鳥取県鳥取市の鳥取県立博物館で、芸術家・岡本太郎のパリでの前衛芸術家との交友と、日本において主導した芸術運動との関係を検証する企画展「生誕110年 岡本太郎-パリから東京へ」を3月21日(日)まで開催中だ。
岡本太郎(1911年-1996年)は、知名度・実力ともに戦後日本の「顔」の一人といえる前衛芸術家。1930年から10年間、フランスのパリで絵画の研鑽を積んだ岡本は、ハンス・アルプやジャン・エリオン、クルト・セリグマン、またマックス・エルンストやマン・レイといった抽象派あるいはシュルレアリスムを牽引していた同地の新進気鋭の芸術家たちと親交を深め、自身の作品に反映していった。
大戦後、岡本は活動の拠点を東京に移したが、欧米の芸術家たちとの交流は続き、彼らの作品は岡本を介して日本で紹介される機会を得た。岡本がオーガナイザーとして開催した展覧会は、アンフォルメルや抽象表現主義といった同時代の欧米における美術への関心を深め、戦後日本の現代美術の進路を定めることになった。
本展では、67点の岡本作品を含め180点を超える同時代の作品を展示。オーガナイザーとしての岡本の役割を、同時代の展覧会との関係において検証する内容となっている。
先取的かつ精力的な岡本太郎と彼を擁した時代の様相を堪能できる企画展「生誕110年 岡本太郎-パリから東京へ」に出かけよう。
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