
コロナ禍により休日も家で過ごすことが増えた今だからこそ、「やりたいな」と思いつつもできていなかったことを実行に移すチャンス。おうち時間を有意義に過ごすべく、ウォーカープラス編集部・三浦が、ずっとやってみたかった「大人の塗り絵」に挑戦!
今回は色鉛筆など多彩な文房具を取り扱うコクヨ株式会社の上土井朋子さんに、初心者でも美しく塗り絵を仕上げる方法をレクチャーしてもらった。
■1本で変幻自在!塗り絵の可能性が広がる色鉛筆に感動
まずはビフォーアフターを見るために、我流で塗っていく。今回塗るのは、コクヨから発売されている「はみだしてもいいぬりえ」(500円・税抜)。
やってはみたものの、はみ出してもいいと言われているのにはみ出せなかったり、色が単調でおもしろみがなかったり、うまく塗れないので途中で飽きてしまったり、子供の頃となんら変わりない仕上がりに…。
上土井さんのレクチャーが始まり、ここからはコクヨの「DUAL COLOR」(20本4000円・税抜)を使って「大人の塗り絵」を開始!DUAL COLORは1本の鉛筆に2色の芯が入っており、塗る角度や力の入れ方によって色が変わる色鉛筆。1色を狙って出すのではなく、2色を自然に重ねることで味わいのある発色になるのが特徴だ。
「くるくると軽いタッチで塗ってください。暗い部分は回数を重ねて、明るい部分は白く残すことで1色でも立体感が出せますよ」と、上土井さんからのアドバイスが。力を入れすぎずにくるくると慎重に塗り進めると、2色が合わさったニュアンスカラーも再現できるように!影ができるところには鉛筆を細かく動かして濃い色味にしたりと、意外と頭を使う。
■透け感がかわいい!大人もハマるクレヨン
色が塗れたら、次はコクヨの「透明くれよん」(16色2800円・税抜)で重ね塗り。使用感はクレヨンそのものなのだが、従来のクレヨンのこっくりとした色味ではなく、下地の色や線が見えるクリアカラー。
こちらは線からはみ出して影をつけるように使ったり、ポップな仕上がりにしたいときにおすすめだ。力をほぼ入れず、軽く塗って透け感を生かすのがポイント。
■「大人の塗り絵」完成!
上土井さんのレクチャーと特殊な色鉛筆&クレヨンにより、子供のようなベタ塗りからは想像もできないでき栄えに!ところどころはみ出したり、濃淡をつけたり、ビフォーとはまったく違うオシャレな絵にすることができた。
飽きずに楽しむためのコツを上土井さんに聞くと、「透明くれよんやマーカーペンなど、画材を変えて塗るのがおすすめです。好きな絵柄が多い本を選ぶと楽しみもアップしますよ」とのこと。子供の頃の自分に教えてあげたい…!
その後、すっかり虜になった三浦は、自宅で1ページものの超大作にチャレンジ!花を青色にするなど、自分で色味を決められる楽しさに気づいて、さらにハマりそうだ。
今回使用したグッズはすべて「梅田 蔦屋書店」で購入できる。しばらく続きそうなおうち時間のお供に、ぜひ挑戦してみてほしい。
取材・文=三浦あやか(ウォーカープラス編集部)