秋になっても、夏にできてしまった「シミ」が気になるという人も多いですよね。美白化粧品を使ったりして、シミ対策は一年中行っていきたいものです。
ですが、その前に一度おさらいしておきたいことがあります。美白をサポートする成分には主に3つの役割があり、成分やアイテムによって特徴が違います。
美容家の筆者が、そんな美白をサポートする成分の役割についてお伝えします。アイテム選びの参考になれば嬉しいです。
メラニンの生成を促す酵素の働きや、メラニンが作られる過程で起こる酸化の働きを防ごうとする成分が、「アルブチン」や「プラセンタ」などです。
これらの成分は今あるシミを薄くするという効果は期待できませんが、これからシミを悪化させないためには必要な成分です。
・ビタミンC誘導体
・トラネキサム酸
・アルブチン
・プラセンタ
・コウジ酸
・カモミラET
オバジの新作にして、最高峰の濃度を誇るビタミンC美容液です。使ったそばから、毛穴の引き締まり感や確かなハリ弾力を感じられます。ビタミンC濃度が高いため、ピリピリ感は出やすいと感じます。
(12mL 税抜価格10,000円)
安定型ビタミンC複合体が、明るくハリのある肌に導いてくれます。シミ予防はもちろん、乾燥小じわやハリ不足にも。透明感と明るさが実感できる美容液です。
(30ml 税抜価格12,000円/59ml 19,200円)
プチプラで気軽に試せる、薬用のしみ集中美容液。活性型ビタミンC配合で、他にも血行促進成分であるビタミンE誘導体や、保湿成分アルピニアホワイトが配合されています。ニキビあとや虫刺されあと、シミへの集中ケアに。ベタつかずさらっとしたテクスチャーです。
(20ml ノープリントプライス)
肌の生まれ変わりであるターンオーバーを促進し、メラニンの排出を促す成分が、「レチノール」などの成分です。
肌代謝が下がると、メラニンが停滞してシミが作られやすくなります。そうならないように、メラニンの排出を促していきましょう。角質ケアや自宅で軽いピーリングを行うこともおすすめです。
・プラセンタ
・レチノール
・乳酸
クリニック開発の乳酸配合の角質ケア美容液。自宅で手軽に本格的なケアができる製品。ターンオーバーを整えることで、健康で肌荒れを寄せ付けない美肌に導いてくれます。1回の使用でくすみが抜け、化粧水の浸透を感じることができるでしょう。
(30ml 税抜価格8,000円)
乳酸と同じく角層内に含まれる天然保湿因子のひとつ、PCA-Naを配合した製品です。サンザシエキスやナツメ果実エキスがターンオーバーをサポートしてくれます。
(30ml 税抜価格4,800円)
これからできるシミに対してではなく、今あるシミに対して働きかける成分が「ハイドロキノン」です。茶色く色のついたメラニンを無色にする効果が期待できます。
ハイドロキノンのメラニン生成を抑える作用は、「アルブチン」の10〜100倍も高いことで知られています。もともとは医療機関で使用されていた美白成分で、“肌の漂白剤”といわれるほど強力な美白作用を持つ成分です。少し前から化粧品への利用ができるようになりましたが、白斑など安全性への懸念から配合している化粧品はまだ少数です。
医療機関で処方された場合は、医師の指示に従い使用しましょう。化粧品の場合は、心配な人はパッチテストをしてからの使用をおすすめします。
新安定型ハイドロキノン・純生レチノール・TGP2の3本柱でシミを撃退。メラニンを「還元」「排出」「遮断」とシミができる過程をブロックしていく、クリニック開発の美容液です。
(30ml 税抜価格12,000円)
「メラニンを作らせないようにする」「メラニンの早い排出を促す」「今あるシミを白くする」この3ステップを理解し、美白をサポートする化粧品選びの参考にしてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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【参考】
※C25セラムNEO – オバジ
※メラノCC – ロート製薬
※バイオルミン C セラム – ダーマロジカ
※角質ケア美容液 モイストピール – ウォブスタイル
※タカミスキンピール – タカミ
※濃厚ホワイト美容液 GFレチノクリア – ウォブスタイル
※宇山侊男・岡部美代治・久光一誠 著『化粧品成分ガイド 第7版』(2020年)フレグランスジャーナル社
※小西さやか 著『知れば知るほどキレイになれる!美容成分キャラ図鑑 』(2019年)西東社