女性の年齢を判断するパーツとして、顔の次に見られるのが「手」だと思います。最近はアルコール消毒で乾燥しがちな手肌ですが、さらに追い討ちをかけてくるのが春の紫外線。
顔は気をつけていても、手肌のUVケアは忘れがちですよね。放っておくと、10年後に後悔することになってしまうかもしれません。
スキンケアアドバイザーの筆者が、おすすめのUVケアハンドクリームを3つご紹介します。
「顔はしっかりUVケアをしているけど、手肌は放置」という方は多いですよね。手は頻繁に洗ったり消毒したりするので、朝UVケアをしたとしても頻繁な塗り直しは面倒かもしれません。
しかし、肌の老化の原因は約80%を紫外線が占めているといわれており、紫外線量は冬でも夏の半分程度、4月からは一気に上がっていきます。
特に、アルコール消毒による乾燥に加えて紫外線を浴びて細胞がダメージを受けると、肌のハリの元でもある「コラーゲン繊維」などが分解されてしまいます。その結果、さらに乾燥しやすくなり、シワやたるみの原因につながります。
10年後、顔は若く見えても手を見たらシワだらけといった状態を回避するために、UVケアと保湿の両方ができるハンドクリームをご紹介します。
ジェルクリームという名ではありますが、ジェル感の少ないテクスチャーでクリームのようです。しかし、手に伸ばすとサラッとするので、使用感はとてもジェルっぽいです。
ご紹介する3つのアイテムのなかでは一番香りも少なく、塗った感じも軽めなのでベタつきが苦手な方におすすめです。筆者は、さっぱりとした使用感とSPF/PAの高さから、春〜夏の間に使うUVハンドクリームとしてはご紹介する3つのなかで一番使用率が高めです。
テクスチャー:柔らかめ 香り:少なめ 保湿感:さっぱり
(50g SPF32 PA+++ 税抜価格1,200円)
ご紹介する3つのアイテムのなかでは一番テクスチャーが固めで、保湿感を感じるクリームです。少しベタつき感は残りますが香りがとても強く、グリーンフローラルの石鹸のような香りがフワッと広がり癒されます。
筆者は、SPF/PAも高めでしっとり感が強めなので、春先の乾燥が気になる時期によく使用します。
テクスチャー:柔らかめ 香り:やや強め 保湿感:しっとり
(60g SPF33 PA+++ 税抜価格900円)
上記の2つとは異なりテクスチャーが乳液のように柔らかく、ほどよいしっとり感が残ります。香りは光感作成分フリーの柑橘系の匂いがほんのりと香ります。
手肌以外にも顔の化粧下地としても使用でき、SPF/PAは少し低めです。石鹸で洗い流せるので、筆者は季節を問わず一年中使用しています。
テクスチャー:とても柔らかめ 香り:ほんのり 保湿感:ややしっとり
(60g SPF30 PA++ 税抜価格3,800円)
40代以降の女性は、アルコールによる乾燥もあり、一気に老け手が気になりだす年齢だと思います。「今まで手肌のUVケアなんで気にしたことなかったし、今更何してももう遅いよね」と簡単にあきらめないでください! 今からでも、しっかりと手肌のUVケアと保湿を行うことで10年後はきっと今の自分をほめたくなる結果になるでしょう。
季節やシチュエーションに合わせてハンドクリームも使い分けてみると、楽しさを感じることもできます。紫外線が強くなる春がやってくる前に、こまめなハンドクリームをぜひ習慣にしてみてくださいね。
(トータルビューティーマニキュアリスト/ネイルサロン・スクールSherry Dolce代表/日本ネイリスト協会本部認定講師/スキンケアアドバイザー/コスメコンシェルジュ 沖 りか)
【関連記事】
・保湿しても荒れる手に!ハンドクリームを塗る前にすべきこと
・化粧水で潤いの通り道を作る!保水力を高める化粧水の使い方
・消毒で荒れた手も潤う!お手頃なのに高機能なハンドクリーム
・お風呂前に塗るだけ!エステ帰り級のふっくら肌になる保湿法
【参考】
※薬用ホワイト ハンドジェルクリーム UV – スペシャルボーテ
※UV ハンドクリーム – DHC
※SpaLuceハンド美容液&化粧下地(SPA30/PA++) – SpaLuce