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優しさがあふれる町・沖縄本部町の未来をつなぐものとは?

  • 2021年10月20日
  • Walkerplus

沖縄本島の北西部に位置し、青い海とやんばるの森が広がる場所に位置するスターバックス コーヒー 沖縄本部町店。19年3月のオープン前から、本部町に暮らす方々が行うビーチクリーン活動に参加するなど、積極的に地域とかかわっている店舗の一つだ。7月、コロナ禍で制限のある生活を余儀なくされている子供たちと、未来の本部町を考えるオンラインイベント「ミライへつなごう」を開催した。

■ワクワクを共有し、10年後の本部町を子供たちとともに考える「ミライへつなごう」
本部町の魅力は、「やっぱり豊かな自然です」と笑顔で語る、沖縄生まれ沖縄育ちのアシスタントストアマネージャー(副店長)・富村彩乃さん。「目の前に青々とした海が広がっていて、道路にはカニが歩いていたり(笑)。反対側には山があり、いろいろな虫たちが住んでいるんです。このきれいな自然を守っていきたいという思いで、ビーチクリーンはスタッフみんな自発的に参加しています」

“1通勤1ゴミ”と、通勤がてらゴミを拾ったり、お客様にもマグカップの推奨をしたりもしているそう。また沖縄には「ゆいまーる文化」という相互扶助の考え方があり、人口1万3000人ほどの本部町では、互いに声を掛け合う町の人たちの姿からそうした文化をより濃く感じるという。

そんな本部町の未来を考えた時、地域の子供たちとその思いを共有したいという思いが芽生えた。そこで開催されたのが「ミライへつなごう」というオンラインイベントだ。本部町役場の牧田健太郎さんに相談し、イベントに賛同してくれた「本部小学校の放課後子ども教室」の子供たちにアプローチすることになった。

地域の魅力を再発見してもらうため、店舗パートナー(スタッフ)が町のさまざまな場所を写真に撮って編集した手作りムービーを子供たちに見てもらった。ムービーに登場するのは青い海や緑豊かなやんばるの森、美ら海水族館、慣れ親しんだ商店街…。

自分たちの知っている場所が登場するたびに子供たちからは歓声が上がったという。そして、子供たちが描く未来をハチドリの形をしたカードに思い思いに書いてもらった。「海がきれいなままであってほしい」「コロナもいない、泥棒もいない、優しい街になりたい」など、カードには子供たちの素直な言葉が並ぶ。

「『平和な』というワードが多かったのが印象的でした」と富村さん。楽しそうに未来を考える子供たちの姿を見て、自分が住んでいる町に興味関心があるんだということが嬉しかったそう。

「子供たちがわくわくしている姿を見るのがうれしかった」と話すのは、放課後子ども教室に子供たちが通い、運営にも携わる内山多香子さんと仲程亜理沙さん。イベントの開催にも協力し、コロナの影響で延期になるたびに、スターバックスのスタッフと共にできる形を模索してきた。子供らしい自由な発想をイベントで見ることができたのがとてもよかったと振り返る。

「本部町は思いやりのある人に対して優しい町だと、子育てをするようになってより強く感じます。子供と一緒に歩いていると、おじぃやおばぁが自然と声をかけてくれるんです」と内山さん。「海がきれいで最高なんだ、山が美しいんだ、という当たり前のことを誇りに思ってほしい」と仲程さん。

子供だけでなく、親世代にとっても町の未来を考える機会になったようだ。

■子供たちにとって誇れる町、暮らしたい町であるためにできることとは
店内でひときわ目を引く魚のアート「もとぶフローミー」は、アーティスト・淀川テクニック監修のもと制作。海のプラスチックゴミを材料に、地域の子供たちがアート作品をつくるワークショップを開催。そこでできた子供たちの小さな作品の数々を、アーティストが大きな魚のアートとして表現した。

沖縄本部町店では、ほかにも子供たちが自分のお世話になった人に感謝のアイスコーヒーを届けるキッズパーティや、沖縄民謡ライブなどを行ってきた。沖縄の文化を地域の方にも再発見してもらいたいという思いからだ。※現在は休止中

こうしたイベントに協力してくれているのが、前出の牧田さんだ。「外から来たからこそわかる町の良さがあります」という牧田さんは大阪出身で、本部町に暮らして13年目。お子さんとビーチクリーンに参加していたことがきっかけで、富村さんと知り合った。

「本部町は小さな町なので地域愛が強く、子供のために、お年寄りのためにという思いがある人が多いんです。でも、それが当たり前になっていて気づいていないという側面があるんです」

そうした町の良さを地域の人にもっと知ってほしいという思いから、スターバックスの活動に共感し、協力しているのだそう。

「スターバックスさんをはじめ、地域の企業はいろいろな取り組みをしてくださっていますが、そういう活動をしている人は楽しそうなんですよね(笑)。そんな大人の姿を子供たちに見てほしいと思っています。沖縄は町から出ていく若者が多いんです。でも、子供のころに本部町の良さを知って、将来、ここで暮らしたいと思ってほしいですね」

では、スターバックスのスタッフはどんな本部町の未来を描いているのだろう。

「次のフローミーを作らないことが目標」とは、パートナーの大山万利花さん。ある日、店で本部フローミーを見た男児に「なんで海にゴミがあるの?」と聞かれ、ハッとさせられたという。「私たちにできることを考えて、10年後も透き通る海、人の温かさを感じられ、ここにいたいと思ってもらえる街にしたい」と想いを語ってくれた。子供が発信することが、大人たちの気づきにもなっているのだ。

子供たちが未来を書いたカードは現在、店内に飾られている。自分の「ハチドリ」を見せるために、家族を連れてお店にきてくれて、輪が広がっている。

「ご覧になったお客様から『本部をよろしくね。これからも続けてね』という言葉をいただいて。1回のイベントで終わるのではなく、未来へつなげていくために地域の人と一緒に考えていきたいと、その一言であらためて思いました」と、富村さんも決意を新たにする。

「例えばゴミ拾いのような、スターバックスで子供たちと一緒にできることを見つけていきたいです。そうすることで子供たちに仲間がいるということを感じてもらい、仲間の輪が大きくなっていくことで地域に還元できることが大きくなっていければ」と想いは広がる。

「未来を繋ぐハチドリ」。継続して地域がつながる新たな活動を行うべく、次のステップへと取り組みを続けている。

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