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【漫画】ドイツの冷たい便座に座った時、日本のトイレのハイテクさを実感。在独クリエイターの日常とは

  • 2021年12月5日
  • Walkerplus

東京で広告デザイナー職を経験し、今はドイツ・ベルリンを拠点に漫画やイラストの仕事をしているdokko@ドイツもこいつもさん(@dokko_de、以下dokkoさん)。日本の暮らしとの違いやドイツならではの文化・習慣について気付いたことを、漫画に描いてInstagramで配信中。読者からは「おもしろい!」「為になる」など、多くのコメントが寄せられている。

今回はdokkoさんにインタビューし、ドイツでの生活や反響が大きかった作品について聞いてみた。

■暮らしのあちらこちらに日本とのギャップが
Instagramに漫画を投稿し始めたのは、今年に入ってからというdokkoさん。「私のドイツ生活に興味を持っている日本の友人たちのために、現状報告のつもりで描き始めました」と話す。

ウィーンミュージカルに没頭していたdokkoさんは、独学でドイツ語を学ぶうちにドイツ語圏に住みたいと思うようになり、6年前に渡独。同じく、日本語を独学で学んでいたドイツ人の男性と出会い結婚、今もドイツでの暮らしが続いている。

「ドイツは緯度が高い国の一つなので、最近は一日中暗い日が増えてきました。クリスマスマーケットがそろそろ始まるのは楽しみですが、気持ちが重くなりがちなので日本のようにスッキリ晴れた冬の青い空が時々恋しくなります」

投稿されている作品の中で、筆者が特に気になったのは「ドイツ語の数字」という話。ドイツ語の数字は、13以上の2桁の数字は一の位から読むというから、日本人にとってはちょっと複雑。

「ドイツ語学習者が序盤で必ずぶつかる問題だと思っています(私はいまだにぶつかっていますが)。在独の読者の方々からも、時計の読み方など、数字にはことごとく苦労しているという声をいただきました。外国語習得は本当に難しいです」とdokkoさん。

また、日本のトイレがどれだけハイテクかどうか実感した話「トイレの便座がつめたい」は、在独の読者から一番大きな反響があったそう。

「温かい便座、ウォシュレットなど、日本のトイレの使いやすさは世界一で、技術と努力の結晶だと思います。一方、ドイツ人がこだわるポイントは日本のような機能性ではなく、なんとフタのデザイン性だということにびっくりしました」

「ドイツのパッケージ」では、エコに力を入れているドイツの商品パッケージの簡素さに、dokkoさんが驚いたエピソードが描かれている。確かに、ドイツでは石鹸が箱に直に入っていたり、生理用品も個包装ではなくまとめて箱に詰められていたり、日本のパッケージと比べて、かなりシンプルだ。

「『商品を無事に消費者に届けられる必要最低限の包装』をするのがドイツ。日本でも、ある高校生が製菓会社の過剰包装に対し署名運動を行ったというニュースが記憶に新しいですね。ドイツ人がそのニュースを知ったら、拍手すると思います」

■ベルリン市民として「ベルリンの壁」について考える
暮らしだけでなく、ドイツの歴史や伝統についても、感じたことを発信しているdokkoさん。せっかくベルリンに住んでいるのだから、と描いた「ベルリンの壁」は、32年前に壁が崩壊した日である11月9日に投稿。“明日から、あなたの大好きな人に次会えるのは28年後です、って言われたらどう思いますか?”という問いかけには、考えさせられる。

「近所に残っている壁を見に行ったり、実体験をもとに描きました。当時の渦中のベルリンに実際にいた方など、読者の方々から貴重なコメントをたくさんいただき、大変勉強になりました」

イラストや色使いがすごくチャーミングなところもdokkoさんの漫画の魅力で、民族衣装について描いた「ディアンドルがかわいい件について」は、その華やかさや繊細さに見ているだけで楽しい気持ちになってくる。

「ディアンドルはとてもかわいくて、いつか描いてみたいと思っていました。日本の着物のように全国的に着られているわけではなく、ドイツの南部で日常的に着用されているそうです。私が住む北ドイツではめったにお目にかかれません…」

Instagramのほか、電子雑誌「PRIMO」でも連載中のdokkoさんは先日、独日協会が主催する両国の友好をテーマにした漫画コンテストで1位を受賞。「ありがたいことです。今後も私のイラストや漫画を通して、両国の人たちに文化の違いやそのおもしろさを伝えていけたらと思っています。私が体験した出来事を発信しているので、“これがドイツの全て”と断言するつもりはありません。私自身も、日本人の代表として描いているわけではないということを念頭に置きつつ、毎回全力投球で描きますので、よろしくお願いいたします!」と語ってくれた。

新型コロナウイルス感染症の影響でまだまだ海外へ行くのは難しい中、dokkoさんの漫画を読めばドイツを旅している気分が味わえそうだ。

取材・文=重藤歩美(ウォーカープラス編集部)

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