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猫の木彫りに癒される人続出!「ウチに来て!」と言いたくなるかわいさ

  • 2021年2月22日
  • Walkerplus

TwitterやInstagramでじわじわとフォロワーを増やす、淡路島で木彫り作家として活動する花房さくらさん(35)。愛らしい猫がモチーフの木彫り作品を制作し、全国各地のさまざまな催事や、自身の個展などで発表している。どこかユニークで、微笑みの表情が印象的な猫たちについて、花房さんに制作のルーツを聞いてみた。

■木彫り作家を目指すきっかけは?作品に込められた想いも

木彫り作家として活動する花房さんだが、前職は驚きの海上自衛官。高校卒業後4年間勤務していたが、ある日突然、木彫り作家になることを思い立ち転身したという。

その理由については、「木彫りに興味を持ち始めたのは、父の影響です。元々、父が趣味として制作していたのが糸ノコで切り出す平面パズルで、当時小学生だった私は立体作品を作ってほしいとお願いしていたのですが、その願いも叶わず…。その頃から、木彫りの立体作品への憧れもあり、心の奥に眠っていた“作ってみたい”という気持ちを叶えるために、制作するようになりました」。

また、猫を題材に作品を作り始めた理由については「人間に最も身近な動物で、かわいいと愛でられている反面、私には、日本では人間の支配下でしか生きていけないように見えて。その特性が気になってしまい、何度でも作品にしたくなってしまうんです」と語ってくれた。

■それぞれの作品にストーリーを設定して想像しながら彫っていく

作品に登場する猫たちは、微笑んでいたり、物欲しげな表情をしていたり、リラックスしていたりと細かい表現も魅力的。花房さんが作品を作るにあたって大事にしていることは、それぞれの猫たちに落とし込む”ストーリー”だと言う。

「昔飼っていた猫をモデルにする時もありますが、ほとんどは自分で考えたストーリーに基づいて、その猫の性格や見た目を想像しながら作っています。例えば、ほっかむりを被った『籠をせおう(ほっかむり)』という作品では、“かわいい”の象徴とも言える猫耳を隠すことで、人間の庇護から逃れ自由に生きる猫を表現しています」

「『どうぞの像』という作品は笠地蔵の話からインスピレーションを受けた物で、いつも飼い主にお世話になっている猫たちが人間へ恩返しをすべく、自分の名前や出自にちなんだ物をプレゼントする様子を作り出しました」

一匹一匹に温かい想いやユニークなエピソードが込められているため、制作にかかる時間も膨大。頭のなかでイメージが固まっている作品は数日から数週間で彫ることもあるが、自分のなかでイメージがぼやけたままだと、小さいものでも途中で作ることをやめてしまう場合もあるそう。

また、机の側にちょこっと飾っておきたいような猫たちもかわいらしい。文房具と猫を絡めた独創的な作品が、見ている人の癒し心をくすぐっているのだろう。

数々の作品を生み出している花房さんだが、今後は、お客さんと一緒に遊べるような、空間を丸ごと使った体験型の展示にも挑戦したいという。

2021年5月26日(水)〜30日(日)には大丸京都店のアートフェアに出展、9月には東京、2022年には福岡での個展も予定しているので、機会があれば足を運んでみて欲しい。これからも、花房さんが作り上げる自由でゆるい猫たちに癒されたい。

取材・文=鳥本明衣(glass)

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