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【話題の商品】販売当日に2時間半で完売した話題の「パインアメソープ」の誕生秘話について聞いてみた!

  • 2021年9月8日
  • Walkerplus

クラウドファンディングで2091人のサポーターが支援し、目標金額の5718%を達成。さらに一般発売時はわずか2時間半でオンラインストア分が完売。ミヨシ石鹸とパイン社のコラボ商品「パインアメソープ」への反応は、予想を大きく上回るものだった。

コンセプトは“手の平で味わうパインアメ”。細かな部分まで再現することにこだわった「パインアメソープ」は、どのような経緯で開発に至ったのか。製造を行ったミヨシ石鹸株式会社(東京都墨田区)の広報担当者に話を聞いた。

■石鹸とアメの共通点「溶かして使う」に着目
1951年に誕生し、今年で販売70年目を迎える「パインアメ」。そんな人気商品とのコラボのきっかけは、未だに猛威を振るい続ける新型コロナウイルスの流行だった。

「昨今の感染症流行で、石鹸会社として今できることは何か、ということを考えておりました。そのような社会情勢のなか、感染症を意識せずに手洗いの時間を楽しんでもらいたい、という思いをのせて開発したのが『パインアメソープ』です」と担当者。

石鹸とアメ、どちらも”溶かして使う(洗う、味わう)”といった共通点があることに着目。老若男女、多くの人に長く愛され続けている「パインアメ」のパイン株式会社に2021年1月末に声をかけ、そこから約半年で商品開発した。

今回、ミヨシ石鹸はクラウドファンディングを初めて活用したという。「弊社の商品を愛用くださっているお客様は、30代後半〜50代の女性がメインです。ですが、そのほかの年代、性別の方にも知っていただき、『家族みんなで楽しんで使っていただきたい』という思いから、クラウドファンディングを活用させていただきました」

■開発スタート、目指すは「ほぼパインアメ」!
「まるでパインアメをそのまま大きくしたような見た目」「パインアメの甘酸っぱくてジューシーな香りの再現」「パインの“8”にちなんだサイズと価格」「植物由来の石鹸素地を使用し、上質な泡立ちとしっとりとした洗い上がり」、この4点は妥協できないポイントだった。香りについては、実は10年ほど前に香料会社から「パイナップル香料」を紹介されていたため、その香料をベースに”パインアメに忠実な香り”の調香を進めたという。

「香りの再現ももちろん大変だったのですが、一番時間をかけ、こだわった部分は『パインアメソープをいかにパインアメに近づけるか』という部分です。微調整を重ねて、パインアメのシルエットや質感を可能な限り再現しています。特に形に関しては、最後の最後まで時間をかけました。パインアメの特徴である”窪み”を石鹸で再現するのが難しかったり、なかなか綺麗に型から抜けなかったり……。金型は生産日の当日まで、本当にギリギリまで微調整を行いました」と担当者。

■こだわりすぎて、発売前は社内でも賛否両論!?
品質にこだわり、試行錯誤を経てようやく商品が完成。しかし、ミヨシ石鹸のこだわりは製造工程だけではなかった。パインアメの日が8月8日であることにかけ、「石鹸の直径は88ミリ」「発売日は8月8日」「販売個数は8888個」「値段は税込みで888円」と、パインアメソープに関するあらゆる数字を「8」にこだわったのだ。

「実は『税込888円』という値段については、社内では賛否両論でした。このボリューム、生産の手間、クオリティーと品質を考えると『税込888円では安すぎる…!』という声がありました。最後まで社内で販売価格を検討しておりましたが、今回は『パインアメの「8」にこだわりたい!』という企画担当者の強い思いから、税込888円で販売することが決定しました」(広報担当者)

そうして販売した「パインアメソープ」は、冒頭にも書いたとおり、あっという間に完売。実際に手にとったお客さんからも「普段の手洗いやバスタイムが楽しくなった」といった嬉しい声が届いているそう。今後の再販状況については「SNS等ミヨシアカウントをご確認ください」とのことで、今後も目が離せない!

※製品パッケージには「本品は食べ物ではありません」と記載しておりますが、小さなお子様やご高齢のご家族がいる方はご使用にご注意ください。

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