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向ヶ丘遊園跡地に温浴・商業施設 アウトドア機能も 開発計画始動へ 小田急

  • 2018年11月30日
  • 乗りものニュース

小田急電鉄が、向ヶ丘遊園の跡地利用に関する計画概要を発表。温浴施設や商業施設、自然体験エリアを整備する方針です。

2023年度の完成目指す

 小田急電鉄は2018年11月30日(金)、川崎市多摩区に広がる向ヶ丘遊園(2002年閉園)の跡地開発で、温浴施設や商業施設、自然体験エリアを軸とする計画概要を発表しました。

 開発コンセプトは「人と自然が回復しあう丘」です。小田急電鉄によると、跡地の「自然」を生田緑地の一部にふさわしい姿へと成長(回復)させていくと同時に、「人」も心と身体をリフレッシュ(回復)していく場所とし、「憩い」や「賑わい」の拠点として、地域や沿線の価値向上を実現していくといいます。

 具体的には、約16万2700平方メートルの敷地を、温浴施設エリア、商業施設エリア、自然体験エリアの3つに分割。温浴施設エリアは、伝統的な温泉旅館を連想させる日本家屋をイメージし、露天風呂から貸切個室風呂、着衣サウナなども設けます。

 買い物や飲食店が入る商業施設エリアは、分棟型の建築様式を基本とし、現在の住宅地に不足する「ちょっとした非日常間」のある施設展開を図るといいます。自然体験エリアはアウトドア系施設やグリーンショップなど、これまで生田緑地になかった機能を導入。グランピングやキャンプといった宿泊機能を計画するほか、イベントなどの開催も目指します。

環境影響評価手続きに着手へ

 向ヶ丘遊園は1927(昭和2)年、小田原線の開通と同時に開園。1958(昭和33)年にはばら苑がオープンします。1966(昭和41)年には向ヶ丘遊園駅と向ヶ丘遊園正門駅を結ぶ向ヶ丘遊園モノレール線が開業しましたが、このモノレールは2000(平成12)年に運行を休止(翌2001年に廃止)。向ヶ丘遊園自体も2002(平成14)3月に閉園を迎えました。

 同園は多摩丘陵の自然を生かした「花と緑の遊園地」としての特徴を持ち、そのなかのばら苑は閉園後も川崎市と同市民によって手入れが引き継がれています。また、跡地の一角には、2011(平成23年)9月に「藤子・F・不二雄ミュージアム」が開館しています。

 跡地利用を巡っては、2004(平成16)年に小田急電鉄と川崎市が、緑の保全などを盛り込んだ「向ヶ丘遊園跡地に関する基本合意書」を締結。2007(平成19)年には小田急電鉄が宅地開発の計画を発表し、2010(平成22)年には規模を縮小した住宅や庭園整備の基本計画を策定しました。しかし2014年、同社は「昨今の事業環境を勘案した結果」として、基本計画の見直しを表明しています。

 今後は、2023年度の完成を目指し、計画の具体化を進めるとともに、近日中に川崎市の条例に基づく環境影響評価手続きに着手する予定です。

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