「基本、自由に描いている」「でも絵は下手くそ」「ド田舎に住んでいる」。コミカル&ユニークな作風の自伝的マンガで注目を集めるむめいさん(@mumei1010)のプロフィールには、これまた超個性的な自己紹介文が並ぶ。そんな独特の世界観に魅了される人が続出し、3月10日に投稿されたマンガ「学校にマニキュアをしていったら」は、Twitterで10万いいねを突破。「久しぶりに泣くほど笑った…」「まさに今マニキュア塗り終わって腹よじれる」など、数多くのコメントが寄せられた。ここでは、むめいさんにインタビューを行い、マンガを描き始めたきっかけや読者への思いについて語ってもらった。
――SNSにマンガを投稿し始めたのはいつからですか?また、そのきっかけを教えてください
「初めて投稿したのは、3年前くらいです。インスタに素敵なイラストやエッセイを投稿している方々を見て、『私も変な話いっぱいあるから描いてみよう…』と軽い気持ちでスタートしました」
――むめいさんの日常や昔話を描いたエピソードが多いですが、ネタを拾うときに意識していることはありますか?
「主に、私の過去の失敗や恥ずかしかった思い出、日常のちょっとしたハプニングなどを、題材にして描いています。当時はショックだった出来事や失敗も、時間が経てば笑い話になるので、見てくださっている皆さんにも一緒に笑ってもらえるようなネタを意識しています」
――マンガを描く時のルールや気を付けていること、こだわりなどはありますか?
「もともとは、ルールを意識し過ぎているところがあったんです。素敵なイラストでオシャレなエッセイを描いている方々に憧れ、クオリティの高い絵を描くことが大切だと思っていました。ですが、私の画力の低さでは到底無理で…。結局開き直ってしまい、『どうせ下手なんだから、思いきり自由に描こう!』と思い始めてから、描いててすごく楽しいです!ちょっとくらいあごが長くなっても、左右の目のバランスが悪くても、気にせずに描き進めるので、ほぼ作画崩壊していますが、見てくださっている方々が楽しんでくれるならそれでいいと思うようになりました(笑)!」
――むめいさんの大胆な作風は多くの人から愛され、今やInstagramのフォロワーは、3.5万人を超えました。フォロワーや読者の方へ、メッセージがあればお教えください
「私のマンガを読んで、『職場で嫌なことがあったけど元気が出ました』や『彼氏と喧嘩したけど、どうでもよくなりました』といったメッセージを、ありがたいことに毎日のようにいただきます。それだけでなく、私の健康面まで気遣ってくださる方々もいて…。涙が出そうになりますね。お礼を言いたいのは、むしろ私の方なんです!!!!!マンガを読んでくださっただけでもうれしいのに、皆さんのコメントやメッセージを読み返して、私も同じように元気を貰っています!この場を借りて、フォロワーの皆さんに『ありがとう』と、『大好きです』を送りたいです。届けえええ!!!!!!!!」
取材協力:むめい(@mumei1010)