「更年期」という言葉が気になりはじめると、同時に自分の身体の変化にも敏感になりますよね。場合によっては、不安を覚えることもあるでしょう。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、「更年期の不調を和らげる生活習慣」をご紹介します。
女性は40代半ば頃になると、月経が不規則になり始める方が多くいます。これは、徐々に卵巣の機能が低下し、ホルモンのバランスが崩れるためです。
この身体の変化に適応できないことで、心身の不調である更年期の症状が起こるのです。
更年期の症状は、ホルモンのアンバランスによるものだけではなく心理的な要因も複雑に関わってくるといわれています。
仕事や家事、プライベートなどの場面でできるだけ無理をせずに過ごすことも、症状を和らげるために大事です。
心と身体に無理をさせない生活は更年期の時期を健やかに過ごすために守りたいことですが、それとともに「楽しく、ウキウキとした気分」を心がけることも大切です。
上手な気分転換や、自分の好きなことを行う時間をしっかり設けましょう。
「ときめき=恋愛」と思われがちですが、そればかりではありません。「かわいい」「素敵」といった気分を上げてくれる対象をひとつでも多くもつことも、ときめく気分を引き立たせてくれます。
「ペットをかわいがる」「好きな音楽や絵画と親しむ」「インテリアやハンドメイドに凝ってみる」など、心が浮き立つことならどんどん楽しんでください。もちろん、アイドルや俳優にときめくことも良いでしょう。
シックな色合いの服も素敵ですが無難にまとめようとせず、自分が好きと思える明るくきれいな色の服を選んでみると、それだけで華やいだ気分になれるものです。
いつもモノトーンが多かった方ほど、冒険してみてください。自分の新しい魅力に気づくことも、この時期の心身をサポートします。
自分の気持ちに正直に行動することも大切です。まずは、気の進まない集まりには行かないと決めてはいかがでしょうか。
無理をして大事な時間やお金をかけることは、自分を大事にしていない行動です。さらっと断る習慣をつけて、その時間で自分がほんとうに楽しめることをしましょう。
これが身につくと、ストレスを感じる機会が確実に減ります。
新しいことをはじめることもおすすめしたいアクションの一つです。ポイントは、「続かなくてもいい」と割り切ること。
とにかくチャレンジして新しい世界に身を置いてみると、暮らしの風通しもよくなりますし、自分の新たな可能性に気づくこともできます。
日々の生活のなかで家事はどうしてもついて回るものですが、なかでも特に億劫に感じる苦手な家事については、とことん簡素化して時間をかけずにすませましょう。毎日しなくていいものなら、きっぱりと週1回〜2回と決めます。
料理も時にはお惣菜を利用したり、掃除もプロに頼むなどの「外注」もとり入れましょう。暮らしの負荷は極力軽くすると良いでしょう。
更年期は、心身ともに次のライフステージに移行する時ともいわれています。その変化を「進化」と前向きに捉えられると、この時期の「ゆらぎ」とも、うまくお付き合いしていけそうですね。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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