身近なフルーツの代表でもあるバナナ。食物繊維やオリゴ糖が含まれていて、腸内環境に良いことも知られていますね。
バナナは青いうちに収穫され、追熟させてから食べるフルーツですが、いつ頃が食べ頃かご存じですか? 同じ食べるなら、バナナの魅力を最大限に引き出した状態で食べたいですよね!
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して17年の美養フードクリエイターである筆者が、免疫力アップにも役立つバナナの食べ方をご紹介します。
バナナは、身近な食べ物のなかでもポリフェノールが多く、抗酸化力の強いフルーツです。
活性酸素は、常に体内で発生しています。過剰に発生しなければ身体に害のある存在ではありませんが、強い紫外線やストレス、大気汚染などによって体内に過剰に発生した活性酸素は細胞を傷つけてしまいます。
紫外線が強くなるこれからの季節は要注意! ポリフェノールが豊富なバナナで、細胞を活性酸素から守りましょう。
バナナには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれています。また、善玉菌のエサとなるオリゴ糖も含まれていますから、腸内環境美化に役立つフルーツです。
腸内環境と免疫の関係は深く、腸内環境が良い状態にあることで免疫力もアップします。
そのため、バナナの美腸効果だけでも免疫をサポートすることができますが、それだけでなく、追熟したバナナを食べることで、血液中の免疫を高める働きのある物質が増えることが分かっています。
季節の変わり目は、体調を崩すことが多くなりますから、免疫を高めて体調を整えるためにもバナナですね!
シュガースポットと呼ばれる茶色い斑点がたくさん出てきたころに食べることで、ポリフェノールの含有量も増して、免疫サポートの力が一番発揮されるのだそうです。
茶色くなったバナナは、ねっとりと甘くとても美味しいですから、茶色くなるまで待ってから食べましょう。
そのまま食べても美味しい完熟バナナですが、バナナは数本で買うことが多いため、一度に完熟になってしまうと食べきれませんよね。そんなときは冷凍がおすすめです。
食べやすい大きさにカットして冷凍します。そのままバナナアイスのように食べても、ヨーグルトやスムージーに入れてもOK!
完熟したままにしておくと、バナナが劣化して、せっかく増えたポリフェノールも減ってしまいます。バナナの劣化を防ぎ無駄なく食べるためにも、冷凍バナナを上手に食生活に取り入れましょう。
寒暖差や花粉で体調を崩しがちな春。バナナを食べて、元気に過ごしたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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【参考】
※茶色バナナとは? - バナナ大学
※【バナナの意外な秘密】一番甘い部分はどこ?黒い斑点があったほうがいい? - TBS