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電車モーター、進化してます! 東京メトロと東大が中学生に「地下鉄とエコ」の授業

  • 2019年8月3日
  • 乗りものニュース

東京メトロと東京大学生産技術研究所が「鉄道ワークショップ2019」を開催。事前募集で選ばれた中学生と高校生25人ずつが参加し、電車のモーターの仕組みなどについて学びました。

鉄道模型を使って授業

 東京メトロと東京大学生産技術研究所は2019年8月2日(金)、東京メトロ中野車両基地(東京都中野区)と東京大学駒場キャンパス(同・目黒区)で「鉄道ワークショップ2019」を開催しました。

「鉄道ワークショップ」は今年で7回目。東京メトロと東京大学生産技術研究所が、次世代を担う人材の育成を目的に、毎年テーマを変えながら開催しているものです。今年のテーマは「電車モーターのしくみから学ぶ地下鉄とエコ」。参加したのは事前募集により選ばれた中学生と高校生25人ずつで、中学生のクラスが報道公開されました。

 午前は中野車両基地を見学。中学生らは、過去に使っていた電車の直流モーターや検査中の車輪などについて解説を受け、普段は見られない台車(車輪の部分)の内部構造を興味深く写真に収めていました。

 午後は駒場キャンパス内にある東大生産技術研究所で、鉄道模型を使いながら、電車のモーターについて学びました。模型車両を加減速できるコントローラーを操作し、スピードを変えながら模型が線路1周に要した時間などを計測。そこから模型の走行速度や車輪の回転数を計算し、スピードと電気の関連を調べました。

モーターも進化し、電車はますますエコに

 グループワーク終了後、東京大学の教授である中野公彦さんによる講義が行われました。中野さんは、おもに電車のモーターの仕組みについて説明。直流モーターから交流モーターへの変遷の歴史や、直流の電気を交流に変換してモーターを効率良く制御するVVVFインバータなどを紹介しました。中野さんは「高校生に教える内容で、少々難しかったと思います」としながらも、中学生たちは、この日の為に作られた東京メトロの電車の図解入り資料を参考にしながら、講義を熱心に聞いていました。

 今回のテーマであるエコについては、交流モーターの普及により、電車が電気エネルギーを効率良く使えるようになっている点を説明。電車がクルマと比較して、単位輸送量あたりの二酸化炭素の排出量が少ないことを挙げ、省エネに貢献する乗りものであると解説しました。

「鉄道ワークショップ」に関して、東京メトロ広報部サスティナビリティ推進室課長補佐の森 久人さんは、「公募にあたり『気候変動対策として、東京メトロはどういう対策が必要か』というテーマで作文課題を出しました。STEAM教育(原理・原則を学び、技術や工学を応用して、創造的なアプローチで社会問題の解決を目指す教育手法)を念頭に置き、大学と共同でワークショップを開くことで、将来子どもたちが飛躍する糧になれば」と話しています。

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