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和菓子も自宅で作る時代!名古屋の老舗和菓子店が開催する「オンライン和菓子教室」に参加してみた

  • 2021年12月2日
  • Walkerplus

外出自粛は緩和されたものの、おうちで過ごすことに慣れ始めた人も増えてきた現在。筆者も毎日自炊をするようになったり、休日は手のこんだ料理を作ってみたりと、おうち時間を優雅に過ごすコツを掴み始めた。

そのなかでも、「やっぱり買うしかないのか?」と思ったのが和菓子だ。クッキーやケーキはレシピを見て自作できるのに、なぜ和菓子は自作しようと思えないのか。材料の調達や飾りのつけ方など「なんとなく超難しい」みたいなイメージがあるからだろうか。

しかしおうち時間のプロを目指す筆者は「いや、和菓子も家で作ってみたい!」と思いたち、愛知県名古屋市にある老舗和菓子店・両口屋是清のオンライン和菓子教室に参加することに。今回は初めての和菓子作り&オンライン教室にしどろもどろになりながらも、おいしい和菓子を完成させる様子をレポート!

■準備物はほとんどなし!ズボラでも家にあるもので完結
オンライン教室の前日、両口屋是清から自宅に材料が到着。中にはあんこなどの食材が入っていて、「本当に家で和菓子を作れるんだ!」とわくわく。

申し込みすれば事前に材料を送ってもらえるため、自分で用意するものは道具のみなのだが、「1人暮らしの家にあるもので作れるのか?」とやや心配に。しかし説明書を読んでみると、今回のメニューで必要なものは飾り付け用のお箸や竹串、材料を計るためのはかりなど、家にあるものばかり。買い足したのは茶こしだけだったので、だいたいの人が家にあるもので作ることができると思う。

あとは当日を迎えるのみだが、筆者は作ったチャーハンを皿に盛らずフライパンのまま食べるほどの大雑把で、なおかつレシピを見ずに勘で料理するタイプ。果たして繊細で美しい和菓子を作ることができるのか、先生に多大なご迷惑をおかけしないだろうかと、やや不安になりながらも準備を進めた。

■初めてのオンライン教室にドキドキ!まずは下ごしらえ
迎えた当日。仕事でおこなうオンラインミーティングと同様に、事前に知らされていたURLからパソコンで教室に入り、講師の山口聡士さんとご対面。

もともとは両口屋是清 東山店で対面での和菓子教室をおこなっていたが、「コロナ禍でも和菓子を楽しんでほしい」とオンラインで開催。休止中の対面教室も、今冬より再開するそうだ。

「和菓子は難しいイメージがあるかもしれませんが、実は気軽に作れるものもたくさんあります。パンケーキを作る感覚で、抵抗なく誰でも挑戦してみてほしいですね。オンラインで開催することによって遠く離れた親戚や友人とも一緒に参加できるので、オンライン和菓子教室が1つのコミュニケーションの場になればうれしいです」と山口さん。

簡単な挨拶を済ませ、この日作る「サンタクロース」のこなし菓子の完成形を見せてもらう。プロだから当然なのだが、画面越しでもしっかりとその完成度の高さが伝わり、「もうそれを食べさせてくれませんか」と思ったりした。

さっそく和菓子作り開始。説明書と画面を見ながら山口さんの声に耳を傾けつつ、まずは小豆こしあんを3等分にしてまるめ、1つ15グラムになるように計っていく。普段ならこんなに細かく計量することがないので、この時点ですでに緊張が走った。

続いてきれいな赤色のこなし生地を同じく3等分に。「こなし生地は乾いたときに割れやすいので、最初に手で折りたたむようにして柔らかくしましょう」と山口さん。“折りたたみながら柔らかく”がパッと想像できなかったが、画面越しに山口さんも同様の作業を行っているため、コツを掴みやすい。講師の手元が見えるのはオンラインならではの安心感だ。

まるめた生地とあんこを付属のフィルムの中に入れて乾燥を防ぐ。そのうち1つずつを取り出して、いよいよ本格的な作業へ!

■「和菓子作ってる感」に感動するも、その難しさを実感
まずはこなし生地を手のひらで潰し広げ、その上にまるめたあんこを置く。切ったときの断面が美しくなるように“均等に”包み込んでいくのだが、これがけっこう難しい。

「親指の付け根にある丘の部分をうまく使いながら、生地を回転させるように丸め込んでいくといいですよ」と言う山口さんの見よう見まねでなんとか完了。あんこの位置が真ん中にきているかどうかは、切ってみないとわからない状態だ。確実に真ん中に持ってくるには日々の修業が必要なのだろうと思うと、貴重な経験をしているのだと再確認。

あんこを入れた生地の上側を少し押し、なだらかなサンタ帽の形になるようにしていく。さらに下側にお箸で溝を作る。用意していたお箸が少し細かったのか、やや細く深めの溝に。説明書の準備物の欄には「丸みのある箸」と書かれており、筆者は家にあるお箸を「丸みのある箸」と信じていたのだが、どうやら違ったようだ。

サンタ帽の“ポンポン”の部分を小さくまるめた白あんで見立て、飾りつけ。残った白あんを茶こしにギュッと押し付け、茶こしの目から出たふわふわの白あんを竹串ですくい取り、水を接着剤にしつつ先ほどの溝につけていくと…ついに完成!どこからどう見てもサンタ帽だ。

■気になる断面は?我が子のようにかわいい和菓子が完成!
完成まで約2~30分ほど。作業中は都度、山口さんから「焦らず、できた人から教えてくださいね」と声をかけてもらえ、初めての和菓子作りでも落ち着いて楽しむことができた。

今回挑戦してみてうれしかったのは、あんこや生地が事前に送られてくるのももちろんだが、作業場が汚れないようにと大きめのビニールフィルムも同封されていたこと。筆者はノートパソコンを使用していたので最悪キッチンなどに移動が可能だが、これならデスクトップのパソコンを使っている人もデスクを汚さず参加できる。

3つのサンタ帽をお皿に並べ、いざ実食。その前に気になるのが断面だが…結果はたぶん大成功!絶対にかたよっていると思っていたが、山口さんの教えのもと、きれいに真ん中にあんこを配置することができた。

素材は両口屋是清のもののため味は当たり前においしいのだが、自分で手を加えたと思うとそのおいしさはひとしおだ。

オンライン和菓子教室は、3カ月コース(1カ月に1回開催)1万1000円(材料・送料込み)、単月受講4400円(材料・送料込み)の2種類。それぞれ季節に合わせたモチーフの和菓子を作ることができる。

「買って食べるもの」「職人技が光るもの」という印象だった和菓子も、オンライン講習を活用すれば自宅で作ることができ、その技も体験することができる。なにより一緒に受講する人たちや講師とのコミュニケーションがとれることで、コロナ禍で不足していた「誰かと一緒に何かを楽しむ」ことができるのが魅力だとわかった。

おいしい和菓子を気軽に体験できる「オンライン和菓子教室」。和菓子が好きな人はもちろん、自炊に目覚めたがもう一歩踏み出したい人、遠く離れた家族や友人と楽しみを共有したい人にぜひおすすめしたい。

取材・文・写真=ウォーカープラス編集部

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