
いよいよ2022年2月に「北京2022冬季オリンピック」が開催。前大会ではカーリング女子の日本代表が旋風を巻き起こし話題となりました。その活躍ぶりにすっかりカーリングのトリコとなった漫画家・蘭木流子さん。そんな彼女によるカーリングの連載がスタート!その魅力や楽しみ方を漫画でわかりやすくお伝えします。
■「日本選手権大会」でカーリング熱が再発
2018年平昌オリンピックがきっかけでカーリングにハマった漫画家・蘭木流子さん。同大会が終了した直後は「世界カーリング選手権大会」なども堪能したものの、テレビ放送がなくなり、シーズンが終了するとともにその熱量も落ち着いていったのだとか。
ところがオリンピックから1年後、夫に誘われて再び観戦した「日本選手権大会」でその熱が戻ってきたと、蘭木さんは言います。
「女子の日本選手権大会は、平昌オリンピックの銅メダリストチームであるロコ・ソラーレを含む“女子4強”と呼ばれるチームがすべて出場していたんですが、その4強の中のひとつ『中部電力』が、なんと全勝で優勝したんです。中部電力はもともと強豪チームで、オリンピックにも出場したロコ・ソラーレの藤澤五月選手が所属していたこともあるのですが、当時の私はそんなことを知らず、『(年齢的に)若いチームなのにすごいな~』と思っていました(苦笑)。おかげで“若手が強豪を次々と倒して勝ち進んでいく”という漫画のような奇跡を目の当たりにしたようで、大興奮でした(笑)」
■いざ、軽井沢大会へ
そもそも「日本代表チーム」が世界大会のたびに結成されるほかのチーム戦のスポーツとは違って、常に一緒に戦うチーム単位で日本代表の座を狙うカーリング。それもオリンピックのメダリストチームに引けをとらないチームがいくつもあることを知った蘭木さんは、「会場での観戦」にいよいよ踏み切りました。
「『にわかファンが見に行ってもいいのだろうか?』という不安と、『生で見てみたい!』という好奇心が半々でした。少し悩みましたが、会場の『軽井沢アイスパーク』のFacebookに『観戦は無料ですので、気軽にお越しください!』というようなことが書いてあるのを見て、『よし!行っちゃえ!』と(笑)」
そうしてついに、軽井沢の会場へと足を踏み入れたのです。