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ヒモからパパへ!からし蓮根・杉本青空の育児法とは?「他の子とは比べない」

  • 2022年4月4日
  • Walkerplus

M-1グランプリ2019決勝進出、2020年、2021年も準決勝進出と、ブレイク直前のからし蓮根。そのツッコミ担当である杉本青空(そら)さんは、かつて「ヒモ芸人」としてテレビにも出演されていたが、現在では28歳にして2歳、1歳、0歳の3人ものお子さんがいる立派なお父さん!大阪を拠点に東京など全国へも出張する多忙ななかで、青空さんはどんな子育てをしているのだろうか?育児のモットーや子供との過ごし方について、紹介する。“杉本青空流”子育て術と、芸人さんならではの視点にもご注目!

■他の子と比べない、プレッシャーを与えないがモットー
――杉本さんが子育てで大切にされていることや、モットーなどがありましたら教えてください。

他の子と比べないことです。子供は自分のペースで育っていくし、プレッシャーを与えたら辛いやろうなと思うので。「他の子ができているからうちの子もできないと」って、押し付けたりするのは良くないかな?と。長男が生まれた時から、そこは気にしていました。

――初めてのお子さんでそこまで意識できるのは、すごいことだと思います。何か育児の参考にしている本などがあるのですか?

ないですね。押し付けないことは元々思っていましたし、僕自身がこうしてお笑いという好きなことをやらしてもらっているので、子供にも同じように好きなことを自由に楽しんでほしいと思っています。

――教育のベースは、自由?

そうです。遊びでも何でも自由にやりたいことを見つけさせて、一生懸命になってほしい。夢中になれるものを見つけてほしいです。現在、長男は電車や車が好きなので、買ってあげると喜びますね。

■一緒にいられる時は、みんなで体験して楽しめることを
――コロナでの自宅待機期間に自宅でイチゴ狩りをされていたのは、面白いアイデアだなと思いました。

あれは奥さんがネットで見つけてきて、「うちでもやってみよう!」となったんです。長男はイチゴも好きなので、うれしそうでした。果物ではイチゴだけ言えるので、「イチゴちょうだい」といつも言われています(笑)。

――ほかにも、独自の家遊びはしていますか?

ご飯を一緒に作っています。これまで、ピザ、ホットケーキ、ギョーザを作りました。あ、ビアードパパのパティシエになりきって、うちでシュークリームが作れるセットを取り寄せたこともあります。コックさんの帽子もついていて、かわいいんですよ。みんなで一緒に体験して楽しめることを、なるべくするようにしています。

そしてご飯を食べ終わったら、食器を台所まで運んでもらうお手伝いをしてもらって。「ママに渡して」とお願いすると、やってくれるんです。

――なるほど。それも“食育”ですね。子供の好き嫌いにはどう向き合っていますか?

大人も子どもと一緒のご飯を食べたりします。僕がおいしそうに食べているとうらやましそうにして、食べてくれる時がありますね。

■意外にも学びにつながった、番組でもらった“桃鉄”本
――教育の面で、何かしていることはありますか?

家には絵本がいっぱいあるのですが、普通の本も一緒に置いてあって。そのなかに昔、番組でもらった“桃鉄”(「桃太郎電鉄」)の本があったんです。各都道府県の名産品が書いてあるんですけど、それを長男が絵本のように読んでいて(笑)、どうやらイチゴもその本で覚えたみたいです。あと、なぜか「おおさか」だけ言えるようになっていて、ほかの県のページを開いても「おおさか」と言っています(笑)。そして特産品を指差して、「これは何?」と聞いてくるので答えると、「せいかーい」と。クイズのようなこともできるようになってきました。

――どこに遊びや学びの素が転がっているか、わからないですね。

そうなんです。だからこそ、なるべくいろんなものに触れさせたり、見せてあげたりしたいなと思っています。

■室内で三輪車に乗り、壁に向かって激突するなど、かなりワンパク!
――今後やってみたいけど、まだやっていないことは?

自転車に乗らせてあげたいんですけど、まだ早いかな?とも思っています。室内に足で蹴るタイプの三輪車があるんですけど、長男はだいぶ運転が乱暴なので外はまだ危ないかなって。ベッドの上に駐輪して、そのまま寝ていたり、壁に向かって激突したり、だいぶワンパクなんです(笑)

――それは、目が離せないですね。

はい。長男はもう何でも触るので。前までは棚の上に置いておけば大丈夫だったのですが、今は登れるようになってしまい、安全な場所がなくなってきました。

これから次男がイヤイヤ期に入ったら長男と一緒の感じになっていくのかな?と思うと、大変だなと思っています。でも長男が、手伝ってくれたりしたらいいんですけどね。長男は我が家の風紀委員というか、とても真面目で、次男がダメなことをしているとちゃんと注意するんですよ。「ダメだよ!」って。ただ、注意の仕方が荒っぽくて、腕を引っ張ってこかしたり(転ばせたり)することもあるので、そこは気を付けています。

――そこには親という風紀委員が介入しないといけないですね。

そうなんです。自分はやらんくせに、弟にはやたら厳しいんですよ(笑)。自分がご飯を食べてなくても次男が食べてないと、「食べろ」と言ったりするし。

■親として大切にしていることは、手を抜くところはしっかり抜くこと
――親も子供の見本として、気が抜けないのでは?

はい。とはいえ、親の方も「全部ちゃんとやらないと!」とは思わないようにして、手を抜くところはしっかり抜くようにしています。

――全部きちんとやらなきゃと思うと、窮屈になりそうですよね。

はい。だから、そうならないように気を付けています。大学の時に授業で習ったのですが、ほかの動物は子育てが本能に組み込まれているけど、人間は本能に組み込まれていないため、できなくて当たり前らしいんです。だから、頑張るけど、頑張り過ぎないように気を付けています。

――日々、お子さんの成長を感じていると思いますが、接し方で注意したりしていることはありますか?

言ってもわからんやろと思うことも、言うようにしています。例えば、「今パソコンで作業してるから黙っといてくれ」とか。理解できないかもしれないですが、そのまま言います。子供ではなく、1人の人間として接していますね。



取材・文=及川静

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