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麺が赤い!? 全国駅そば厳選「とりあえずこの一杯」 ド定番から“映え”の新名物まで

  • 2022年4月10日
  • 乗りものニュース

全国の駅そば・駅うどんで、「せっかく来たんだから、これ頼まなきゃ!」なメニューを紹介します。麺が見えないほど鶏肉が巨大なそばや、そばとラーメンのボーダーレスのような人気メニューもあります。

敵も味方も食べる? 「赤い駅うどん」

 全国の駅そば・駅うどんで、「せっかく来たんだから、これ頼まなきゃ!」なメニューを紹介します。定番、名物、変わり種など様々です。

●ダシを泳げと 麺もまた赤く染まる?「がんばれカープ赤うどん」
・JR山陽本線ほか 広島駅「驛麺家」

 この数年で急速に進んだ駅の改装工事でガラリと変わった広島駅ですが、駅そば「驛麺家」の味は変わりません。新しい在来線コンコースに移転したことで大幅にスペースが拡大し、昔よりゆったり食べられるようにもなりました。

 この店の名物メニュー「がんばれカープ赤うどん」はその名の通り、「広島カープ」のチームカラーをイメージした真っ赤な麺が特徴です。実はこの麺は、その鮮烈な赤色にもかかわらず食紅を全く使っていないそうで、天然素材の紅麹を練りんだものなのだとか。

 丼の上にはさらに、まるでスコアボードのようにそそり立つ天ぷらと、ホームベースを見立てたかのような半切りのゆで卵、球場の天然芝を思わせる緑の小口ネギ。よく見るとかまぼこにも「C」マークが燦然と輝いています。丼の中に広がっているのは、「赤く燃え上がる 夢見た世界」(田中広輔選手の応援歌)とは過言かもしれませんが、練り込まれた麹のおかげか、モチモチとした食感の麺にすっきりしたダシがよく絡みます

 広島カープの本拠地「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島」は広島駅から徒歩数分の距離にあるため、試合前には「赤うどん」を景気づけに掻き込むカープファンや、「カープを丸呑みに」とばかりに勢いよく掻き込む他球団のファンでごった返すのだとか。

狙った?「映えまくりそば」新メニュー

●肉の面積の広さ、信濃国の如し!「山賊そば」 
・JR中央本線ほか 塩尻駅「そば処桔梗」

 JR中央本線と篠ノ井線が分かれる塩尻駅は、改札の内外にそば屋があり、それ以外の喫茶店などでもそばの取扱店があるという、ちょっとした激戦区です。その中で改札内のそば店「桔梗」は、中信地方(長野県中部)の郷土料理として知られる「山賊焼き」(味付けした鳥ももの一枚肉に片栗粉をつけてサッと揚げたもの)を活かした新商品を、2020年8月から販売しています。

「山賊そば」の上に乗っているのは、山賊焼きとネギのみですが、カリッと揚がった山賊焼きが丼を覆い尽くして麺が見えません。鶏肉のボリュームで知られるJR常磐線 我孫子駅「弥生軒」の唐揚げそばと比較すると、肉厚はスリムであるものの、肉の面積で言えば我孫子駅を上回っていると思われます。なお山賊焼きをハーフにすると価格が100円安くなりますが、そのハーフですら山賊焼きが丼の半分以上を占めています。

 その山賊焼きは大きいだけでなく、しっかりと筋を切り肉厚な部分を薄く広げるなど、お箸で持ち上げて観察すると丁寧な仕事がうかがえます。だしに浸された山賊焼きからは、じんわりと鶏肉の旨みが広がり、シンプルなその一杯は食べ進めても飽きません。

東京私鉄のド定番 実は“他県の名物”?

●山形名物の「鳥中華」を、都内の乗り換え駅で?
・京王線ほか 明大前駅「高幡そば明大前店」

 京王線・井の頭線が十字にクロスする明大前駅では、乗り換えの地下通路にある「高幡そば」で、山形県の名物として知られる「鳥中華」が名物メニューとして販売されています。

 このお店は立ち食いそば店としてはかなりメニューも豊富で、もちろん普通の「かけそば」や「田舎そば」なども人気ですが、そのなかで「鳥中華」は券売機のボタンが特別に赤囲みされるなど、まさに看板メニューのポジションにあると言っていいでしょう。

 麺はツルツルシコシコとした中華そばの縮れ麺、その上から少し甘くて濃いめのそばだしをかけ、煮込んだ鶏肉、天かす、みつば、刻み海苔、なるとを載せて完成。天かすと鶏肉の旨味がダシに染み、香りの良いみつばが多様な具材のまとめ役となり、驚くほど良い仕事をしています。

“本拠地”である山形県はラーメン文化が盛んな土地としても知られますが、鳥中華はその中で、そば店の賄いメニューとしてじわじわ広まったものなのだとか。1日6万人強が利用する乗り換え駅で、電車の走行音と揺れを感じながら味わう山形名物は、格別なものがあります。

関西私鉄のド定番はトッピングで!

●“さんそば”といえばこれ!「ぼっかけうどん・そば」
・山陽電鉄本線 板宿駅・垂水駅・明石駅「山陽そば」

 山陽電気鉄道系列の「山陽そば」は、地元の方には“さんそば”の通称で親しまれています。この店のトッピングといえば、やはり昔も今も「ぼっかけ」が定番でしょう。

 牛すね肉とこんにゃくを煮た「ぼっかけ」は、神戸から播磨地方にかけてうどんのトッピング、ご飯のお供、お好み焼きの具材など、幅広く親しまれています。肉のカットが若干大ぶりな“さんそば”の「ぼっかけ」からは、肉の旨みが存分に周囲に溶け込み、そばだしの美味さをワンランク、ツーランクと底上げする効果をもたらしています。

 そして旨みが溶け込んだそばだしは、おにぎりや稲荷寿司との相性も抜群。いつ頃から販売されていたかは定かではありませんが、290円で販売されていた30〜40年前から変わらず愛され続けている、“さんそば”不動の大御所メニューです。

夏だけ、伊豆だけ?スペシャルな逸品

●実は“はこそば”だけじゃない?「豆腐一丁そば」(季節限定)
・小田急線「箱根そば」各店 ほか

 小田急の「箱根そば」系列店で毎年夏のわずかな時期に提供される「豆腐一丁そば」は、その名の通り冷やしそばの上に絹ごし豆腐がドンと一丁乗せられた、ボリュームたっぷりな逸品です。しかし実は京急電鉄系列の「えきめんや」や秋田駅「関根屋」などにも同様のメニューがあり、意外と各所で提供されています。

 近年では豆腐はロカボ(糖質制限)食材としても注目を集め、糖質を摂らずに満腹感を味わえるメニューとしても、豆腐一丁そばが注目を集めつつあります。

 その冷たくてツルツルした食感は、暑い夏でもサッパリいただけます。ただし多くの店舗では、発売は夏のみ。それぞれの店でかつお節や天かすの有無などちょっとした違いがあるので、今年の夏は各地の「豆腐一丁そば巡り」はいかがでしょうか。

●伊豆半島の山の幸を、駅そばでいただく!「しいたけそば」「イズシカそば」
・伊豆箱根鉄道 修善寺駅「イズーラ修善寺 そば処」

 面積の9割を山岳地帯が占める静岡県の伊豆半島では、しいたけが特産品として知られ、伊豆の売店・土産物屋では乾燥しいたけ、生しいたけ、しいたけしょうゆ、しいたけUFOキャッチャーなど、さまざまな形で買い求めることができます。

 その中で、修善寺駅の改札を出て目の前にある売店とそば・軽食コーナーを併設した「イズーラ修善寺」の名物は「しいたけそば」。煮込まれた肉厚のしいたけがたっぷりと載せられ、噛むたびに山の幸の滋味が、じわじわと口いっぱいに溢れる一杯です。

 また、同店のもう一つの名物が「イズシカそば」。畑を荒らすため駆除されたシカ肉を有効活用し、ジビエ(獣肉)として提供しているものです。実はこのシカ、秋口にはしいたけを食べることもよくあるそうで、「食害」として生産者の方の悩みの種でもあります。意外なところで繋がりがある伊豆半島のシイタケとシカを両方味わうなら、「しいたけそば」の次におかわりで「イズシカそば」を、さらに手土産として改札横で販売されている修善寺駅の名作駅弁「鯵寿司」もご一緒にどうぞ。

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