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小林亮太が意外な隠し味入りの「テリヤキバーガー」を食レポ!自家製ベーコンのこだわりも紹介

  • 2021年10月29日
  • Walkerplus

舞台「鬼滅の刃」の竈門炭治郎役や「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stageの爆豪勝己役など、人気作品に多数出演している俳優の小林亮太が都内近郊のグルメバーガー店をナビゲート。食レポはもちろん、ハンバーガー好きの目線で取材したおいしさの秘密をお届けする。

東京・四谷にある「CRUZ BURGERS & CRAFT BEERS(クルズバーガーズ アンド クラフトビア)」(以下、「クルズバーガー」)は、アメリカンカルチャー好きの店主こだわりのグルメバーガーと、厳選したアメリカンクラフトビールを提供している人気店。

今回は、「テリヤキ」(1210円)に自家製ベーコン(275円)をトッピングしたカスタムバーガーをチョイス。このカスタムの決め手となった絶品ベーコンについても、じっくり紹介する。

■テリヤキバーガーにベーコンをトッピングした理由とは?
「クルズバーガー」の「テリヤキ」は隠し味にピーナッツが使われており、一般的なテリヤキバーガーとは一味違う味わいが楽しめる。

「和風のテリヤキソースにピーナッツペーストを加えることで、アメリカンな味わいを目指しました。ピーナッツペースト以外は一般的な材料ですが、しょうゆの角がとれたマイルドな味わいです」と店主の野本真希さん。アメリカンカルチャーをふんだんに取り入れた同店らしい、独自のテリヤキバーガーとして確立させた。

■パティに合わせた自家製ベーコン
そして、お店に伺った日がベーコンの仕込み日ということで、スモーク前の肉も見学させてもらった。

ベーコンを燻製するチップについて小林が質問すると、メスキートに、サブで桜チップをブレンドしていると教えてくれた。メスキートは、アメリカンバーベキューではおなじみのブリスケットを作る時に使われる燻製チップ。豚肉にはあまり使われないというが、ビーフパティに合わせることを前提としたベーコンとして試してみたところ、抜群の相性だったという。

「脂身が多い国産やアメリカ産の豚肉は、厚くカットして噛み締めながら食べるのに向いていますが、うちのハンバーガー用のベーコンは赤身多めのヨーロッパ産の豚肉を使って、薄めにスライスしています。このベーコンはそのまま食べるには味も食感も強すぎるので、おつまみメニューではほかのベーコンを使っています」(野本さん)

おいしいベーコンを作ることが目標ではなく、あくまでハンバーガーをゴールに見据えた設計をしているそうだ。「何をどう組み合わせるか、というのがお店ごとに本当に違うからおもしろいですよね。よりおいしくなるように素材一つひとつを考えるところに、アメリカンなハンバーガーなのに日本人らしい丁寧さを感じます」と小林。

テリヤキバーガーにベーコンを合わせたことはあまりない、という小林だったが、このベーコンをぜひ食べてみたいということで、トッピングをお願いした。

■「テリヤキバーガー」(+ベーコントッピング)の気になる味は?
「これは、初めての味ですね。しょうゆの尖った感じがなくて少し味噌っぽい感じというか…複雑な味わいでおいしい。地元が味噌文化の愛知なので、こういう味、好きです(笑)。ソースをパティに絡ませずに上にのせる形になっているから、どうなるんだろうと思っていたけど、ソースの味がダイレクトにきますね。でも、くどさは全然なくて、ジューシー感を堪能できます。ベーコンは薄くても味や香りによって存在感がちゃんとあるし、確かにパティとの相性もいいです!」(小林)

そして、「SNSでいろいろなグルメバーガーの写真を見ていても、ワッフルポテトがセットだと、クルズさんだ!ってすぐわかります。珍しいですよね」と、ハンバーガーを食べる時はポテトのチェックも欠かせないという、小林。このワッフル状のラティスカットポテトも、アメリカンビアバーから着想を得て取り入れたのだそう。

「ほかのハンバーガー店との差別化というのもありますが、ビアバーで人気のカットなだけに、ビールとの相性もいいんです。さらに、ローディッドポテト(フライドポテトに具材やソース、チーズをのせたおつまみ系メニュー)をやりたかったので、ソースをかけてもへたらないということが最大のポイントでした」と野本さん。

さらに、時間が経ってもサクサク感があり、テイクアウトやデリバリーにも向いているというから、このご時世にもうれしい。バーガーを食べ終え、ポテトをつまんだ小林も「確かに、冷めてもまだサクサクしてます!」と驚きの声をあげていた。

■ベストな状態で使うため、バンズは約2日寝かせる
「ヒール(バンズの下)が分厚いから、具材をしっかり包み込んでくれる感じがありました」とバンズの感想を小林が伝えると、「フランスパンと同じ素材で作っているバンズなので、クラウン(バンズの上)が大きすぎると、もそもそして食べづらくなってしまうんです。そこでヒールを厚めにしてバランスをとっています」と野本さん。

バンズは、過去に紹介した2店舗と同じく人気ベーカリー「峰屋」のもので、砂糖や乳製品などの副原料を使わず、小麦粉、天然酵母、塩、水だけで作ってもらっているという。その説明を聞いて、「そうなんですね!そのおかげか、食べた時に重たい感じもしなかったです」と小林も納得。

さらにこのバンズには、意外な手間暇もかけられている。天然酵母100%ゆえに水分量にムラがあり、届いたばかりの時はハンバーガーに使えないため、冷蔵庫で2日間ほど寝かせて水分を飛ばしているそうだ。

「冷蔵庫で味を締めて、使い頃を見極めて使っています。寝かせすぎると香りが飛んでしまうし、届いた順番と使い時が前後することもあるので、本当にじゃじゃ馬です(笑)」(野本さん)

■目指すのは「食べても飲んでもいい店」
「クルズバーガー」は、グルメバーガーとクラフトビール、それぞれを目当てに訪れる客も多く、野本さんは「ご飯を食べても、飲んでもいい、というお店にしたかったんです」と語る。IPA、ラガーを中心に多くのビールを楽しめるのはもちろん、おつまみメニューも豊富で、グルメバーガー店に来るのが初めて、という人でも気負わずに来店できそうだ。

また、「クルズバーガー」のグルメバーガーはテイクアウトも可能なので、おうちでも絶品バーガーを楽しんで。



※感染症対策万全のうえ、店舗の了承を得て撮影時のみマスクを外しています。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

ヘアメイク=平林輝之
撮影=小山志麻
取材・文=大谷和美

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