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「次は、神隠 かみかくし」 横浜の不思議なバス停のナゾ

  • 2022年2月16日
  • 乗りものニュース

「神隠(かみかくし)」というバス停が横浜にあります。本当にあの“神隠し”なのでしょうか。現地に行ってみました。

「神隠」バス停の近くには何が?

「次は、かみかくし、かみかくしでございます」。こんなアナウンスが流れるバス路線が横浜市内にあります。東急バスの「神隠」というバス停です。

 バス停は港北区新吉田町、県道13号横浜生田線にあり、綱島駅発着の綱71系統、綱47系統などが通ります。地図上では第三京浜の都筑IC至近ですが、バス停周辺は谷戸の地形になっており、丘陵上のICとのあいだには、かなりの高低差があります。

 ちょっと恐ろしい響きの「神隠」、地元の港北図書館に聞いたところ、大字ではないとはいいますが、現地の古い地名のようです。旧版の地形図には、字名として「神隠」が書かれていました。

 由来は諸説あり、「お姫様がさらわれたとか、大きな館の住人の死を『神がお隠れになった』と表現したとか、武田信玄の家臣山本勘助が守り本尊を隠した場所ともいわれています」(『わがまち港北』199回、平井誠二著)。地元の郷土史家だという吉田孝三郎著『新羽・吉田の地名』(1987年)によると、このあたりの山林一帯が、怪現象としての神隠しが起こりそうな場所として考えられていたようです。

 バス停は古い地名が残っているケースが少なくありませんが、「神隠」はその好例といえそうです。ほかにも、現地で「神隠」の名残がないか探してみました。

 バス停北側の急坂を上ったところに、「神隠公園」という小さな児童公園があったほか、その先に架かる第三京浜の跨道橋に「神隠橋」なる銘板を発見しました。ただどちらも人通りは少なく、県道のバス停以上にミステリアスな感じがしなくもありません。

※誤字を修正しました(2月16日17時15分)。

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