
2021年3月16日にオープンした日本初進出のラグジュアリー・ライフスタイルホテル、W大阪のアート・ペストリーバー「MIXup(ミックスアップ)」に5月26日よりオリジナルデザートコースが登場。パティシエが目の前で作るできたてのスイーツがコース仕立てで堪能できると聞き、さっそくライターが体験してきた。注目のポイントやおすすめのスイーツを紹介しよう。
MIXupはW大阪とピエール・エルメ・パリがコラボした、世界でもここにしかない新しいアート・ペストリーバー。店名には「ごちゃ混ぜ」という意味があり、それぞれのオリジナリティが混ざり合い、今までにないスイーツを提供することをコンセプトとしている。店内は中央のキッチンを囲むようにカウンター席があり、パティシエの手さばきを間近で見ながら斬新なメニューを味わえる。
■パティシエとの会話も楽しい!遊び心たっぷりのスイーツ
今回新たに誕生したデザートコース「CHEEKY(チーキー)」は、ウェルカムドリンク、スイーツ6品、軽食1品の計8品。コーヒーと紅茶の飲み放題もついている。しかしCHEEKYの一番の特徴は、単にスイーツが味わえるだけでなく、コースの中に散りばめられた驚きやユーモアも楽しめることだ。パティシエとの会話や食べるまでの演出もその一つ。
コースの最初にパティシエが取り出したのは、MIXupのロゴ入り缶詰。いよいよスイーツが作られる所が見られると注目していると、材料だと思っていた缶詰はなぜかそのまま皿の上に。実はこれ、ただの缶詰ではなかったのだ...。種明かしはぜひMIXupで実際に体験してみてほしい。
スイーツそのものも斬新でおもしろい。「PICK UP」というメニューでは、カウンターの上に置かれたのはなぜか寿司下駄。まさかと思っていると、登場したのはお寿司のような形のスイーツ。もちろんガリも添えてある。「ワサビは大丈夫ですか?」とパティシエの口調も板前さながら。一見マグロとウニのように見えるその味とは...?ぜひ一口で食べて確かめてみて。
パティシエとの距離が近いので、スイーツができ上がる様子を眺められるのと同時に、会話をしながらひと皿ずつどんなイメージで作られたのか、細かな工夫なども知ることができる。味だけでなく、いつもより深くスイーツを味わう機会となりそうだ。
■最後の仕上げは自分で!好みのデザートを作り上げよう
コースの後半にはゲスト自身がスイーツ作りに参加できるメニューも。完成までの最後の仕上げや、自分だけのオリジナルデザート作りが楽しめる。
花火をイメージしたデザート「FIRE UP」は、昨年は多くの花火大会が中止になってしまったが、今年は開催されて欲しいとの思いを込めて作られたそう。夜空に見立てた黒いプレートにバニラやミルクチョコレート、パッションフルーツのソースなどで花火を再現。目の前で描かれていく様子をじっくり眺められるのはカウンター席ならでは。スイーツを完成させる最後のひと手間はゲストの担当。きれいにでき上がったら、おいしさを心ゆくまで堪能しよう。
「MIX UP」という店名と同じ名前のメニューでは、自分好みの味を作ることができる。ライチとラズベリーのソルベにラズベリーソースやカルダモンクランブル、クリームを好きなだけトッピング!食べ方はMIX UPの名前の通りごちゃ混ぜにしても、少しずつ混ぜ合わせながら味わってもOK。ルールはないので自由に楽しもう。
ちなみに最後のメニューは「CLEAN UP」。名前からどんなデザートが出てくるか想像してみよう。最後まで遊び心とユーモアに溢れたCHEEKYは、おいしいスイーツが食べたい人はもちろん、日常にちょっとした変化や刺激をプラスしたい人にもおすすめだ。ぜひW大阪のMIXupで特別なひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。
取材・文=松原明子
※季節によりメニューが変更になる場合があります。
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