髪の毛のケアはしていても、「頭皮のケアまではなかなかできていない」という方もいらっしゃるかと思います。でも実は、頭皮のケアはとても重要です。頭皮も日焼けしますし、乾燥もします。それが、生えてくる髪の毛にも影響します。
美容師の筆者が、美髪のために見直したい、日焼けと乾燥を招く頭皮のNG習慣をご紹介します。
頭皮も、もちろん日焼けします。頭皮は髪の毛に守られていますが、日光が直接当たってしまう部分もあります。それは、主に分け目とつむじです。
炎症や、皮がむけることによるフケ、乾燥などが起こった時は、特に注意してください。
紫外線によりダメージを受けた頭皮は老化を促進させ、同時に皮脂を分泌して頭皮を守ろうとするため、皮脂が詰まったり、角層が厚くなったりして、抜け毛の原因にもなります。
基本ですが、日傘や帽子で、頭頂部の紫外線対策をしましょう。
最近では、髪の毛用のUV商品も出ています。長時間の外出、レジャーなどには、お肌と同様に紫外線防止対策をしましょう。
いつも同じ箇所の頭皮がダメージをうけないよう、分け目を変えてダメージの蓄積を防ぎましょう。
日焼け後の洗髪は大事です。
シャンプーはアミノ酸系の低刺激なものを使いましょう。シャワーの温度も少しぬるめで洗う事をおすすめします。
自然乾燥はもっと頭皮や髪の毛を傷めてしまうため、ドライヤーの熱に注意しつつ30cmは離して、きちんと乾かしましょう。
自分からは見えない部分も多いですし、見逃しがちですが、肌と同じように、頭皮ももちろん乾燥します。
原因はさまざまですが、40度以上の熱すぎるお湯で洗ったり、過度な洗髪を行ったりすると、必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥する要因になります。これは、お顔の洗顔と同じです。
その他、髪の毛をきちんと乾かさないこと、食生活の乱れ、冷暖房のきいた部屋に長時間いることなどが、乾燥の要因として挙げられます。
低刺激のシャンプーで、よくシャンプーを泡立てて、指の腹でやさしくマッサージするように洗いましょう。
もちろん、お湯で流す時も、38度以下のぬるめのお湯でしっかり流しましょう。
ドライヤーの長時間の利用は避けましょう。初めにしっかりタオルドライして、一番乾きづらい根元から乾かしましょう。
根元に比べると、毛先はすいていたり、ダメージも多少あるため、乾きが早いものです。ちゃんと乾かしたと思っていても、トラブルになりやすい根元が乾いていないことが多く、長時間ドライヤーをかける原因になりやすいといえます。手短に乾かして頭皮の乾燥を防ぐためにも、正しい方法で乾かしましょう。
ドライヤーも、10cm以上は離してかけることをおすすめします。
頭皮マッサージも血行促進、皮脂の分泌を高めるためにおすすめです。自分に合った方法で、習慣にしましょう。
その他、バランスのよい食事も大切です。ビタミンやカロテンなど積極的に摂取しましょう。
頭皮は、お顔、身体の不調に比べて見逃しがちですが、頭のてっぺんからつま先まで、人間の体は一枚の皮膚で覆われています。疲れていると、頭皮が荒れたりすることもあるのです。
頭皮の不調は、新しく生えてくる髪の毛に影響するので、きれいな髪の毛を維持するためにも、頭皮のケアをはじめてみましょう。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)
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