大阪城がある大阪城公園の見どころからグルメ・お土産まで、おでかけ前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は休止・中止または内容変更になっている場合があります。ご注意ください)
■大阪城公園ってどんなところ?大阪城を中心におしゃれなお店が立ち並ぶ都市公園
大阪府大阪市中央区にある大阪城公園。園内には、かつて天下統一を成しとげた豊臣秀吉が拠点として1583年(天正11年)に築城した大阪城天守閣をはじめとする歴史的建造物や、約300本の桜がある西の丸庭園、約1270本の梅の花が咲き誇る梅林といった春夏秋冬で楽しめる自然のスポットも多数。そのほかに複合施設や音楽堂、野球場など1日ではすべて回りきれないほどの数のスポットがある。また、春はお花見、冬はイルミネーションといったように、四季折々で多彩な顔をもつ大阪城公園のいち押し情報をお届けする。
■【見どころ1】大阪城公園といえば、大阪城天守閣を見なきゃはじまらない!
「大阪城天守閣」と「大阪城」を同義だと思っている人も多いのではないだろうか。まずはその違いについて解説する。大阪城天守閣というのが、大阪城といったら最初に連想するお城のことである。そのお城から石垣や堀、重要文化財の櫓(やぐら)を含めたものを大阪城という。
また、現在見ることのできる石垣や堀、大手門、多聞櫓・千貫櫓・乾櫓などの櫓はすべて徳川家が再建したもの。大阪城天守閣においては、1615年(慶長20年)の大坂の陣で落城した後、1620年(元和6年)に徳川家の手によって再建されたが、1665年(寛文5年)に落雷によって焼失した。その後、1931年(昭和6年)に大阪市民の寄付金によって再び再建されたため、現在の天守閣は3代目にあたる。内部は歴史博物館となっていて、秀吉や大阪城の歴史を実物資料や映像、模型などを通してわかりやすく学ぶことができる。
また、最上階に設置されている展望台から一望できる大阪の景色が絶景。その他には、復元した戦国武将の兜や陣羽織を試着できる「兜・陣羽織 試着体験コーナー」(税込500円)などがある。(※新型コロナウイルスの影響で現在休止中)
■【見どころ2・グルメ】新名所「MIRAIZA OSAKA-JO(ミライザ大阪城)」でのおすすめ
「MIRAIZA OSAKA-JO」は、かつては旧第四師団司令部庁舎として使用された歴史的建造物だ。現在は、レストランやバー、観光物産販売などが入っている複合施設である。
そのなかでおすすめなのが、1階にある「忍屋」だ。このお店には、外国人に人気の忍者や戦国武将グッズが多く販売されている。しかし、それだけでなく、忍者の武器である手裏剣を投げて遊べる体験コーナー「手裏剣道場」(税込300円)が併設されている。ぜひ忍者になりきって手裏剣を投げてみよう。
食事は3月〜10月の季節限定でオープンする「BLUE BIRDS ROOF TOP TERRACE(ブルーバーズ ルーフトップテラス)」がおすすめ。なんといっても開放的なテラスダイニングで、大阪城天守閣を見ながらバーベキューができるのはたまらない!
ディナーの時間になると、ランチの時間と比べ雰囲気ががらりと変わる。大阪城天守閣がライトアップされ、ロマンチックな空間となるためデートにもおすすめ。
プランは国産牛サーロインなどを含むお肉をしっかり楽しめる「サーロイン等国産牛一頭買いBBQ&世界のビールなど60種類以上飲み放題」(税込4980円)、贅沢な海鮮メニューを味わうことのできる「オマール海老やタラバ蟹等贅沢な海鮮BBQ&世界のビールなど60種類以上飲み放題」(税込5980円)が人気。その他にも数多くのプランがあるので、自分たちにあったプランを探してみよう!
営業時間はランチが11時〜15時(最終入店は13時)、ディナーが17時〜22時(最終入店は20時)。
■【イベント】夜にちょっと変わった「散歩」を楽しもう!
森ノ宮噴水エリアのボタニカルショーケースで行われる「ボタニカル夜さんぽ」。春はピンク、夏はグリーン、秋はオレンジ、冬はパープルをベースに季節に合わせたグラデーションのライトアップが木々を照らし、幻想的な空間を演出している。料金は無料なので、ライトアップされる18時〜22時の間ならだれでも楽しめる。
■【回り方】初めての人はゴールデンコースで満喫
初めて大阪城公園を訪れるなら、約3キロのゴールデンコースを巡ろう。まず、谷町四丁目駅からスタートし、城の正門とされる大手門、ミライザ大阪、大阪城天守閣、大阪城の出入口の一つである青屋門、複合施設であるジョー・テラス・オオサカ、大阪城公園駅を歩くコースだ。見どころを最短ルートで楽しむことができる。
また、1日かけてゆっくり楽しみたいという人は大阪城天守閣の開館時間である朝9時に来て、大阪城を2〜3時間で回って、ランチを食べるのがおすすめ。夜になったら、ボタニカル夜さんぽなどに行くことで大阪城公園を満喫できる。
■【お土産】他では手に入らない!大阪城の限定グッズをゲットしよう
天守閣館内の1Fと8Fに設置されているミュージアムショップで購入できる大阪城限定グッズ「五利益消しゴム」(税込350円)が人気。これは天守閣と伏虎が5色の箔押しで表現されており、それぞれの色に異なるご利益がある。緑には「成長・健康運」、赤には「学業・人気運」、黄には「出世・金運」、白には「表現力・才能運」、紫には「出会い・恋愛運」。大阪らしいカラフルでポップな色使いなので、お土産におすすめ!
■【混雑情報】ゆっくり楽しみたいなら、平日が狙い目!
特に土日・祝日の10時~15時の時間帯や、夏休み、GWなどの連休は混雑する可能性が高い。そのため、平日か上記の混雑する時間帯を避けるのがおすすめ。しかし、大阪城は修学旅行生が多く訪れるほか、外国人観光客からも人気のスポットのため、休日問わず平日でも混雑する場合がある。
■【アクセス】JR、地下鉄の最寄り駅から徒歩圏内!大阪城公園は電車でのアクセスが抜群
大阪城公園の最寄り駅は、JR大阪城公園駅または森ノ宮駅、地下鉄谷町四丁目駅の3つ。ほかにも各線天満橋駅や大阪メトロ長堀鶴見緑地線大阪ビジネスパーク駅など、周辺にはさまざまな駅が。大阪城天守閣へはどの駅からも徒歩20分ほどだが、大阪城公園内には、下車後5〜10分でアクセスできる。
車の場合は、阪神高速 13号東大阪線の法円坂出口、もしくは森之宮出口を降りて約5分ほど。駐車場は大阪城公園駅前駐車場(171台)と森ノ宮駐車場(100台)と2つあるほか、2020年6月から当面の間、城南バス第2駐車場(44台)が臨時駐車場として開放されているのでこちらも利用できる。料金はすべての駐車場で、8時〜22時の間は1時間350円、22時〜8時の間は1時間150円。
■【おすすめ】施設担当者に聞く!大阪城公園の見どころ・楽しみ方
「大阪城公園には天守閣をはじめとする13棟の重要文化財や史跡、伝承地が点在しており、歴史を学ぶことができます。また、野外音楽堂である「大阪城音楽堂」や1万6000人収容の「大阪城ホール」では連日コンサートやイベントが開催されているほか、自然が豊かなのでウォーキングやランニングなどスポーツをするにも最適な場です。ランチやディナーも楽しめるおしゃれなお店も多数あるのでぜひ遊びに来てください」(大阪城公園 広報・担当)
■【新型コロナウイルス感染予防対策】
・各施設の空調設備を適切に運用し、換気に努めています。
・各施設の入り口やお手洗いなどにアルコール消毒液を配置しています。
・スタッフもマスクを着用します。
・各施設の多くの人が触れるドアノブ、手すりなどは消毒液などによる清掃を強化しています。
※取材・文=邉見椋
<施設情報>
住所:大阪府大阪市中央区大阪城
アクセス:【電車】JR大阪城公園駅/JR・地下鉄森ノ宮駅/地下鉄谷町四丁目駅 下車すぐ
営業時間:公園内は常時開園(※園内各施設によって、営業時間は異なる)
定休日:なし(※ただし、園内各施設は各館休日設定あり)
駐車場:271台(有料)※ただし、令和2年6月~当面の間、城南バス第2駐車場の44台(有料)が臨時駐車場となり、計315台
料金:各施設によって異なる
大阪城天守閣 入館料 大人600円、中学生以下 無料(※中学生は、生徒手帳などで要証明)
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
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※2020年9月時点の情報です。