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国道なのに全長200m以下も 「短すぎる国道」には共通点が存在した キーワードは「港」

  • 2020年2月20日
  • 乗りものニュース

国道のなかには全長が数キロ、なかには1kmにも満たない路線も存在します。そうした短い路線の多くには、共通する特徴がありました。一般的に国道は全国の都市どうしを結びますが、そうではない目的のものもあるのです。

「1km未満の国道」も全国に なぜこんなに短い?

「日本一長い国道」は東京と青森市を結ぶ国道4号で、距離は約743kmです。対して「日本一短い国道」である国道174号は、わずか187mしかありません。

 国道174号だけが極端に短いというわけではなく、2番目に短い国道は、189号の372mです。以下、130号の482m、198号の618m、177号の705m、133号の約1.4kmと続き、短い国道トップ10を4km以下の路線が占めます。

 実はこれらには、ある共通点があります。というのも、いずれも「港国道」と呼ばれているものなのです。

 一般的な国道は、たとえば4号であれば東京から青森までというように、都市と都市を結びますが、「港国道」は簡単にいうと、「重要な港あるいは空港」から「主要な国道」までを結んでいます。たとえば国道174号は、「神戸港」から、その近くを通る「国道2号」までです。このような「港国道」は全国に15路線ありますが、最長でも10.4kmです。

 これら港への国道は、長い歴史を持つものも少なくありません。日本一短い国道174号のルーツをたどれば、1885(明治18)年、日本で初めて制定された8本の国道のうちの3号「東京ヨリ神戸港ニ達スル路線」に行きつきます。国道の体系が変遷するなかで、区間や番号は変わっていきましたが、国家戦略上の重要拠点である港や空港への路線は、昔から重視されてきました。

 ちなみに、国道174号は昭和30年代までもっと長かったものの、国道2号が神戸中心部を迂回する海側のバイパスへ切り替えられたことで、174号との交点も海側に移り、現在の長さへ短縮されました。一方、「港国道」で最も長い10.4kmの481号は、関西空港と国道26号を結ぶ路線ですが、関西空港連絡橋が2009(平成21)年に空港会社から国へ移管されたことで、これを加えて倍近い長さとなり、現在に至っています。

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