鹿児島県姶良郡湧水町の霧島アートの森で11月8日(日)まで、「開館20周年記念アートラボ つくるスポーツ/するアート展」を開催中だ。
本展は、犬飼博士と安藤僚子の2人のアーティストを招いて、鹿児島で48年ぶりとなる国民体育大会や全国障害者スポーツ大会の開催など、スポーツへの機運が高まる2020年の秋にスポーツとアートを包括し考える場を創出するため企画された。
新型コロナウイルスの拡大により、新しい生活様式の構築という急速な社会の変化が促され、予定されていたスポーツの祭典は開催時期や内容の見直しを迫られたことにあわせ、本展も企画内容が更新されての開催となる。
壁に投影される過去の自分や家族、友達、動物などの走った記録と実際に「かけっこ」ができる装置として好評を博したメディアアート作品『スポーツタイムマシン』(文化庁メディア芸術祭鹿児島展 2015)の展示や、「入らなそうでギリギリ入る物体」を設計・制作し、それを任意の空間へ実際に入れてみる『搬入プロジェクト』といった作品を展示。
「つくるスポーツ」と「する(プレイする)アート」について取り組みを続ける2人のアーティストの視点をとおして、変化する社会に寄り添いつつ生み出されるスポーツとアートによる共創について考えるきっかけを創出する。
スポーツの秋と芸術の秋を一緒に体感できる「開館20周年記念アートラボ つくるスポーツ/するアート展」に出かけて、体で感じられるアートを体験しよう。
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。