神戸どうぶつ王国で9月8日に誕生したナマケモノの赤ちゃんの一般公開が、10月9日よりスタートした。赤ちゃんのかわいさはもちろん、初めての子育てに奮闘する母親の姿も観察できる。
■開園以来初!ナマケモノの赤ちゃんが誕生
熱帯の森林に生息するフタユビナマケモノ。睡眠や出産も木にぶら下がって行うなどほとんど樹上で生活しているが、週に1回程度は排便・排尿のために木から降りるそう。地上では極めてのんびりと動くが実は泳ぎが得意で、水中ではスピーディーに動くというギャップの持ち主だ。
神戸どうぶつ王国でフタユビナマケモノの赤ちゃんが生まれるのは、2014年7月の開園以来初めて。母親にとっても初めての出産となるが、その子育てについて毎日眺めている飼育スタッフは、「とても上手に育てている」と絶賛している。
赤ちゃんは母乳をもらって順調に成長しており、現在は母親が食べるものに興味を持ちだしているという。
なお母親から離すことができないため、赤ちゃんの性別や体重はまだわからないとのこと。
■飼育担当者も思わず声が出るかわいさ!
ナマケモノの飼育を担当する東さんに、赤ちゃんが生まれたときの様子について聞いてみた。
「発見した時、母親が腹の上に子どもを乗せて胎盤を食べているところでした。ナマケモノの赤ちゃんを間近で見るのは初めてで、そのかわいさに思わず声が出てしまいました。お母さんは初産ですが上手に子育てしてくれているので、今後の成長が楽しみです。
今回誕生した赤ちゃんを通じてより多くの方に、ナマケモノについてはもちろん、ナマケモノが住む熱帯雨林に共生しているその他の動物や、動物たちを取り巻く環境など、様々な事柄に興味を持っていただけるとうれしいです」
7月にウスイロホソオクモネズミ、8月にはスナネコ、そして今回のナマケモノと、ベビーラッシュの神戸どうぶつ王国。かわいい赤ちゃんたちに会えるチャンスを逃さないで。
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