少しずつ気温が上がり、日差しが強くなってきましたね。そろそろ意識したいのが「シミ対策」。
ずぼらだけど薬膳のプロである筆者が、シミができやすくなるNG習慣を5つご紹介します。新しい習慣を始めることも大切ですが、やめることもとても大切です。
薬膳の世界では、「血(けつ)の巡りが悪い」「気(き)の巡りが悪い」ことがシミができやすくなる主な原因と考えます。
血は肌に栄養を与える役割をし、気はその血を運ぶためのガソリンのような存在です。これら2つの量が十分にあり巡りが良いとシミやそばかすができにくいのですが、巡りが悪いとUV対策をしていてもシミができてしまう場合があります。
そのため、気と血の巡りが悪くなる習慣をやめることから始めてみてください。
朝ご飯は食べていますか? 実は、朝の7時~9時は消化の時間と考えるので、この時間帯が一番栄養を吸収できるといわれています。
気と血を巡らせるためには補うことが大切ですので、朝食は食べるようにしましょう。肌や体調がゆらぎやすい人こそ、朝ご飯を抜かないようにしてください。
身体を動かすことは、気と血の巡り改善に重要なことです。逆にあまり動かないでいると、巡りが滞りやすくなります。長時間座っていると手足が冷たくなるのはこのためです。
歩いたりすることは生活のなかでもできると思います。歩くことで集中力も高まりますので、今より少しでも歩く習慣をこの春はスタートさせましょう。
手軽に食べられるのでパンやパスタを食べる方は多いと思います。
しかし、「小麦」には気と血をつくる効果が期待できないため、毎日食べることはあまりおすすめできません。消化吸収の時間である朝は、気を増やすご飯を食べましょう。
また、小麦は身体を冷やす性質がありますので、毎日食べると冷えにもつながります。「パンやパスタはたまにのご褒美」という位置づけで楽しむと良いでしょう。
水は身体に良いものではありますが、その温度に気をつけてください。冷たいまま飲むと、身体が冷えて気と血の巡りが滞りやすくなります。
「常温だったら良いのでは?」と思うかもしれませんが、中医学では37度以下のものは冷たいものとみなします。なので、白湯を飲むようにしてください。
「忙しくて寝る時間がとれない」というのはわかりますが、睡眠不足は気と血の巡りが悪くなる一番の要因といっても過言ではありません。特に、23時~1時は気と血を作り出しやすい時間なため、この時間に熟睡できていることが理想です。
余った時間で寝ようという意識ではなく、「22時半までには寝る体制を整えておこう」といったように意識を変えましょう。
UVケアももちろん必要ですが、食習慣や生活習慣に意識が向いていないとシミができやすくなる場合もあります。ご紹介した習慣が思い当たる場合は、「今より少しでも改善してみよう」「今できることは何だろう?」と意識を向けるところから始めてみてくださいね。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)
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