神奈川県横浜市の山下ふ頭で全高18メートルの実物大ガンダムを動かし一般公開する期間限定施設「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」が12月19日(土)にオープンする。そしてオープン前日の12月18日(金)、GUNDAM FACTORY YOKOHAMAオープニングセレモニーが開催。『機動戦士ガンダム』の生みの親・富野由悠季監督らが見守るなか、“動くガンダム”の特別演出がお披露目された。
■世界も注目!横浜が新しい「ガンダムの聖地」に
アニメ『機動戦士ガンダム』40周年プロジェクトの一環として、2020年12月19日から2022年3月31日までの期間限定でオープンする同施設。初代ガンダム(RX-78-2)を劇中設定と同等のサイズで再現し、各関節が可動し様々なポーズを取る“動くガンダム”を見ることができる。会場内にはガンダムの頭部と同じ高さから間近で見ることができる特別観覧デッキ「GUNDAM-DOCK TOWER」を備えた「GUNDAM-DOCK」や、限定商品を取り扱うショップやカフェなどが入った「GUNDAM-LAB」も併設される。
オープニングセレモニーでは約14分間に渡り演出を公開。ガンダムの起動実験を開始するアナウンスが流れ、全身の安全灯やサーチライト、メインカメラが順々に点灯。ドックのハッチが開きガンダムが歩き出すが、エラーが発生し制御不能となり立膝をつき停止してしまう。その後再起動に成功し、飛び上がるような姿を見せるという内容だ。
■世界トレンド入り!明日からの一般公開を待ちきれないファンも
関係者のみで行われた同セレモニーの模様は、「生中継!ガンダム動く」としてNHK BSプレミアムで生中継を実施。実物大ガンダムのお披露目にあたって、12台ものカメラで中継を行うという力のいれようだった。この中継を目の当たりにしたファンたちも即座に反応。SNS上では「あー、現地で観たいわぁ」「テレビで観ていたガンダムが動く時代が来るとは!!日本の技術者、素晴らしい!!」といった感動を伝える声が数多く見られた。
また、GUNDAM FACTORY YOKOHAMAを望む山下公園には、明日(12月19日)からの一般公開を待ちきれないファンが実物大ガンダムを一目見ようと訪れていた。30代の男性医師は「オープン前の下見にきましたが、この距離からでもやっぱり大きい。オープン後はぜひ間近で見たいと思います」、40代の会社員女性は「高速道路から見えたガンダムが気になっていました。あの大きなガンダムが動くと思うとびっくり」と、“動くガンダム”の注目度と期待の高さをうかがわせた。
■実物大ガンダムを作ったからこその“気づき”「ガンダムは優しかったんです」
イベントでは、ガンダムの生みの親である富野由悠季監督がセレモニーに登壇。開口一番「お子様に謝りたい、2足歩行の実物大ガンダムを作れなかった」と“富野節”で謝辞。実物大ガンダムを実現させた関係者、技術者に感謝の言葉を述べるとともに、「この1/1ガンダムは、この大きさとおもちゃカラーだからこそ、動きが優しくて気持ちがいい。人の形が素晴らしいということを今まで以上に教えてくれました」と感想を述べ、「見ていってください。ガンダムは優しかったんです」と呼びかけた。
そして、バンダイナムコエンターテインメントの宮河恭夫社長は「今できる表現で動くガンダムを作るというのが我々の出発点。このガンダムの一歩が、次の技術の一歩、明るい未来への一歩になればいいと考えている」と話した。
ガンダムファンの夢とも言える実物大の動くガンダムがいよいよお目見え。その雄姿をぜひその目で確かめよう。
■GUNDAM FACTORY YOKOHAMA 開催情報
開催期間:2020年12月19日(土)~2022年3月31日(木)
営業時間:10:00~21:00(20:00最終入場)※時期により営業時間を変更する場合あり
会場:神奈川県横浜市中区山下町279番25 山下ふ頭内
入場料金:大人(13歳以上) 1650円(税込)、7歳以上12歳以下 1100円(税込)、GUNDAM-DOCK TOWER観覧料 7歳以上 3300円(税込)
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
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