美肌や腸活、免疫力アップなどによいといわれる、いわゆる「ヘルシー食材」の中には、実はカロリーが高く、食べ方によっては太りやすい食材もあります。
今回はベジ活アドバイザーの筆者が、要注意の食材と太らずにヘルシー食材を取り入れる方法などをご紹介します。
精製されていない茶色いお砂糖の方が、白砂糖よりもヘルシーと思っている人も多いですよね。茶色い砂糖はどれも同じだと思っていませんか?
三温糖は、白い砂糖と同じ精製糖で製造方法も同じ。先にできたグラニュー糖などの残った糖液を再び煮詰めて作っています。
なぜ茶色かというと煮詰めてカラメル化させているからです。カロリーも白砂糖とあまり変わりません。ヘルシー食材だと思っていつもよりたくさん使うとかえって太ってしまうので気をつけて。
ミネラル分をとりたいのなら、きび糖や、黒糖、甜菜糖などを選ぶようにしましょう。
くるみはダイエット中におすすめの間食として紹介されることも多く、太りにくいと思っている人も多いかもしれません。
たしかに、くるみに含まれる体に良い脂質や食物繊維、タンパク質は満腹感を得やすく、ダイエットの手助けになることがわかっています。
しかし、たった30gほどで約200キロカロリーもあるので、食べる量に注意が必要です。
食べる時は適量を計って小皿に取り分けて食べるのがベストです。袋の中に手を入れて食べるとあっという間にカロリーオーバーになるので気をつけましょう。
低GI食品でもある高カカオチョコレートは、ヘルシーフードのイメージも強いですよね。
でも、普通のチョコレートと比べて、高カカオチョコレートに分類されるチョコレートは、脂質、カロリーともに高いのをお忘れなく。
1日に食べる量を管理しないとカロリー過多ということにもなりかねません。
商品によっては1日の目安量を記載しています。食べる前にきちんと確認しましょう。
ちょい足しで栄養が補えることから人気の高いごま。抗酸化作用も高いことが知られていますよね。
しかしながら、大さじ1杯あたりのカロリーは約52キロカロリーと、いくらでも食べてよいかというとそうではありません。
何にでもごまをかけるのではなく、食べすぎに気をつけて食事に取り入れましょう。
人間は自分の見たい情報、聞きたい情報だけを選びとる傾向があるといわれています。
有名人が言っていたから、テレビで紹介されていたから、などを選ぶ基準にするのではなく、幅広い情報に接し、時には第三者的な視線でものを見て判断するといいでしょう。
くるみや高カカオチョコレートは、適量を守るのであれば、ダイエットの手助けになる食材です。目分量ではなく、しっかりと適量を計って食べるようにするとよいでしょう。
砂糖やくるみ、ごまなどは料理に使う頻度も多い食材ですよね。
砂糖を多く使う料理ばかりにならないようにする、おやつにくるみを食べたら料理には使わないようにする、など1日に食べるもの全体で加減する工夫をしましょう。
食べないのではなく、そればっかりにならないようなメニューを考えるといいですね。
いかがでしたか? ヘルシーといわれる食材でも量によってはかえって太ってしまう食材もあります。
適量を知り、美容や健康に活かしたいですね。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※白い砂糖の真実、そして三温糖との関係 – 独立行政法人農畜産業振興機構
※砂糖 – カロリーslism
※くるみの良質な脂肪補給で体重管理成功! ダイエット中にもおすすめのヘルシースナック – カリフォルニアくるみ協会
※くるみ – カロリーslism
※ごま – カロリーslism
※ごま – わかさ生活
※高カカオをうたったチョコレート – 厚生労働省
※5分で分かる効果 (高カカオ)健康リスクを防ぐための低GI – 明治