新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、公開が2度延期になった『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。2021年3月8日にようやく公開され、連日大きな話題となっている。
そんな『エヴァンゲリオン』シリーズからメインヒロインのひとりである「綾波レイ」の等身大フィギュアが登場した。価格は198万円(税込)で、完全受注生産。現在オンラインにて注文受付中、7月頃には届く予定だという。
■等身大でも違和感のないプロポーション
製作したのは等身大フィギュアの老舗メーカーである「株式会社ペーパームーンR」。過去には制服姿の綾波レイや、惣流・アスカ・ラングレーの等身大フィギュアを発売したこともある(現在は生産を停止)。今回登場した綾波レイは、プラグスーツを着用している。
等身大のフィギュアを見たとき、人の脳は「現実の人間」として認識してしまうため、縮尺したフィギュアをそのまま大きくしても違和感があるのだそう。そのためペーパームーンRでは原作のテイストを継承しながら、「現実の人間」として違和感のないバランスに調整。その結果、どの角度から見ても説得力のあるプロポーションに仕上がっている。
■綾波レイの細やかな感情を表現
また、フィギュアの命ともいえる「フェイス」には、見る角度によってさまざまな感情が読み取れるようなメイクを施しているそう。ヘッド部分の傾きを変えることで、「喜び」「悲しみ」などの多彩な表現が可能だ。
なお、髪の毛はよりナチュラルに見えるよう「ウィッグ」で再現。髪型は固定されているため変化せず、メンテナンスの必要もない。
■関節が動くのでポーズも自由自在
関節はペーパームーンRオリジナルの可動ジョイントパーツで接続されており、動かしてさまざまなポーズを取らせることができる。そのためアニメの名シーンを再現するほか、「車の助手席に乗せてドライブする」「食卓に座らせて一緒に食事する」など、綾波ファンにはたまらないシチュエーションが現実になる。筆者がもしもこのフィギュアを手に入れたら、月のイメージがある彼女と窓辺でお月見を楽しみたい。
198万円(税込)のフィギュアは決して安くはない。しかし、あの綾波レイが家にやって来ると考えれば、そこまで高くはないのかも!?綾波ファンはぜひ、ペーパームーンRの公式サイトをチェックしてみて。
取材・文=石川知京(関西ウォーカー編集部)