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花火の前に屋台をはしごして大失敗!?花火のない夏に読みたいコミックエッセイ

  • 2021年6月25日
  • Walkerplus

コロナ禍が続き、今年も多くの花火大会の開催が不透明な状況だ。夜空を彩る夏の風物詩がなかなか楽しめない今、ウォーカープラスでは人気作家が描く「花火」をテーマにしたコミックエッセイ企画をスタート!今回は、勢いある絵とハイテンションなストーリーが魅力の漫画を描き、ダ・ヴィンチニュースで「カッラフルなエッッブリデイ」を連載するむめい(@mumei1010)さんに、子供の頃の花火大会の思い出を漫画にしてもらった。

■花火大会でテンションMAX!お祭りの屋台をはしごしたらお腹が……
むめいさんが描いた花火の思い出は、小学3~4年生ごろの体験談。友達と地元の花火大会に行くため、ばあばに浴衣を着付けてもらったむめいさんだが、頭の中はかき氷にベビーカステラ、たこ焼き、いか焼き、りんご飴...と、出店の食べ物のことで頭がいっぱい。浴衣が苦しくなった時の対処法も生返事で耳を素通りしてしまっていた。

花火が打ち上がる前に屋台をはしごしたむめいさんは、案の定、花火は始まる頃にはお腹がぱんぱんに。浴衣の帯がしめつけるのに加え、生で見る花火の醍醐味である音もお腹に響き、その場に座りこんでしまう。


「花火大会の思い出を汚したくはないんだ…」と、心配する友達の呼びかけにも応えず、じっと我慢するむめいさんだが、異変に気づいた警備の大人たちが駆けつけたことで事態はどんどん大ごとに。さらに「この子……血出とらんか??」と、口の周りについたかき氷のシロップを出血と見間違われ、巡回中の警察官までもがむめいさんの下へとやってくる。


大人たちに囲まれ、「私はそんなにヤバイことをやらかしたんだろうか…」と怖くなり、泣き出してしまうむめいさん。心配した警察官が「パトカーに乗ろうか」と問いかけ、断ろうと声を発した瞬間、花火大会で飲み食いしたものが全て“キラキラ”になって出てしまった……。そんな幼い頃の苦くて笑えてしまう思い出を振り返った作品だ。

■花火を漫画に描いたことでの気づきとは?
綺麗な花火と出店の食べ物に夢中で羽目を外してしまうという、多くの人が共感できる花火のエピソードを描いてくれたむめいさん。今回はむめいさんに、当時の心境や花火の思い出についても語ってもらった。

――子供時代ならでは花火のエピソードでした。当時はどんな心境だったのでしょうか。

「花火ももちろん楽しみでした!でも、出店がズラーッと並んでいるとテンションが上がってしまいます。夜に友達と好きなものを買って食べるというのが、子供の私にとってはすごく特別なことでした」

――今回の作品を描く上で意識したところはありますか?

「“キラキラ”が出たり、血が出ていると間違われたり、綺麗な話ではないので……。なるべく、ポップに汚らしくならないように気をつけました」

――ちなみに、むめいさんは今でも花火はお好きですか?

「花火大好きです!地元の小さい花火大会も好きですし、県内の大きな花火大会にもよく行ってました。午前中に出発して場所取りして、椅子も設置して…しっかり花火を楽しんでました」

――作品に描かれた以外にも、花火にまつわるご自身の思い出深い体験があれば教えてください。

「地元の花火大会の日は飲食店もすっごく混むので、居酒屋でバイトしていた時はとても大変でした。浴衣のお客さんがたくさんで、見てると辛くなりましたが、花火大会に行けなかったバイトの人同士で団結して今日の忙しさを乗り切ろうと励まし合っていたのも、いい思い出です」

――むめいさんにとって「夏」にはどんな印象がありますか?

「私の地元はとても田舎で普段はすごく静かな所ですが、花火大会の日だけはヤンキーが大集合して深夜まで大騒ぎするので、それも『夏!!!』って感じがします(笑)」

――花火を題材に作品を描かれたことでの気づきや感想があれば教えてください。

「初めて花火大会の話を描いたんですが、とても楽しかったです。当時のお祭りに行くワクワクした気持ちを思い出してとても懐かしくなりました。花火を描く機会もなかなかないので新鮮でした!今はまだ難しいですが、またこんな風にお祭りに行って夏の思い出をたくさん作りたいです」

取材協力:むめい(@mumei1010)


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