東海エリアのラーメン雑誌「ラーメンWalker」が毎年開催する「ラーメンWalkerグランプリ」。この企画では、ラーメンブロガーやラーメン評論家など“ラーメンのプロ”と読者によって、各エリアで人気投票を行っている。今回は、過去に連続でグランプリを受賞し、殿堂入りを果たした超実力派の4店を紹介する。<※情報は「ラーメンWalker東海2021」(2020年9月17日発売)より>
■醤油を極めた至高のラーメンが人気!
天才肌のラーメン職人である店主が作る一杯を求め、日々行列が絶えない「らぁ麺 紫陽花(あじさい)」(名古屋市中川区)。開業5年目にして、殿堂入りした実力がうかがえるラーメンは、醤油というオーソドックスな味に独自のこだわりをプラス。奥深くコクがあるスープは、鶏と魚介をベースに、食材の旨味を重ねている。そのスープを生かすタレも研究を重ね作られている。
「醤油らぁ麺」(税込850円)は、鶏や昆布など素材の旨味と醤油の力強さを感じさせるスープに、喉越しのいい自家製麺がマッチ。ロースと肩ロースのチャーシューと、柚子の風味を付けた鶏チャーシューがのる。
※2020年年末ごろにメニューの全面リニューアルを行う予定
●らぁ麺 紫陽花 / 住所:愛知県名古屋市中川区八剱町4-20-1 コーポ源1F / 電話:052-355-0787 / 時間:11:30~14:30、18:00~21:00 / 休み:月曜
■白エビの旨味を凝縮した一杯が多くのファンを魅了
「麺屋 白神(はくしん) 本店」(岐阜県関市)の代表・石神氏が考案した、富山県産白エビで作るえびそばは、同店唯一の味。東海エリアのみならず、全国的にもファンを持つ名店だ。ラーメンWalkerグランプリでは、岐阜総合1位を独占し続け、東海で最初に殿堂入りした。現在は、関市内に3店舗を展開し、豚骨にこだわる「二代目 白神」、辛さを追求した「爆王」と、全店違う味で勝負している。
「特製えびそば」(税込960円)の白エビのエキスを抽出して作られる濃厚なスープは、エビの香りや旨味がたっぷり。口の中でホロホロとほどけるような食感の軟骨チャーシューなどの具材を豪華にトッピングする。
●麺屋 白神 本店 / 住所:岐阜県関市巾2-144-6 / 電話:0575-25-0656 / 時間:11:00~14:00、17:30~21:00 / 休み:月曜、第3火曜
■理論派店主が探求し、日々進化する塩ラーメンが絶品
人気と実力を兼ね備えた三重の名店として知られる「鉢ノ葦葉(はちのあしは)」(三重県四日市市)。煮干しや鶏ガラなど素材の旨味を極限まで引き出して作られるスープは、計算のもとに成り立つ旨味の相乗効果で、何層にも重なった奥深さと、食材一つ一つが生きた横へと広がる旨味がポイントだ。店主が研究し、独学で作り上げた珠玉の塩ラーメンを求め、遠方から訪れるファンも多い。
「塩らー麺」(税込850円)は、日々研究を行い毎日変化する看板ラーメン。スープの圧倒的な旨味の中に、遅れて塩の甘味がじんわりと広がる。独自ブレンドの小麦粉で作る自家製麺はモチモチ&ツルッとした食感。
●鉢ノ葦葉 / 住所:三重県四日市市城北町1-12 ル・グラン1F / 電話:059-351-5227 / 時間:11:00~15:00/ 休み:月曜(祝日の場合翌平日)
■旨味を引き出すために日々研究を重ね進化する塩ラーメンが好評!
「らーめん 奏(かなで)」(名古屋市昭和区)は、厳選素材を使った、うまみ調味料無添加の塩ラーメンが看板メニュー。旨味と奥深いコクがありながらもすっきりとした味わいの一杯で好評を博し、2015年と2016年のラーメンWalkerグランプリでは、2年連続で愛知県の総合1位を獲得した人気店だ。高品質な食材を使用するだけでなく、その食材の旨味を引き出すための研究や技術の研さんを日々行っている。
「しおらーめん(中)」(税込700円)は、魚介と鶏のバランスが絶妙なスープに、奥深さと旨味を増すため鯛煮干しを少量入れたタレを合わせる。自家製麺や丁寧に仕込まれたチャーシューなど、随所にこだわりを感じる。
●らーめん 奏 / 住所:愛知県名古屋市昭和区阿由知通1-9 / 電話:非公開 / 時間:11:30~14:00、木曜 11:30~14:00 、18:30~20:30 / 火曜
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