松江フォーゲルパークの見どころから楽しみ方、お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)
■松江フォーゲルパークってどんなところ?国内最大規模の展示温室
32ヘクタールの広大な緑豊かな丘陵地には、2つの鳥温室と、花の展示温室があり、メインの「センターハウス」は約8000平方メートルと、展示温室としては国内最大級の室内ガーデンだ。室内温度は常に20度前後に保たれ、季節・天候を問わず一年中いつでも一面満開の花が見られるのが特徴。花以外にも園内各所で約90種類、400羽の世界の珍しい鳥たちとも出合える。園内は屋根付きの回廊が設けられ、荒天時でも快適に周回することができる全天候対応型のテーマパーク「松江フォーゲルパーク」の魅力を徹底紹介!
■【イベント】タカやハヤブサなどの迫力満点のバードショー
パーク名の「フォーゲル」はドイツ語で「鳥」の意味。「ペンギンの散歩」では季節によって衣替えしたかわいいケープペンギンたちと一緒に散歩ができ、「フクロウ飛行ショー」ではフクロウが頭上スレスレを飛んでくる迫力を味わえ、芝生広場で毎日開催されている「バードショー」では、タカやハヤブサが間近で見られる。風を切る速さで飛翔する姿は圧巻だ(※悪天候の場合はトロピカルエイビアリー(熱帯鳥温室)で開催)。
その施設名のとおり、鳥尽くしのイベントが毎日開催され、園内各所で鳥たちに餌付けなどのふれあい体験もできる、まさに花と鳥の楽園だ。
パーク内にはサバンナなどに生息するソウゲンワシ、上流気流に乗って狩りをするワシノスリ、新しい環境に適応する能力が高いとされるハリスホーク(モモアカノスリ)、ユーラシア大陸やヨーロッパ、アフリカ大陸東部に分布するセーカーハヤブサ、アフリカやアラビア半島などに分布するラナーハヤブサといったタカやハヤブサが飼育されている。
狩りに優れたタカ、鳥類の中でもトップクラスに速く飛ぶハヤブサの迫力満点なショーは必ず見ておきたい。
■【見どころ1】大人気のペンギンの散歩、フクロウの飛行ショー、充実のふれあい体験
南アフリカの沿岸に分布するケープペンギンは、1回に2個の卵を産み、40日程で孵化する。トロピカルエイビアリー(熱帯鳥温室)で行われる「ペンギンの散歩」に登場するペンギンの多くはパーク生まれ。季節によって衣替えする人慣れしたペンギンたちと一緒に温室内を散歩できる。もちろん、開園時間中は散歩の時間以外でもペンギンプールでは、いつでもペンギンたちのかわいい姿を見ることが可能だ。
じっとしている印象のフクロウだが、大きな翼を広げ、豪快なショーが見られるのがセンターハウス・フクロウショー会場で行われる「フクロウの飛行ショー」だ。ショー以外でも、フクロウの展示室で見ることができるので、ふわふわの羽に覆われ、かわいい顔のフクロウをじっくり観察してみよう。
土・日・祝日限定でトロピカルエイビアリー(熱帯鳥温室)に登場する「わくわくふれあい広場」(14時15分~14時45分)では、ウサギやペンギンのひざ乗せ体験もできるので、こちらもチェックしておきたい(※動物の体調により予告なく中止、変更になる場合あり)。
ショー以外でも、パラダイスホール(ふれあい温室)のふれあい体験ではエサをやりながら腕に鳥を乗せて写真が撮れる。野外のフォーゲル牧場ではヒツジやエミューなどにいつでも会えるのもうれしい。
また、トロピカルエイビアリー(熱帯鳥温室)では、ハシビロコウやオオハシ、サイチョウ、エボシドリなど、熱帯に住む珍しい鳥たちと出合える。
■【見どころ2】国内最大級の広さの展示温室「センターハウス」で年中満開の花を楽しむ
受付を抜けたすぐのところに位置する「センターハウス」。温室の広さは約8000平方メートルあり、展示温室としては国内最大級の広さ。室内温度は常に20度前後に保たれ、ベゴニア・フクシア・コリウスなど約1万株を常時展示している。季節・天候を問わず一年中いつでも快適に一面満開の花を見られるのが特徴だ。
ハウス内には、恋人同士の固い絆を約束するといううわさの「幸せの椅子」、写真スポットの「幸せのハート」もあるので、カップルは要チェック!
■【グルメ】約200年前の出雲蕎麦を再現したそば亭「不味庵」
センターハウスとフクロウショー会場を抜けたパーク内中心にある「不味庵」。約200年前の江戸時代当時、松江藩7代藩主にして茶道・不昧流の祖、松平治郷(不昧公)が奥出雲を訪れた際、当地の有力者、櫻井家で振舞われたという蕎麦膳を再現した出雲そばを提供している。
■【ショッピング】フクロウグッズや山陰のお土産がそろう「ふくろう売店」
「不苦労」「福郎」から縁起が良いとされ、古代ギリシャでは「森の賢者」「森の哲学者」とも呼ばれ、英知の象徴とされてきたフクロウ。パーク限定のお菓子をはじめとしたフクロウグッズや山陰のお土産がそろう「ふくろう売店」は受付すぐのところにある。
■【おすすめ】施設担当者に聞く!松江フォーゲルパークの魅力・楽しみ方
「一面満開の豪華な花々に包まれ、世界各国のさまざまな鳥たちに出合え、身近で楽園気分を味わえます。話題の鳥、ハシビロコウを飼育している中国地方唯一の施設です。ゆっくり花の写真を撮るもよし、鳥とのふれあいを楽しむもよしですが、鳥たちのショーイベントは一見の価値ありです!ぜひ時間を合わせてご来園ください」(松江フォーゲルパークの山田篤さん)
■【おすすめの回り方・混雑状況】ショーイベントに合わせて回るのもおすすめ
園内はゆっくり歩いて約1時間ほど。見たいショーイベントの時間に合わた予定で園内を楽しもう。土・日の13時~15時頃が混雑しやすいので、訪れる際の参考に。
■【アクセス・料金】周辺スポットから車で好アクセス
電車で行く場合は、一畑電車の松江フォーゲルパーク駅(園内直結)を下車してすぐ。車で行く場合は、山陰自動車道松江東ICから約30分で到着する。出雲空港からは約25分、玉造温泉からは約30分、松江城からは約20分と、近隣の観光スポットから好アクセスなのも魅力。
駐車場は自家用車250台、バス17台でともに2時間まで無料、以降は1時間ごとに自家用車200円、バス820円で利用可能だ。
入園料は高校生以上1500円、小・中学生が750円、小学生未満は無料で利用できる。ほか、松江市に住民票がある場合は松江市民料金、障がい者料金、外国人料金などの設定もあり。
■【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
・園内ではマスク着用をお願いします。
・入り口で手指の消毒をお願いします。
・入園の際は連絡先の記入をお願いします。
・入り口にてAIサーモカメラによる体温計測を行っています。体調がすぐれない、体温が37.5度以上ある場合は入園できません。
・園内各所に消毒用アルコールを設置しています。
・ソーシャルディスタンスの確保に協力ください。
・レジカウンターに飛沫防止用パネルを設置しています。
・スタッフは接客ごとに手指の消毒を行います。
・テーブル、椅子、買い物かご、車椅子は使用後に消毒を行います。
・触れる人が多い部分の消毒を定期的に実施しています。
取材・文=CRAING
<施設情報>
住所:島根県松江市大垣町52
アクセス:【電車】一畑電車松江フォーゲルパーク駅から徒歩すぐ(園内直結) 【車】山陰自動車道松江東ICから約30分
営業時間:4月~9月9:00~17:30、10月~3月9:00~17:00。最終入園は各閉園時間の45分前まで※イベントにより閉園時間を延長する場合あり
定休日:なし
駐車場:250台 2時間まで無料、以降60分ごとに200円
料金:大人(高校生以上)1500円、小・中学生750円、未就学児無料。
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
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※2020年8月時点の情報です。