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“完全復活”の今井翼が語る2年間、立ち止まり気づいた幸せ「仕事できることが楽しくて仕方ない」

  • 2020年8月6日
  • Walkerplus

2020年4月より、松竹エンタテインメントに所属して再始動した今井翼。今井はNHK大河ドラマ『麒麟がくる』毛利新介役としても出演し、桶狭間の戦いのアクションシーンの躍動感が話題になるなど、俳優として存在感を放っているほか、8月からは出演ドラマ「おじさんはカワイイものがお好き」もスタートする。2年間の活動休止を経て、2020年2月にはシスティーナ歌舞伎『NOBUNAGA』で舞台復帰を果たした今井だが、復帰発表の際は多数の応援コメントが寄せられていた。そんな、“完全復活の今井翼”に、独占インタビューを実施。本人に再始動までの2年間と、これからのことについて存分に語ってもらった。※本記事は緊急事態宣言以前に取材をしたものです。

■「電車で移動」「18時台に夕食」… “普通”のおもしろさに気づいた2年間の休養生活

――再始動おめでとうございます。今井さんの再始動の発表に、「待ってたよ」「応援してる」などの好意的な声が多く見られました。その反響を見て、どのようなことを感じましたか?

【今井翼】とにかくありがたい気持ちでいっぱいでしたね。休養期間中、僕の行動を知るというか、“生存確認”の方法がなかったので、ファンの方には、たくさんのご心配をおかけしたと思います。それなのに、これだけの時間が空いても待っていてくださった方がいるというのは、当たり前のことではないので、まさかあれだけの反応がいただけるとは…。僕自身びっくりしました。

――ファンの方にとっては、休養中の2年間、どのような日々を送っていたのかというのは気になるところだと思います。

【今井翼】そうですよね。当時はファンの方と共通したツールがなかったので、僕の唯一の新情報は「目撃情報」くらいでしたでしょうしね(笑)。休養中は身体を良くすることが目的だったので、外をランニングしたり、泳いだり…身体を整えようと定期的に運動していました。おかげで規則正しい生活を送るようになって、食事への意識も変わって、今では18時半に夜ご飯を食べるようになりました。

――すごい健康的。今振り返って、今井さんにとってどんな2年間でしたか?

【今井翼】身体が資本だということを、今一度考える大きなきっかけになりました。あとは、高飛車なことを言うわけではないんですけど、“普通”っておもしろいなって感じました。

――「“普通”がおもしろい」というのは、どんな場面で感じたのでしょうか?

【今井翼】例えば、ご飯を食べに行くとき、人の目を気にしたりする部分もあったのですが、カウンターでご飯を食べたり、お店の常連さんと会話をする楽しさを体験したり。あと、移動は車が中心だったんですけれど、友だちと会うときに電車で行ってみたり。そういう意味では、2年間って今振り返ると必要な時間だったなと思うんです。

■立ち止まったことで気づいた当たり前の幸せ、「仕事できることが楽しくて仕方ない」

――“今でこそ”必要な時間だったと思いますが、休養を決めた当時は不安もあったのではないでしょうか?

【今井翼】もちろん、ありましたね。14歳のときからこの業界に入って、以前の事務所に20年以上支えていただきながら、「この仕事を生涯続けたい」という想いでずっと前進し続けてきました。だから、ブランクができる怖さは正直ありました。20年以上お仕事をしていて、これだけの期間立ち止まるということはなかったですし、僕自身も予想はしていなかったので。

――そのような心境から“必要な時間だった”と思えるようになったのは、なぜなのでしょう?

【今井翼】余裕を持てるようになったんです。昔から僕が思っている100%って、周りからは120%だと思われたり、「ストイックだね」「まじめだね」と言われることが多くありました。でも、一度立ち止まったことで、人に任せる勇気とか、自分一人で頑張りすぎなくていいということに気づけるようになったんです。頭ではわかっていながらも、オーバーヒートを起こすような時があったのが、コントロールできるようになって、常に100%ではなく、90%、80%と調節できるようになりました。ここぞのときに100%を出すための余力を生み出せるようになったんです。

――手を抜く、ということではなく、メリハリをつけることができるようになったんですね。

【今井翼】自分自身に余裕を持てるようになってからは、人に対する接し方にも余裕が生まれた気がします。環境に感謝、すべては“おかげさま”だという気持ちは、当時も今も変わっていないのですが、その気持ちがより一層強くなりました。今は、現場に行けることや、台本をもらうこと、芝居を付けてもらうこと、取材を受けること…これまでもやってきたことですが、すべてが楽しくて仕方ない。何気ないと思っていたことが、うれしくて仕方がありません。

■個人として、インスタグラムで生の声や生きる楽しさを発信


――休養期間中、2019年11月からインスタグラムを開始されましたね。なぜこのタイミングだったのでしょうか、始めたきっかけを教えてください。

【今井翼】ファンの皆さんに身近に感じてもらえるような場として、SNSを始めたいなという気持ちは漠然とありました。その中でも、短い文章と写真で1投稿ごとに完結するインスタグラムって、絵日記のようで魅力的だなと思ったんです。でも、正直SNSと縁のない人生だったので、始めるまですごく慎重になっていました。友達に会うたびに「SNSわかる?詳しい?」って聞いて、詳しい人がいたら、ご飯食べながらSNS講座を開いてもらっていました(笑)。

――実際始めてみて、どうでしたか?

【今井翼】すごくおもしろいなって感じています。例えば料理を作ったとして、おそらくファンの方は僕の趣味が料理だとは知ってくれていますけれど、一般の方はインスタグラムを見て初めて「あ、今井翼って料理するのが好きなんだ」って知るんですよね。


――料理、ダンス、旅、スポーツ、友人、地元の風景…インスタグラムって今井さん個人の“好き”が詰まっていますよね。どんなときにアップしているんですか?

【今井翼】単純に「いいな」と思うものが撮れたときとか、我ながらおいしそうなごはんができたら、ですね。僕は旅や料理が好きで、野球もサッカーも好きで、結構、多趣味なんですね。だから、インスタグラムではタレント今井翼というよりも、もっと身近に感じられるような僕自身の素を出していけたらなと思います。そうはいっても、アップロードボタンを押す前に、最低でも3回は見直してますけどね(笑)。今って、スクリーンショットもあって、消せない時代なので、絶対にミスがないようにやらないとって。


――インスタグラムといえば「#旅人ダンサー今井」などダンスに関するハッシュタグも印象的で、相変わらずダンスをはじめとする「表現」への強い想いをお持ちなんだなと感じました。

【今井翼】そうですね。芸能界に入ったのも、ダンスを認めてもらったからだと思っていますし、休んでいる間も「踊りたい」「歌いたい」「お芝居したい」という気持ちは常にありました。だから、去年ようやく体を動かせる時期を迎えたときに、「これは今一度基礎をちゃんとやるべきだ」って思ったんですよね。だから僕のダンスの起源であるジャズダンスを学びにニューヨークに行きました。


【今井翼】ニューヨークは、21歳のときに初めて一人で行った外国でもあるので、原点回帰の意味も込めて。ニューヨークでは、オープンスクールという、会員であればプロのダンサーから、趣味でやってる方、子供たち、誰でも参加できる教室に行ったのですが、「こうじゃないといけない」じゃなくて、「好きだったら好きでいいじゃん」っていうことの魅力を感じましたね。そして、やっぱり僕は踊ることが好きなんだって気持ちを再確認できました。

■「また皆の前に必ず立つ」2年感の想いが結実、“普通”を楽しむ新しい今井翼に注目

――表現といっても、ダンスやお芝居、歌などいろいろあると思います。今井さんが、これからやりたいことはずばりなんですか?

【今井翼】できる限りたくさんのことを経験したいです。今までがあるから今の僕がいる、そう考えると踊っていたいし、歌ってたいし、芝居もしたい。特化しているのは踊りだということは自覚しているし、大事にしたいのですが、あえていうなら芝居こそ鍛えていきたいという想いはあります。

――それはなぜですか?

【今井翼】お芝居って舞台も映像も根底は一緒なんですけど、表現の仕方とか声の出し方が全然違うんです。僕個人にとっては、映像のお芝居は今井翼からかけ離れた人間になれる時間、その一方で舞台のお芝居は特有のライブ感が表現できる時間という意味でも違いがあります。だから、映像のお芝居もコンスタントにやって自信をつけていきたいなと思っています。あと、今までは舞台の中心に立たせていただく経験が多かったのですが、盛り立てる演技にも挑戦したいです。そうすることで、再び中心に立たせていただく機会ができた際には、その経験が活かされると思っています。

――いよいよ本格的に再始動していくわけですが、これからどんなふうに活動していきたいですか?

【今井翼】これから先、進んでみないとわからないことのほうが多いとは思うんですけど、プライベートでも仕事でも、ようやく気づけた「普通を楽しむ」ということをモットーにしていきたいですね。あとは仕事を一生懸命やることに変わりはないんですけど、「余裕を持つ」ということを大切に、焦らずやっていきたいと思っています。人間って苦しいところから解放されると、どうしても忘れちゃうじゃないですか。だから、オーバーヒートしそうになったときは、休養期間中に携帯にメモした自分なりの教訓「ひとつひとつ」や、気を張りそうになったときにカレンダーに書いている「70%」という文字を見て、時々立ち止まりながら。

――最後に改めて、待っていたファンの人へメッセージをお願いします。

【今井翼】2年間、僕自身「また皆さんの前に必ず立つんだ」っていう想いで過ごしてきましたが、待ってくださった方がいて、こうして再始動の時を迎えられたのは、本当に当たり前のことじゃないと思っています。僕個人としては、これまでよりも一層、ボーダレスに可能性を持って活動していきたいと思っているので、ファンの皆さんが「そうそう、これだよ」って求めてたものはもちろん、「そういう一面もあったんだ」って思わせる発見も届けていきたいです。一番は、僕も皆さんも一緒に笑っていけたらいいですね。

文/於ありさ

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