすると遊女の情念みたいなものを感じ取っていたのかもしれません」

――「夫の見た幽霊」は現在シリーズ5まで描かれていますが、まだ描かれていないネタなどはありますか?

「今(2022年4月4日時点)、また別の物件の話で第6話を描いています。その次は夫が今までで一番怖かったという体験、その次は猫の話です。実は少し前にとても悲しい出来事があってしばらく漫画を描けなかったのですが、夫に『見えてないんだろうけど、ずっといるよ』と教えてもらって。たぶん私と同じような後悔や罪悪感を抱えて生きている人がいると思うので、その話はなんとか形にしたいと思っています」

――ちなみに、キタハタエミさん自身も怖い体験をしたことはあるのでしょうか?

「怖いというほどではないかもしれませんが、夫と電話で話しているとよく混線します。例えば、夫は『今、外で帰り道だよ』と言っているのに、後ろから複数の男女が楽しく盛り上がっているような声が聞こえたことがあります。そのときはちょうど、お墓の前を通っていたらしいんですけど。楽しそうでいいですね(笑)」

――最後に、今後はどのくらいのペースで作品を描かれますか?今後の新作についても、ネタバレにならない範囲で教えてください。

「描くのが遅いので安定していないのですが、できれば2、3カ月に一回は更新したいと思っています。ただ、夫は現在進行形で降りかかっている怪異については一切教えてくれないので、猫のお話で一区切りついた後は、漫画化できるようなエピソードが出てくるまで『夫の見た幽霊』シリーズはお休みする予定です。描きかけのまま放置している少女漫画やエッセイ漫画がたくさんあるので、それらも少しずつSNSや電子書籍で更新していきたいです!」

コミュニケーションを上手く取れない寂しさが創作の源泉だという、キタハタエミさん。エッセイ漫画は、友達に手紙を書くような気持ちで描いているそうだ。Instagramでは「夫の見た幽霊」シリーズ以外の作品も読めるので、気になる方はぜひチェックしてほしい!

取材協力:キタハタエミ(@emi_kitahata)

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