お手入れが面倒な日の大切な味方「オールインワンジェル」。筆者のスキンケア教室では、「普段のケアにオールインワンジェルを使っている」という受講生さんがたくさんいらっしゃいます。
ですが、気になるのは、「どんなスキンケアをしていますか?」という筆者の質問に対して、皆さんなぜか消え入るような声で「オールインワンジェル」と答えること。「オールインワンジェルを使うのは、スキンケアをサボっていること」と感じる人が多いのかもしれません。
しかし、最近のオールインワンジェルは高機能で、どんどん進化しています。
肌育美容家の筆者が、スペシャルケアとしても使える「オールインワンジェルの使用法」をご紹介します。
化粧水、乳液、美容液、クリームなど、スキンケアがひとつにまとまった「オールインワンジェル」のテクスチャーはひとつではありません。ベタつかずさっぱりとしたものや、伸びがよくモチモチとした感触のものなど、ユーザーの使い心地に合わせてさまざまなものが選べます。
さらに最近では、それぞれの肌悩みに合わせてエイジングケア、美白、高保湿、敏感肌用などのスペシャルケアの要素もとり入れられています。
筆者も、オールインワンジェルの機能性を存分に楽しみながら使っているひとりです。お手頃な値段でたっぷりと使用できるオールインワンジェルは、さまざまな使用方法があります。
筆者が毎日のケアにとり入れている特別な使い方をお伝えします。
保湿力にすぐれたオールインワンジェルを、推奨されている使用量の2倍ほどの量をとり、顔にたっぷりと塗ります。
ラップを2枚使って、1枚目をおでこから鼻にかけてふんわりとのせます。もう1枚は、少し長めに切って、耳の下から顎先にかけてのせます。この時、息ができるように鼻先にはふんわりとかけ、三角形の空間を開けておいてください。
3分ほど置いてから、ラップをとって洗い流すか、厚めに塗ったジェルを馴染ませてそのまま寝てしまってもOKです。紫外線を多く浴びた日や、エアコンなどで乾燥が気になる時におすすめの使い方です。
EMSや超音波など、ホームケア用の美顔器を持っているのに、「なかなか使わない」という方も多いのではないでしょうか。その理由のひとつに、「専用のジェルを買わなくてはならない」という手間があります。
ですが、オールインワンジェルを使えば、洗い流し不要のワンステップで美顔器を使うことができます。美顔器を肌に当てる際は、こんもりと肌が隠れるくらいの厚さになるように、オールインワンジェルを塗ってください。
すべりがよくなりお手入れが簡単になるので、美顔器の出番が増えるはずです。
オールインワンジェルは「顔に塗って終わり」ではありません。顔のリンパを流すのもいいですし、筆者のおすすめは首からデコルテへのマッサージです。
顎下から鎖骨まで、やさしく手の平を当てて降ろすようにマッサージすることで、首とデコルテの保湿、顔のむくみ解消の手助けになります。普段、お手入れを忘れがちな首とデコルテにも、たっぷりとオールインワンジェルを使って保湿をしてください。
筆者は、季節や肌の調子に合わせてオールインワンジェルを使い分けています。おすすめの4つを選びましたので、ぜひ参考にしてください。
豆乳イソフラボンシリーズは、筆者の受講生さんたちの間でもとても人気の高いシリーズです。化粧水、美容液、乳液、クリーム、パック、化粧下地の6役をこなしてくれます。
クリームのような濃厚さなのに、つけ心地はとても軽やか。顔全体につけた後、ハンドプッシュすると馴染みが早く、朝の忙しい時間でもすぐにメイクに移ることができます。
筆者はセルフマッサージをするときにも使っています。
(100g 税込価格1,100円/つめかえ用 100g 税込価格880円)
夏季限定のクールタイプ。冷感がとても強いので、お風呂上がりに汗だくでお手入れしにくい時でも、さっぱりと仕上げてくれます。
汗で流れやすいかと思いきや、顔全体と首回りまで伸ばすことでピタリと密着し、きちんと保湿が完了します。
次の日の朝は、ぷるっとした肌になっていて、エアコンなどで乾燥しがちな夏の肌にぴったりです。
(58g 税込価格4,180円 数量限定)
化粧水、乳液、美容液がひとつになったタイプ。エイジングケアとして「バラ」「椿」「柚子」などの天然美肌成分が配合されています。
オールインワンジェルとしてはやや硬めのテクスチャーで、しっとり感が強いので、夜のお手入れにおすすめです。朝使う場合は、塗った後に1度ティッシュオフをすると、後のメイクに影響することがありません。
筆者は、外出から帰宅してメイクオフした後にすぐ塗り、お風呂上がりのお手入れまでのプレケアとして使っています。
(100g 税込価格1,490円/200g 税込価格2,490円)
オールインワンとして謳われてはいないものの、とても汎用性が高い保湿ジェルです。これひとつでも充分うるおいますが、化粧水の代わりやクリームの代わりとして、いつものケアに挟むことができます。
筆者はEMS美顔器を使う時に、この保湿ジェルを使用しています。また、原液美容液などをジェルに混ぜて使うこともできるので、とても便利です。
大容量なので惜しみなく身体にも使える点も、おすすめ理由のひとつです。
(180g 税込価格990円)
時短ケアとお悩み解消に導くケアが叶うオールインワンジェルは、意外と活躍の場が多いもの。上手にとり入れれば、「ケアをサボっている」という気持ちにならないはずです。季節や目的に合わせて、たっぷりとオールインワンジェルを使ってください。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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【参考】
※とろんと濃ジェル – なめらか本舗
※プレミアモイストクール – カナデル
※エイジングケアオールインワンジェル – 無印良品
※ハトムギ保湿ジェル – ナチュリエ