香川県高松市にある高松市美術館で、12月13日(日)まで「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.09 時どきどき想像」が開催中。
「高松コンテンポラリーアート・アニュアル」は、独創性、将来性のある優れた作家を発掘、紹介する現代アートのグループ展。本展では「時どきどき想像」をテーマに、今注目の5名の作家による作品を展示する。
「時」とは何か。太陽や月の動きのように不可逆的に思える一方、記憶を辿ったり将来を思い描いたり、「想像」の力で自由に行き来することもできる。ただ物事の情報を追うのではなく、その向こう側に在る目に見えないものまで思いを巡らせる、「時」にまつわる多様な表現やアプローチを通して想像を膨らませ、様々な感覚を揺さぶられる展示会だ。
出展作家は、蝸牛あや、井上佐由紀、後藤映則、保井智貴、大西康明の5名。国内外で個展、グループ展、芸術祭等に積極的に参加してきた実力派アーティストたちが、「時を想像する」をテーマに、刺繍や写真、木彫、ポリエチレンシートを使ったインスタレーションなど、日常生活のなかで目にしたことのある素材や技法を用いた作品を展開する。
連携企画として、香川にゆかりのある出品作家・保井智貴が会期中に、仏生山町近辺にあるアトリエ「彫刻家の家」とギャラリー「TOYTOYTOY*」で作品を展示。そのほか、ギャラリートークやワークショップなども実施される。
注目の現代アート作家たちが生み出す「時どきどき想像」を観賞しに高松市美術館に出かけよう。