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話題の「発達障害」…では、“グレーゾーン”と言われた自分は一体何者?とある漫画家が描く“生きづらさ”とは

  • 2021年8月17日
  • Walkerplus

昨今、発達障害でもがき苦しむ人々が話題になっている。ではある日突然、自分に「発達障害グレーゾーン」の“特性”があると言われたら?

2015年に国連が定めた17の目標「SDGs(持続可能な開発目標)」への取り組みが世界中で活発になる中、「誰ひとり取り残さない」社会を目指して行くうえで、発達障害で苦しむ人々とどう向き合えばよいのだろうか。

そこで今回、発達障害グレーゾーンの特性を持つ漫画家・クロミツさん(@kuromitsu1510)が描くコミックエッセイをフィーチャー。発達障害グレーゾーンをテーマに、「甘え」「怠慢」と疎まれる“生きづらさ”を描いた漫画について話を聞いた。


■発達障害に“グレーゾーン”という領域があることを知り困惑…

数年前、仕事関係や人間関係で病んでいて、メンタルクリニックの先生からは「不安障害です」と言われていたと語るクロミツさん。メンタルクリニックに通っていくうちに、ネットなどで発達障害のことを学び、『自分は発達障害なのかも…』という疑念が湧いてきたのだそう。

「というのも、子供のころから他人とのズレを感じていたんです。すると先生が『そういうとこあるかもね』と、検査の後押しをしてくれました」

そして、検査をした結果、自分は発達障害ではなく“発達障害グレーゾーン”の特性があることがわかったのだという。

病気でも怪我でも、検査の結果は白か黒かの2択だと思うもの…。しかし「初めて“グレーゾーン”という領域があることを知って困惑しました」とクロミツさんは述懐した。

■社会から「あんたギリギリよ、社会の人材としてスペック低いよ」と言われた気がした

先生に詳しく話を聞くと、発達障害の特性はグラデーション状になっていて、「あなたはここにいます」と説明を受けたクロミツさん。しかし病気への知識もなく、正直「ちょっと何を言っているかわかんないな」と感じ、「気になるから自分でいろいろ調べてみた」とのこと。

どう調べたのかと聞くと、「主にネットの情報を見たのと、書籍を買って読みました。なかでも、ルポライター・姫野桂さんが書かれた『発達障害グレーゾーン』(扶桑社新書)を読むと、腑に落ちる部分が多く『自分もあてはまるな~』と納得しました」

書籍を読んで納得できた理由について「書籍の解説と自分の過去の体験を照らし合わせたとき、合致する部分が多かったんです。『仕事でミスが多い』『遅刻や忘れ物が多い』『自己肯定感が低い』この3つがピッタリとあてはまっていました」と教えてくれた。

そして、それを受け入れたとき、「正直、社会から『あんたギリギリよ、社会の人材としてスペック低いよ』と言われたような気がして、つらかったですね」とクロミツさんは語った。

■発達障害グレーゾーン”という特性に絶望せず、活路を見出したい

発達障害グレーゾーンを漫画として描き、自分の中で変化もあったという。まず、「自分以外に同じ特性を持った人が多いことに驚いた」というクロミツさん。今まで『おまえだけ何かおかしい』と言われ続けていたが、

『私もずっとそうでした』
『同じ特性があります』

といったコメントをSNSでもらい、共感してもられることに安心したのだそう。それは、発達障害グレーゾーンを描くモチベーションにもなっているという。

「センシティブな話題なので描くかどうか悩みましたが、自分が感じていた“葛藤”や“生きづらさ”を表現したいと思いました。“発達障害グレーゾーン”という特性に絶望するのではなく、どう活路を見出していくかを描いていきたいです」


画像提供:クロミツ(@kuromitsu1510)

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