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「アイドルらしくない道」歩む乃木坂46齋藤飛鳥、梅澤美波は“アイドル像を崩した”先輩たちに感謝

  • 2020年9月25日
  • Walkerplus

人気コミック「映像研には手を出すな!」(著:大童澄瞳)を実写化したTVドラマが好評に終わり、その続編となる映画版が9月25日(金)より公開される。「映像研」を結成した女子高校生3人が奮闘する姿を描いた本作では、超人見知りな天才監督の浅草みどりを齋藤飛鳥、アニメーターを目指すカリスマ読者モデル・水崎ツバメを山下美月、金儲けが好きで交渉術に長けるプロデューサー・金森さやかを梅澤美波という乃木坂46の人気メンバーが演じる。殻を破り、個性の強いキャラクターに全力でなりきった齋藤と梅澤が、撮影秘話や互いへの思いについて語ってくれた。

■好きなものをとことん追いかける姿が「眩しくてしょうがなかった」
――本作では浅草みどり、金森さやかを演じているお2人ですが、ご自身の役、そしてお互いの役についてお聞かせください。

【齋藤飛鳥】 (ドラマ放送後に)「飛鳥ちゃん意外と浅草っぽいとこあるよ」とか「昔の飛鳥ちゃんは浅草だよ」とファンの方から言われると、ちょっと気恥ずかしいような照れくさいようなうれしいような、不思議なむずがゆい気持ちになりました。

今はSNSによって人の目を気にする時代になっていて、周りに合わせる文化が強いと思うんですけど、浅草みたいにまっすぐに自分の好きなものを突き詰めたり、周りにいくら反対されようと自分の意志を貫く人たちって「こんなに美しいものなんだな」というのをすごく感じたので、観てくれた人たちにもそれが届いてほしいなと思っています。

【梅澤美波】 浅草氏は人見知りだけど愛嬌があって、愛おしくなります。好きなものを泣きながらアツく語る浅草氏や水崎氏を、金森としては冷めた目で見ていますけど、私自身は眩しくてしょうがなかったです。私にはいままであそこまで夢中になれるものがなかったので、好きなものをとことん追求していて、それをさらけ出している2人の姿が本当にカッコいいなと思いました。

金森は、“この人がいれば絶対に大丈夫”という安心感があるので、マネージャーにしたいぐらいです(笑)。ただ、ふとしたときに弱さや隙を見せたりもするので、そんなところがかわいいなと。

【齋藤飛鳥】金森氏はすごく完璧な人に見えるけど、実は人間としてはちょっと未熟なんじゃないかなと。自分が悪くてもゴメンナサイを言わないし(笑)。だけどその分をちゃんと自分で取り返してくるところがすごいですし、そのときの大げさなアピールがかわいらしいなと思います(笑)。

――梅澤さんは乃木坂46の先輩である齋藤さんに対して、最初から思い切りお芝居できましたか?

【梅澤美波】浅草氏を叩くシーンは、最初は思い切りいけなくて結構NGを出してしまいました。ですが、テイクを重ねていくうちに全く遠慮なくやらせていただけるようになりました(笑)。

【齋藤飛鳥】ちゃんとNGの回数は数えて、あとで何かあったら出そうと思っていました(笑)。

■“ギアを上げて”後輩に歩み寄った齋藤飛鳥、“変化”と頼もしさを見せた梅澤美波
――乃木坂46の先輩・後輩であるお2人ですが、本作での共演を通してお互いへの印象が変わった点や、伝えたいことはありますか?

【梅澤美波】私がシングルで初めて選抜メンバーに選ばれたときに、飛鳥さんがうれしい言葉をかけてくださったのを覚えています。まだ2年目で自分の方向性を探っている頃だったので、すごく救われて、「見てくれてる人がいるんだ」と思えました。そこから「映像研」の撮影に入って、(私は)「本当はしっかりしていない」と見抜いてくださってからは、お仕事に挑むときの気持ちの持ちようが全く変わって、すごく楽でいられるようになりました。そのきっかけは飛鳥さんの言葉だったので、すごく感謝しています。

【齋藤飛鳥】 ありがとうございます(笑)。そのときは私にとってシングルで2度目の単独センターだったので、いっぱいいっぱいにならずにちゃんと他のメンバーのことも見なきゃと意識していて、最初に目をつけたのが梅(澤)でした(笑)。

「映像研」の前から梅澤にちゃんと将来性を感じていましたし、だからこそ、自分が見せたいアイドル像は誰にでもあるので、「本当はしっかりしてない」というのを表にしたら嫌がるかもと思っていたのですが、意外とノってきてくれて、そこがすごく良かったです。本当に私がきっかけだったかどうかはわからないですが(笑)。

【梅澤美波】 本当ですよ(笑)。

【齋藤飛鳥】 でも実際、いまのキャラクターになってから良さが出ていて、フリートークなども上手になったと思います。それは梅澤が寛容な心で「カッコ悪いところを見せてもいいんだ」と気付けたからで、梅(澤本人)の力です。今後も頑張ってください!期待しています。

――お2人と山下美月さんの3人が主演の作品となりましたが、撮影の中で絆を感じたエピソードがあればお聞かせください。

【梅澤美波】(飛鳥さんとは)この作品に入るまであまりしゃべったことがなく、「大丈夫かな?」と不安だったのですが、飛鳥さんの方からすごくがんばって距離を縮めようとしてくれて、現場での振る舞い方も普段より“ギアを上げて”くださっていたので、救われました。後輩の側から壁を壊すことは難しいので、本当に感謝しています。

また、ドラマ版の撮影で「このシーンが難しいんですよね」と飛鳥さんに相談したことがあって、そしたらそのシーンの撮影当日に「大変だって言ってたよね」とチョコをくださったんです。サラッと気遣いされるところがカッコいいんですよ!

【齋藤飛鳥】 戦略ですけどね(笑)。こうやって取材のときに言ってもらえますから(笑)。

山下はハマり役で、台本読みの時点で水崎ツバメだったのですが、梅(澤)は映像系のお芝居の経験も少なかったのでどうするのかなと思っていたら、クランクイン初日にしっかりと金森氏のキャラクターを仕上げてきて驚きました。根がすごく真面目なので、家でも台詞をたくさん練習して、役をしっかり分析してきたんだろうなというのが伝わってきて。「なんて頼もしい後輩なんだ」と思いました。

■アイドルとして、女優として、そして乃木坂46としてのこれから
――お2人が本作で挑戦できたことを教えてください。

【齋藤飛鳥】 やはり、後輩と一緒に作品に参加したことが一番の挑戦だったと思います。始まる前は、ここから3カ月間も先輩として後輩2人を見つつ、自分のお芝居に集中しなきゃいけないんだと思ったら地獄みたいな気持ちだったのですが(笑)、やってみるとお芝居の楽しさをさらに知ることができましたし、2人はすごく優秀で、仲を深めることもできたので、やってよかったなと思っています。

【梅澤美波】 私はお芝居そのものが挑戦でした。舞台は何度かやらせていただいたことはありましたが、映像のお芝居との違いを感じられて楽しかったですし、今回をきっかけにすごく興味ができたので、またいろいろな役に挑戦できたらいいなと思います。

――梅澤さんの“アイドルとして”“女優として”の今後の展望もお聞かせください。

【梅澤美波】 乃木坂46は、“かわいくいなきゃいけない”という私の中のアイドル像を崩してくれた存在です。先輩方がモデルや女優などいろいろな活動をして道を切り開いてくださったように、私自身も後輩のために、枠に囚われずにさまざまなジャンルに挑戦したいと思っています。女優としては、まずは金森と正反対のか弱い女性を演じられたらいいなと(笑)。舞台だと殺陣にも興味があります。

――齋藤さんはご自身のことを「アイドルらしくない」とコメントされていますが、そのことに葛藤を抱えたことはありますか。

【齋藤飛鳥】 乃木坂46に加入した当初は王道のアイドルキャラを目指していたのですが、自分に向いていないことに気付いてからは自然と方向転換していったんです。だから自分が何かを切り開いたとは思ってないですし、“アイドルっぽくない”と言われるのを狙ったわけでもなくて。他の人や作品と関わっていくなかで、いいなと思ったものを自分の中に取り入れていって、ようやくここに辿り着いたという感じですね。

今の乃木坂46には、端的に言うととても満足しています。1期生として良い形で同期を送り出せましたし、後輩たちもたくましく成長してくれています。本作を通して私も後輩への接し方や、グループへの気持ちが変わっていったので、(グループとしても)そろそろまた変化があるんじゃないかなと思います。

白石(麻衣)の卒業も控えていますし、乃木坂46の活動ももうすぐ10年になるので、常に新しい一面をファンの方々に見せて、飽きられない、飽きさせない楽しいグループにしたいと思っています。

取材・文=奥村百恵

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